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 イラク戦争一周年のインタビューで、小泉首相は「正しい戦争だったと思っている」ときっぱりと発言しておりました。
「正しい戦争」という言葉をあまり聞いたことがないのですが、小泉首相はどういう意味で「正しい」と考えているのでしょうか?
 「報復(先制攻撃)に対する戦闘」であるならば、あるていど理解できますが、イラクの場合は「大量破壊兵器をもっている疑惑」だけで攻撃されました。
 フセインによる専制政治により国民が弾圧されていることこともありましたが、国際法の国内不干渉の原則があり、それだけでは攻撃する理由にならないはずです。

 日本はイラクに対して特に恨みはなかったはずです。イラクに対して戦争をしかけるつもりもありませんでした。
 どちらかといえば対イラク経済規制を解除し、石油の輸入拡大を期待していたのではないでしょうか?

「正しい」=「正義」と考えますと、だれの何に対する正義のことを言っているのでしょうか?
 ある国で正義でないことが行われていたとして、戦争以外の方法で解決できなかったのか?そのために日本はどのような努力したのか、とても疑問です。
 
今後も「正しい戦争」が行われると思いますが、その判断基準はどういったものなのでしょうか。
国際法ではどのように定義していますか?
そもそも法律で「正しい戦争」という定義が存在するのでしょうか?
「勝ったほうが正義」という結果論でしか導けないような気もします。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

 戦争を起こす国どうしはお互い自分達の信念の方が正しいと思っているので、どちらとも「正しい戦争」を行っていると考えていると思います。

戦争はどちらも正しくてどちらも間違っている事があると思いますが戦争が行われている国では一部の権力者以外は皆被害者となると思います。
 話は少し変わりますが、小泉さんの靖国問題も私は今まで立場がどうあれ、個人の気持ちで行っているので問題無いと思っておりましたが、戦争そのものに対して「正しい戦争」と言う言葉を発せられたのでホントは危険な思想の持ち主ではないのかと少し疑って見るようになりました。(戦争を憎んでいる権力者は絶対に戦争に対して「正しい戦争」等と言う言葉は発しないと思いますので。。。)
 権力者というものは昔から率先して戦火を交えません。多分自分の親族は誰もイラクへ行ってないんでしょうねぇ。
 軍隊を派遣する事=テロを撲滅できる事と小泉さんは考えているので「正しい戦争」と答えたのだと思います。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>軍隊を派遣する事=テロを撲滅できる事と小泉さんは考えているので「正しい戦争」と答えたのだと思います。

 戦争でテロを撲滅できるとは考えたことがなかったので、小泉さんとはかなりの距離を感じます。
 普通に考えれば、テロを撲滅するにはテロの原因をなくすしかないですね。
 根源はイスラエル・パレスチナ問題に帰着するのではないでしょうか?
 パレスチナの人たちが土地と国家をもち、産業を起こせるような外交努力をしてもらいたいものです。
 これを解決してから中東各国の不平等や民族問題に取り組むべきと考えます。

>戦争を憎んでいる権力者は絶対に戦争に対して「正しい戦争」等と言う言葉は発しないと思いますので。

 同感です。首相は、戦争に対して幻想を抱いているようです。使い方によっては正義のためになると。

>戦争が行われている国では一部の権力者以外は皆被害者となると思います。

 普通に考えれば、「被害者がいる=正義ではない」ですが、「被害にまさる正義」があるのでしょうか。
 「戦争に参加しないけれど、戦争には反対しない」という態度がよくわかりません。
 
 もし首相が絶対戦争反対という立場をとっていたらどうなっていたでしょう。国益を大きく損なってしまったでしょうか。
 アメリカと真の友達であれば、仲裁の道を選ぶべきではなかったかと思います。

お礼日時:2004/03/21 22:21

直接の回答ではありませんが、基本的な考え方なので参考で述べておきます。



正戦論と無差別戦争感です。

正戦論とは、正しい戦争があり、絶対的悪をたたくことは正義だとする立場です。

無差別戦争感とは、当事者は対等であり、絶対的な正義も悪もなく、戦争はいわばゲームのような関係であるとする考え方です。

キリスト教全盛時代には正戦論が主流でした。そのため敵は絶対悪であり、戦闘行為に再現はなくなります。

その後、近代に無差別戦争感が主流になりました。これにより戦争そのものの善悪は考えずに、戦闘手段を条約で制約する考え方になります。

最近は、米国が他国に対して大変強くなりましたから、正戦論に傾きつつあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

正戦論と無差別戦争観という言葉をはじめて知りました。
正戦論の立場に立てば、世界最終戦争まで戦争が続きそうです。

アメリカが強いといっても犠牲者が増えれば撤退してしまう程度の動機でしかないとおもいます。

お礼日時:2004/03/23 00:04

まさしく北朝鮮の金 正日とか、イラクのフセインがやってた様なテロで無く、そして、国際社会が必要とした時です。


現実的には、国際的に国力で圧しているアメリカ等の様な国の論理には、余程の間違いが明確でない限り国際的な見解となります。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-3.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>金 正日とか、イラクのフセインがやってた様なテロ

 テロやってましたか。
 長いものには巻かれろという意見ですね。

お礼日時:2004/03/22 23:57

イラク攻撃に反対した仏独露(中は不明)も、英米が勝利したときには賛辞を送っているのだから、私もすこしは「正しい戦争」だと思います。

小泉首相は100%「正しい戦争」だったと思っているようです(かな)。

もしも、国連決議が成立して、まさしく国連軍とかもっと多くの国が参加した多国籍軍が組織されたとして、フセイン政権に立ち向かったとしたら、事態は変わっていたのだろうか?イラクが無血開城して査察が行われ、フセインは追放される?アルカイダも多国籍軍による占領に納得してテロはしない?

