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中国人と日本人の現代思想の違いの大きな違いを考えるなら、何が違うのですか?  

それと、それぞれ背景にある、歴史・文化などの点から、中国人と日本人の思想の起源を教えてください?


これについて考えていますが、ネット上ではいろいろな意見がありすぎて、正直どれが一番適切なのかが分かりません。よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

中国は易姓革命の国です。


つまり、革命が起きると前政権は根こそぎひっくり返り、
全く新しい国家が誕生する。
その為、人口が1/3に減ったことが二度もあります。
残りの2/3は、殺され、死に、逃亡しました。
山奥に逃亡したのが四川人になり、海外に逃亡したのが
華僑になりました。

こういう国の国民性がどうなるか。
1,まず、国民だ、という意識が薄いです。
  国家など、ころころ変わるのが当たり前です。
そんな国家の国民である、といくら言い聞かせても
中々納得しません。
2,徹底した個人主義になります。
  国家などには頼れない。
  頼みとなるのが我が身一つ。
  和辻哲郎は、中国人の個人主義は国土の広大さ
  にも起因すると指摘しています。

  欧米も個人主義ですが、欧米にはキリスト教という
  倫理の軸がある個人主義です。
  しかし、中国にはそんな神様はいません。
  中国の神様は道教に基づく神様で、
  それは、一族繁栄、富貴、長寿を叶える神様です。
  つまり、倫理が欠如している宗教です。

  その結果、
  我欲に対して動物的に忠実になります。
  儒教も、この道教によって歪められます。
  儒教の理念は、簡単にいうと国家を家族のようにしようという
  思想です。
  皇帝が父親という訳です。
そうすれば、豊かで平和になるだろう。
これが道教によって歪められ、儒教は一族、我が身の
繁栄を旨とする教えに変貌しました。
だから、中国では汚職、賄賂が絶えないのです。
汚職はもはや、中国の文化にすらなっています。

3,性悪説に立つようになります。
  他人は信用しません。
  道で転んだおばあさんを助けようとした日本人記者が
  お婆さんに犯罪者扱いされました。
  夫婦、家族でさえ基本的には敵になります。
  だからこそ、儒教では性善説が主張されたのです。

  中国人の大衆は、靖国参拝は中国に対する嫌がらせだと
  信じています。自分たちがそういう考え方をするから
  日本人もそうなんだろうと考えるのです。
  中国政府は、そんな大衆の心情を利用して、外交カードに
  靖国を使っているわけです。
  
  
中国は、以上のような過酷な歴史を繰り返してきた国です。
日本は、大東亜戦争で大きな衝撃を受けましたが、
中国はあれ以上の衝撃を600回も受けてきました。
これに対して、日本は比較的平和でした。
それは天皇がトップにいて、その下で権力闘争を
展開しただけだ、という歴史だからです。

平和だから、道徳が発達します。
お互いに信頼関係が育ちますので、団結力があります。
性善説が強くなります。
孫文が言っています。
「日本人は粘土みたいだ。すぐに固まる。
 中国人は乾いた砂のようだ。しっかり握っていないと
 バラバラになってしまう」
だから、稲作農業と相まって集団主義が育ちました。

中国独自の土着宗教は道教ですが、日本のは神道です。
儒教が道教によって歪められたのを説明しましたが、
日本では、儒教も仏教も神道によって歪められました。
能力主義を唄った儒教ですが、日本に入るや否や
世襲主義に変貌し、科挙制度は導入されませんでした。
仏教などは先祖供養の宗教になってしまいます。

神道の理念は、自然を尊び、先祖を想う、というものです。
我々人間は自然の一部だ、ということで自然との共生を目指します。
だから、日本では纏足や宦官は反自然的だということで
受け入れられませんでした。
だから、日本では美容整形にはいまだ抵抗が多いのです。
先祖に恥ずかしくない行動を取ろうとして、己を律します。

