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- 回答日時:
どのような実験に使用されているか、及び汚染原因が何であるかによって、判断基準も対応の仕方も違うと思います。
一般には、実験結果に悪影響が出るかどうかの確認試験が対応の要・不要の目安になりますし、対応後の効果確認にもなります。
たとえば、特定の化合物の定量をしている場合には、その化合物の濃度が既知である複数の標準液(濃度=0、1、10など)を用意して、未知試料の測定の前に標準液を測定します。この測定で特定の洗浄瓶を使うとすると、標準液の測定結果に直線性がないとか、今までの同様の標準液の測定結果と比べて異常である時、その洗浄瓶の汚染を含む何らかの操作内容に測定結果の信頼性を損ねる原因があると判断できます。どこに原因があるかの特定は、仮説を立てて操作や使用する物を変更しながら測定を繰り返すことになります。
もちろん、そのような検証を待つまでもなく、洗浄瓶の先が試料に直接触れてしまったとか、目で見て汚れているなどの異常事態が発生したら、その事態に応じた対処(ふき取り、溶媒による洗浄など)をするのが望ましいです。汚染物質の性質と、実験に要求される正確さを考えて対処してください。
どれが正しいかの判断はケースバイケースですが、例を順不同で列記してみます。
・キムワイプなどでふき取る
・洗浄する(蒸留水、アセトン、メタノール、酸性またはアルカリ性溶液、台所用洗剤、還元剤の溶液)
・減圧乾燥(沸点の高いものを蒸発させる)
・超音波洗浄機にかける(各種溶媒との組合せも考慮)
申し訳ありませんが、一般家庭と違って化学実験では状況を知らないでオールマイティーな対処を教えることはできません。物によっては、水と反応して爆発するケースもありますので。
この回答へのお礼
お礼日時:2013/05/25 20:44
とても丁寧な回答をありがとうございました。
とても参考になりました。
洗浄瓶の汚染について書かれているウェブページが見つからなかったので、とても助かりました。
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