プロが教えるわが家の防犯対策術!

耐震補強についての質問です。築15年のナショナル住宅(現パナホーム)を購入予定です。南海大地震に備え(関西在住で、他の断層も有ります)耐震補強を行った方が良いでしょうか?それとも築15年なら、ある程度の耐震は維持されていて、補強の必要は無いでしょうか?また、軽量鉄骨の耐震補強はどれくらいの金額がかかるのでしょうか?(5LDKの2階建てです。質問が多くてすみません。軽量鉄骨リフォームに詳しい方、アドレス宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

築15年なら、3.11の地震で地盤の影響が無く基礎から上部に半壊以上の被害を受けた住宅は、構造に依らずにほとんどありません。


揺れによる建物損傷はあまり考えなくて良いということです。(あくまで3.11のような地震ならば、阪神淡路のような直下型はわかりませんがその当時もハウスメーカーなどの住宅の損傷はなかったようです)
被害の大半は、基礎から下の地盤が沈下したり、盛り土切り土の境がずれたり、浅い断層がずれたりで、建物の耐震強度とは全く関係が無い原因が大半でしたから、メーカーの鉄骨系の住宅を補強する必要性はないでしょう。現行の耐震基準はクリアしているので、それ以上の補強を要求したらかなりの金額になることは予想できます。
逆に地盤に影響があればRCだろうが耐震強度3だろうが当然に建物はかなりの損傷を受けます。

現に建っている中古で、この地盤の安定性を計測するのは容易ではありませんから、周辺の開発の経緯や元々の形質など調べられて判断するしかありません。

避けたほうが良い宅地だけ記します。
○山を造成したような宅地で、宅地内に切り土と盛り土の部分が層としてなしているような宅地。団地の端で、道路を挟み傾斜地で下がっているようなところや角地で道路から宅地が高いところなど。
○見た目は平坦ですが、20m以上の盛り土をして造成されている宅地、これも元は山です。
○平坦地で周辺が河川や田で、橋の袂などが段差があり、前面道路に凹凸があり、マンホールなど道路から出ているようなところ。

揺れで建物が倒壊し命の危険があるような事象は起きないと思いますので、万一ライフランが途絶えた場合でも1週間ぐらいは自力で生活できる蓄えや準備、転倒しない家具の設置や家の中の避難経路の確保など、そちらに気を使われたほうが良いでしょう。周辺にマンションがあるような立地ですと、学校体育館などの避難所はそのマンション住人で、すしずめ状態となります。安全が確認されるまでマンションは立ち入り禁止となるからです。自宅で過ごせる準備が必要です。

あくまで激甚災害認定した場合ですが、火災保険付帯の地震保険での補償には限りがあります(ほぼ一部損で保険額の5%の支払いです)ので、家財保険の地震保険付帯に加入してください。500万ぐらい加入すれば、半壊認定されますから250万は出ます、年掛けで1万5千円前後ぐらいでしょう。建物の保険と家財で300万以上の補償が出ますから、何か損傷があっても賄えますし、建物ではなく車の損傷もかなり多かったので、その修理代などに宛てられます。

ご不安に思われているより日本の住宅の数値ではない実質の耐震性能は強固なのが3.11で確認されました。パナさんの住宅ならそこは信用できるでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

本当に詳しく教えて頂き感謝致します。土地の事を詳しく調べたいと思います。質問させて頂いて本当に良かったです。有難うございました。

お礼日時:2013/05/18 23:55

東日本大震災を受けた仙台市内における軽量鉄骨造り住宅の例をいくつか述べます。



軽量鉄骨造り住宅はパナホームの他にもトヨタホームや積水ハウス等も有名所です。
軽量鉄骨造りは当然主要な箇所は鉄骨ですので、震度6強の地震では壊れもしないし歪みもしませんでした。
そもそもが2X4住宅等のように地震による建物の歪みを抑え付けるような造りではないので、要所の鉄骨は地震の揺れで一時的に歪みに歪みまくりました。
その結果はというと、当然ながら鉄骨部分は地震後には何事もなかったように歪みなど一切無く元通りにはなりましたが、屋内の壁や天井などの石膏ボードは地震の揺れによる建物の歪みに耐えられず、ほとんどの箇所でビス留め周囲から割れてズタズタになりました。
外壁のサイディングも同様に歪みの大きくなる窓や扉周囲部分が大きく損壊しました。