神道の価値観は美です。潔さです。
自然≒清浄です。
これが700年続いた武士支配と化学反応を起こし、
大義の為に死ぬことは美しい、とする武士道が誕生しました。

中国人に言わせると、日本人は死ぬことを恐れていない
ように見えるそうです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:43

「それは、一人ひとり違うよ」と言った場合、




日本人なら、それを「個性」に求めるでしょうか。

中国人では?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:43

自分の考えですが:


今の日本の思想は元々 中国で発生しました。 しかし、中国ではそれが育たなく、日本で育っていったと考えています。

理由:
●中国では戦乱による混乱、さらに政権を握った権力者が変わるたびに以前の思想は否定されてきた。(少しづつ継承はしている様で) 権力の座を追われた中国の知識人が韓国や韓国を経由して日本へ大勢移動(亡命)している。 チベットの仏教も 清(シン)の時代の乾隆帝が保護していましたが今は虐待している。 思想は有ってもそれが育たない土壌が中国には有りそうです。
平等を一番とする 共産主義(社会主義)を掲げているが貧富の差が 資本主義の日本よりも大きい。(自分で調べた訳では無いが新聞やニュースから。これらの情報はほぼ信頼できる。)

●日本では土壌的に他の文化、人、宗教、思想 など何でも受け入れる(良いとこどりの)歴史がある。島国で自然災害が多い国だから自然とその様になると思います。(島国=比較的他国からの侵略を歴史的に受けにくい。その分だけ人々が文化的なことに時間を割くことができる。)
中国で発祥した思想やインド近郊での仏教が少しづつ形を変えて庶民の中に浸透していった。つまり、育っていった。
以上が中国と日本の歴史的環境からくる土壌の違いと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:42

ネット上では玉石混淆でいろんな意見があるので、


やはり名著に戻って考えるのが一番です。
中村元の「東洋人の思惟方法」(インド・シナ・日本)を読みましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:42

1949年に建国されて、やっと60年ぐらいの歴史しかない中国と、数千年の歴史をもつ日本国とで較になりません。



中国という新しい国には、漢民族、朝鮮民族、チベット族などの大分類からはじまって、上海人、北京人、福建人、四川人など多くの”人種”から構成されるので、それぞれの人種や民族などによって価値観、思想が異なります。

中国はこのような多様性(=まとまりの無さ、利害の対立)がある国ですから、この国は一党独裁で政府が国民の自由を管理しなと成り立たない国です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:42

中国は、基本的に多民族国家であり、国家として存続するためには、


強力なポリシーと強権による内への抑圧と、外に敵をつくる事による
内政の悪政の糊塗と国民の団結の喚起が必須なのです。

日本は文化的に、集約的なジャポニカ米稲作農耕文化の協調性に
加え、地理的には島国として物理的に隔てられている事による自然
な団結心が加わり、世界でも稀な集団主義(特定のポリシーではなく
周りに合わせて安心する)となって、思想は自分の生き方や国家の
方針を律するものではなく、知的な飾りに過ぎなくなっているのです。
(大陸系文化では変動する国境により、常に押し合う自己主張が必要)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:42

中国の歴史を見ると,間断のない王権争い・異民族との攻防でした。


明(後期)・清(前期)の間もそうでしたが,その間日本は外交,交易の窓口を長崎一箇所に限り,キリスト教国との接触を制限するなどで,安定した国内文化を独特な形で形成してきました。
「他人のことなど構っていられない。自分が生き延びることが最大の目標」
とする人生と,
「家名と先祖伝来の資産・名誉の子孫への伝承を目標」
とする人生。
そこに,中国人と日本人の世界観・人生観・価値観・道徳観の大きな開きが出来ました。
平和な時代が続いた日本人は,平和ボケしていたのかも知れません。
どちらが上とは言い切れませんが,長い歴史の上に築かれてきた大衆的文化の違いです。
お互い学びあってきたものも多いと思いますが,文字や稲作・仏教文化・儒学等々日本が学んだものも少なくありません。
学び会うことを主眼に,平和な交流が永続して欲しいものと希っています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2013/07/26 14:42

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