
「体液性免疫」と「抗原抗体反応」は生物学のテキストでは、並列されて記述されていますが、
その内容に関しては、
両者とも、
「体内に侵入した抗原をマクロファージが取り込んで分解し、その情報をT細胞に伝え、それをさらにB細胞に伝えられ、B細胞が形質細胞に変化し、抗体を生産する。その抗体で抗原に対処する」
とされています。
それでは、「体液性免疫」と「抗原抗体反応」の違いとは何なのでしょうか?
「免疫」に焦点を当てた場合と「反応」に焦点を当てた場合の解釈の違いと理解することもできますが、
もしそうだとすれば、そのときの「免疫」と「反応」の違いとは何なのでしょうか?
お教え下さればと存じます。
宜しくお願い致します。
No.3
- 回答日時:
体液性免疫とは
「体内に侵入した抗原をマクロファージが取り込んで分解し、その情報をT細胞に伝え、それをさらにB細胞に伝えられ、B細胞が形質細胞に変化し、抗体を生産する。その抗体で抗原に対処する」
という認識で良いかと思います(補体もありますが)。
体液性免疫とはB細胞が抗体を作り、抗体が機能するまでの免疫機構を差し、
抗原抗体反応とはその中で起こる「抗体が抗原に結合する」という反応の一つに過ぎません。
No.1
- 回答日時:
>それでは、「体液性免疫」と「抗原抗体反応」の違いとは何なのでしょうか?
抽象的にみた表現と具体的にみた表現の違いかな。
個体に起きている事象を捉えた表現(マクロ)と局所で起きている事象を捉えた表現(ミクロ・マイクロ)の違いかも。
>もしそうだとすれば、そのときの「免疫」と「反応」の違いとは何なのでしょうか?
「疫を免れるためのシステムが体液に拠る」ということと「抗原を排除するために活躍するのが抗体」という違いかな。
個々の概念はなんとなく分かるし説明できるけど、違いになるとちょっと説明しにくい。
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