東日本大震災では住宅の損壊程度の差は地盤の固さがはっきりと出ました。
いくら杭打ち補強したとはいえ、軟弱地盤は所詮軟弱地盤でした。
しっかりと地盤強化してあれば確かに住宅そのものは沈下など一切ありませんでしたが、揺れそのものは岩盤地域と比較するとかなり大きく、当然建物の損壊程度も大きいものになりました。
ところによっては基礎コンクリートに大きなダメージを与えてしまった住宅もあります。

岩盤地帯に建つ本格的な在来工法や2X4住宅は地震による損壊はほとんどなかったと思います。
しかしながら上記で述べたように軽量鉄骨造り住宅は屋内外の壁の損壊はかなり目立ちました。
とはいえ石膏ボードが壊れたのは何も軽量鉄骨造り住宅ばかりではないので、悲観するような弱点とかいうようなものではありません。
今時震度7くらいで倒壊してしまうような建物など日本にはないとは思いますが、石膏ボードの崩壊は大きな地震の時にはどのような建物でも起こると考える方がいいかと思います。

我が家は固い岩盤地域に2X4住宅を建てましたが、震災ではクロスのヒビひとつありませんでした。
敢えて知り合いの家の場合のみを出しますが、近くに住む義父母宅はトヨタホーム、またその近くに住む友人宅はセキスイハウス、我が家の三軒隣の知人宅はパナホームでした。
同じ地層であるはずなのに、上記の軽量鉄骨造りの住宅はどれもが屋内外の壁が崩壊して大規模半壊でした。
その他は近所ではミサワやセキスイハイム等のパネル工法住宅も我が家同様無傷でしたが、キムタクやクレヨンしんちゃんがコマーシャルしてるハウスメーカーの住宅はそこそこ損壊して後日補修していました。

近年の耐震基準に満たないような古い建物や、耐震そのものを無視して改築したような建物はみごとに全壊しました。
耐震基準には合致していたものの、地盤の軟弱さが原因で住宅の強度の限界を超えてしまったような建物もほぼ全壊でした。
沿岸部の津波の被害は確かに甚大であり大規模ではありましたが、かたや仙台市内では津波は受けなかったが地震による被害がかなり深刻であった住宅地域も多くあります。
私の実家も軟弱地盤に建つため、震災を受けて半壊になりました。
家具類は宮城県沖地震の再来に備えて様々な器具類で固定していたのですが、ツッパリや固定金具のせいでかえって天井や壁や柱を壊してしまい、結果家具類はほとんどが倒壊しました。

という具合に、東日本大震災を受けた仙台市内における住宅の被害状況はこのような感じです。
土地や住宅の選定や補強リフォーム等に参考にして下さい。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

詳細に教えて頂き有難うございます。以前の自宅が2×4でしたが、地盤が悪かったのか 大きなトラックが通ると家が揺れていました。とにもかくにも地盤が大切なのですね。改めて思い知りました。有難うございました。

お礼日時:2013/05/18 23:48

1985年以降のホームメーカーの建物は 耐震基準が上った基準で建てられています98年の建物なら


補強はしなくとも よいのでは 気になるのならパナに聞けば
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答有難うございます。パナホーム、リフォーム部に聞いたところ、大掛かりなリフォームになる上に、等級的にそんなに上がると確定出来ない…。耐震を気にするなら購入はお勧め出来ないとアドレス頂きました。親切に教えて下さったパナホームさんに感謝です。

お礼日時:2013/05/18 23:42

必要ないでしょう



やれば建て替えと大して変わらない
(無知な素人が下手な要求すれば、無駄な金が掛かるだけ)

中古で、耐震補強工事をしたいのなら、新築にすべき
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答有難うございます。検討した結果、更地に新築することにしました。

お礼日時:2013/05/18 23:44

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!