もし英米がやったことが間違っていて、もし事態を逆に戻せると仮定するなら、サダム・フセンインを釈放してイラクの大統領に再びさせるのだろうか?

私は、1年前にもし国連が主導してイラク問題を対処したとしても、状況は今よりよくなっているとは思えません。仮に国連が主導するとしても、少なくとも米がいない国連など何もできやしないではない。だから、英米が勝手にやったところでも悪くはないではないかとというのが私の小泉発言の解釈です。

今となっては、大量破壊兵器の存在は疑わしいです。ならば、仏の提案通りに査察が行われ、大量破壊兵器が見つからずイラクの無実が証明され、現在もフセイン政権が存続するというシナリオの方がよかったのだろうか?イラク戦争は甚だしい国内干渉だし、国際法を遵守もしてないけど、「正しい戦争」ではなかったと定義はできないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>イラク攻撃に反対した仏独露(中は不明)も、英米が勝利したときには賛辞を送っているのだから、私もすこしは「正しい戦争」だと思います。

 意味が不明です。
 正しい戦争かどうかの基準は仏独露の判断によるもののようにとれます。

お礼日時:2004/03/22 16:55

正しいとかなんとかはその人の立場によって変わるものですよね~。



勝っても、大損害を受ければ、「間違ったかも」と思わずにはいられませんし。負けても、人によっては財を築くでしょうし、その人にとっては「正しい選択だった」といえるかもしれませんね・・・。

イラクについては大した恨みもないでしょう。強いて言えば石油関連ですか。まあ、方程式みたいなもんで、アメリカがイラクに悪意なら、アメリカの延長線上にいる日本も等式が成り立ってほぼ悪意、みたいになるんだと思います。

国際法だったかはわかりませんが、戦争は全て禁じられています。でも、防衛と戦争の違いなんてわかりませんて(笑)アメリカだって、あのままじゃいつ攻め込まれるかわからないから先手を打った、といえば防衛・・・。

でもまあ、私としては、イラクで働く自衛隊の方々が立派に役目を果たして、(願わくば全員無事で)その結果、日本人の国際的な印象・評価が高まることを祈りますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>正しいとかなんとかはその人の立場によって変わるものですよね~。

 そうですね。
 小泉首相がアラブ人であれば、きっとアメリカに対して敵意をむきだしにしていると思います。そういう性格の人に思えます。
 首相が何かの理論をもって「正しい戦争」と考えたのか、単なる打算により「正しい戦争」と発言したのか知りたいところです。

>イラクで働く自衛隊の方々が立派に役目を果たして、(願わくば全員無事で)その結果、日本人の国際的な印象・評価が高まることを祈りますね。

 イラクではいたるところに劣化ウランがありますので、無事に帰ってきても内部被爆による健康被害が心配です。
 いっそのこと自衛隊の一部を改編して、国際貢献隊を作ればよいのではないでしょうか。

お礼日時:2004/03/21 21:31

戦争当事者からすれば、すべての戦争が「正しい戦争」ですよ。


侵略側は「侵略する」という行為自体を正当化しますし、
防衛側は「侵略から自国を守る」ことを理由に正当化しますから。
だから「間違った戦争」なんて物は存在しません。(こんなことが言えるの後世の歴史学者くらいです。)
首相の発言は根本的に戦争を理解していない証拠です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

すべての戦争が「正しい戦争」であるならば、「正しい戦争」という言葉は意味をなさないですね。
逆に「正しくない戦争」とは何かを問いたくなります。

>首相の発言は根本的に戦争を理解していない証拠です。

 小泉首相は好戦的ですね。開戦時もまっさきに賛意を表明しました。イージス艦や自衛隊派遣に対してとても積極的です。
 一方で北朝鮮に対しては打って変わって弱腰です。
北朝鮮との間で「正しい戦争」をするつもりはなさそうです。
 こう考えると、イラク戦争のことは「対岸の火」程度にしか考えていないのかもしれません。
 それで深い考えもなく「正しい戦争」と発言したのかもしれません。
 国際法では戦争は外交手段として認められているのでしょうか?

お礼日時:2004/03/21 21:24

正しい戦争=日本にとって利益のある戦争



アメリカが儲ければ、日本もおこぼれにあずかれるので、そういった意味では正しい戦争なのでしょう。
小泉首相の判断は正しいと思います。
でもアメリカの都合で振りまわされたり、罪の無いイラクの女・子供等の一般市民が殺されたりするのは不快ですね。
アメリカのイラク爆撃に比べれば、ビルに飛行機をぶつけたテロのがよっぽど正義の気がしますが・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>正しい戦争=日本にとって利益のある戦争

 これは本音の部分ですね。
 立て前の部分ではどうなっているのでしょうか?
 日本の法律で「正しい戦争」に近い概念を説明したものがありますでしょうか?
 日本が戦争したわけでないのですが、準戦争状態のイラクに派兵することで他国からは参戦したとみられてしまう可能性があります。
 すると利益より危険のほうがまさってしまう可能性があります。

お礼日時:2004/03/21 21:16

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