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http://malaysiajp.com/language/malay-indonesia.h …

ここのページにあるように、マレー語はイギリス植民地時代に
文字がアルファベットに置き換えられたため、

http://homepage3.nifty.com/inj/ucapan.htm

このページにあるように、英語と全く同じ発音のアルファベットが用いられます。


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
一方で、このページにあるように、
インドネシア語はオランダによってインドネシアが統一される際に
広く流通していたマレー語とオランダ語を交ぜることで作られたそうです。

しかし、アルファベットの発音を見てみると、
http://homepage3.nifty.com/inj/ucapan.htm

このページのように英語とは異なるものであることが分かります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A9% …


一部のアルファベットはオランダ語と共通していますが、
C、G、Yなど、一部のアルファベットはどちらとも異なる発音になっています。

なぜインドネシア語は、マレー語ともオランダ語とも異なる発音のアルファベットを含んでいるのでしょうか?

A 回答 (2件)

アルファベットの読み方とおっしゃっているのは、アルファベットの文字の読み方ということでしょうか?それともある音を表記するときにアルファベットのどの文字を使うかということでしょうか?たとえばジャカルタという音を表記する際に、jakartaと書くかあるいはdjakartaと書くかというようなことでしょうか?どうやら、前者のように思えるので、その線に沿って回答しますが、間違っていたらご容赦ください。



余計なことかもしれませんが、マレー語という言葉の概念について、インドネシア語もマレー語を基盤にしているので、マレー語とインドネシア語を比較すると概念のもつれが起こります。マレーシアで使われている国語を意図されているようなので、マレーシア語と呼ぶほうが概念を簡潔に把握できると思いますよ。

さて、文字の名称(呼び方)については、同じアルファベットを使っているヨーロッパ諸国ですらそれぞれ異なる呼び方をしていますから、インドネシアとマレーシアに異なる宗主国が自国の呼び方を与えたので、出発点からかれらは異なる呼び方を使い、そのようにして宗主国の人間と意思疎通を行なってきたわけです。だからインドネシアではオランダ式、マレーシアでは英語式になっているわけです。

しかし、同じマレー語を根に持つ言語を使っているマレーシア・インドネシア・ブルネイの三国は、1972年に綴り字の共通化をはかりました。つまり同一の基礎言語だから音韻体系は共通なので、その表記法も共通にしようという発想です。この共通化は音に合わせての表記法(綴り字)の共通化にとどまり、文字の読み方の共通化には至りませんでした。まあ、そのほうが自然でしょうけれど。つまり、マレーシアは英語式、インドネシアはオランダ式の文字名称を今後も継続することがその帰結なのです。

その共通化の中で、インドネシア側はそれまで使っていたオランダ式綴字法を大きく変化させました。多分、これからは英語の世の中になるという想定が基盤にあったと思われます。だから、オランダ式綴字法を捨てたとき、その代わりに英語式で問題ない部分は英語式に変えるが、英語式に変えると問題が起こるものも中に混じっており、それをどうするかで頭をひねったにちがいありません。

たとえばチェという音。英語式だとchが一般的でしょうが、インドネシアでは以前からchの音はドイツ語のコッホのあの喉を詰まられて言うホの音の表記に使われていましたから、それを英語式にしてしまうと国民に混乱が生じる懸念が高い。ではどうするか?結局cだけを使ってca-ci-cu-ce-coチャチチュチェチョにしました。そうなるとcという文字の読み方はチあるいはチェにするほうが言語教育上便利になります。

そういう経緯があって、インドネシア語にはオランダ語と異なる読み方の文字が存在しているということなのです。

蛇足ですが、「インドネシア語はオランダによってインドネシアが統一される際に広く流通していたマレー語とオランダ語を交ぜることで作られたそうです。」という表現は正しくありません。言語というのは音と意味、そして音の表記(文字)といういくつかの側面を持っており、そのすべての面がそのような経過をたどったわけではありません。インドネシア語はマレー語を基盤にしていますが、そこに混ぜられたのはオランダ語だけでなく、スペイン語・ポルトガル語・英語・中国語(福建語がメイン)・ペルシャ語・サンスクリットほかのインド諸語・そしてジャワ語・スンダ語・ミナンカバウ語などの地方語というように、実に多種の言葉を吸収して豊かさを増していきました。一方、文字については、東インド諸島にやってきたオランダ人がマレー語をオランダ式に書き表したのは当たり前のことであり、そこにマレー語表記法が混じりこんだような話はありません。オランダ人宣教師がインドネシアではじめてアルファベットを使ってマレー語の読み書きを原住民に教えたのは1536年のアンボンだそうで、アルファベットの普及については、政治以前に宗教が既に活躍していたのが実態です。つまりインドネシア人が最初に学んだアルファベットは、キリスト教を教えて文明開化させるためのものだったのです。
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 インドネシア語はアルファベットの名称が、実際に用いられる発音の一部を含むことを原則としたからでしょう。

アルファベットを用いる多くの言語ではそうです(英語の名称をそのまま導入したマレー語の方が例外です)。インドネシア語アルファベットを制定した時に一番身近(?)だったオランダ語の綴り字を参照せざるを得なかったのですが、当然インドネシア語とオランダ語では音声の体系が異なるため、同じ文字を当てても違う発音になることがあります。

 例えば"g"はインドネシア語ではガ行音であり、オランダ語ではハ行音のきついやつみたいな音です。よってインドネシア語ではガ行音を含んだ「ゲー」という名称にしたということです(オランダ語も似たような考えなのでこの文字の名称はオランダ語では「ヘー」になっているでしょう)。他もこの原則で説明できるかと思います。

 なお、マレー語とインドネシア語がほぼ同じ綴りになったのは1972年のことであり、それまではインドネシア語ではよりオランダ語に近い綴りが用いられていました。例えば"c"は"tj"、"y"は"j"と書かれていましたので、"c"や"y"はアルファベットの内には入っていませんでした。ということは"c"や"y"の名称が決まったのはその時だったのかもしれません。
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