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以前から疑問に思っていたのですが、同じような移民の国でありながら、アメリカは新しいビジネスや革新的な技術がどんどん生まれてくるのに対して、オーストラリアは資源と食糧しかありません。何故、この差が生まれてきたのかのか教えて下さい。そもそもアメリカにしてもヨーロッパで食い詰めた人々がやってきて建国した国であり、オーストラリアはイギリスの罪人が島流しになって作った国で成り立ちにそう違いはないはずです。又、それにも拘わらず、オーストラリアの一人当たりのGDPが結構高いのは何故でしょうか?大規模農家の経営者や鉱山経営者の所得は高いだろうとは思うのですが、一般人の給与がそう高いとはとても思えないのですが。以上、宜しく御願いいたします。

A 回答 (8件)

アメリカはプロテスタントが自由を求めて渡った国。


単純にヨーロッパで食い詰めた人々の集まりではありません。既存の規制から逃れるため、夢を持って渡った人たちでもあります。
自由を求める背後にはフランス革命で活躍したフリーメーソンがいました。事実自由の女神像には、「フランスのフリーメーソンからアメリカのメーソンに送った」と、台に貼られているプレートに書かれています。

フランス革命とは王族や教皇など、特権階級(宗教階級)を否定したリベラル人が、その力を奪って共和国ができるきっかけを作った国。事実アメリカは王族はいない。教会も東部の一部を除き、中世風ではない。

オーストラリアは今でも英国王を君主とし、キリスト教も西方教会と呼ばれるカソリック、聖公会(イングランド国教会系)が多く、メルボルンでもブリスベンでも当時の街と教会は、中世風が多く残る。

通貨にもイギリスとの関係が現れています。
ドルとはもともとイギリスの植民地などでの通貨(現地通貨というより貿易決済通貨)にあてられた名称でした。
ドルは貿易銀(ドル)としても世界に流通し、アメリカはこのドルを用いましたが(西がメキシコだった時代はメキシコドルも)、オーストラリはイギリスを君主国としてポンドの単位を使い続けていた時期があります。その後ロイヤル(王室)という通貨も出ましたが、これは短期間で消えました。オーストラリアドルはその後です。

オーストラリアは、旗もそうですや、やはり独立国に見えるものの、歴史関係的にはやはり英国コモンウェルスの一員なのです。
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アメリカもオーストラリアも面積は同じくらいですが、人口は全く違います。


それと、移民の質があるでしょう。アメリカはイギリス系以外にも アイルランド系、ユダヤ系も多く、またアメリカンドリームを求めて、多くの人、物、技術が集積したのに対し、
オーストラリアは移民もイギリス系がメインで広大な土地でのんびりしているだけ人が多いでしょ。
一つ言えるのは、オーストラリアには1億人以上の人口を受け入れるキャパシティーがないし、アメリカはオーストラリア人みたいに呑気な人間ばかりだったら経済が成り立ちません。
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流刑地と白豪主義というそのまんまでしょう。

それをよくかみくだかないと。


アメリカは共和国です。ものすごい古い共和国。

そんな自由の国!アメリカが先にあって発展しているのに、自由にやりたい人ら(規制を嫌うやる気のある人ら)がアメリカに行かずに何で流刑地にしかならない遠くて不便な遅れた土地に行くのでしょうか。

アメリカは古い国なんです。先行者利益の蓄積と言えます。


アメリカは黒人奴隷による三角貿易ですね。対極は、白豪主義の国、そのまんまです。

要するにアメリカがすごいの一言です。オーストラリアはひどい(笑)わけです。極端な比較ですね。
オーストラリアのひどさのは自然なわけですからアメリカのすごさを研究されるのが答えですね。
とりあえずば君主制を捨てて個人の自由を重んじた国として最古の大国でしょう。

開国した日本が奇跡のようにそのアメリカの背中に迫って行った。こちらは奇跡的成功です。
アメリカは歴史のある歴史的成功です。自由の歴史の古さです。

日本は政治好きのバカと詐欺師権力者が不景気だみたいな事を言い広めても豊かな経済大国です。自由がないから先進国からの移民が来ません。賢い人には日本が利権でガチガチの国だと分かります。先進国の人にとっては住む価値がありません。
賢い人はアメリカへです。
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 米国移民の始まりは、宗教弾圧でも貧民の移民でもありません。

開発すべき土地が無かった英国貴族やジェントリが新たな土地を求めて渡米したのです。それがヴァージニアコロニーです。ただ、彼らは自らは働きませんので、労働者を5年契約で米国に連れて行きました(プアホワイト)。プアホワイトは5年後には自由になれると信じて米国へ渡りましたが、貧乏人は貧乏のままだったんです。金持ちが一旗あげるのに移民した先がアメリカです。その後、宗教団体が集団移住してきます。
 オーストラリアは貧乏人が農地を求めて移住したのがオーストラリアです。小説ではありますが『南のの虹のルーシー』がその時代のお話しです。オーストラリアは1973年まで白豪主義(オーストラリア版アパルトヘイト)が実施されておりました。

この回答への補足

詳しいですね。私は宗教弾圧については教科書に書いてある、所謂「美しき建国史」(どこの国でも作りたがる類のもの)と考え、実際は宗教弾圧もあったでしょうが、それだけではなく、ヨーロッパで食いつぶした人や犯罪者等もたくさんいたのではないかと考えていました。どちらでもなかったようですね。

補足日時:2013/07/13 22:14
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 とりあえず3点を挙げます。



 第一は国内市場規模の違いです。20世紀初頭のアメリカの人口は7600万人、すでに先進諸国中で最大でした。現在は3億人を超えています。
 これにたいし、オーストラリアの20世紀初頭人口は380万人、現在でも2200万人に過ぎません。この規模では、世界的な企業は育ちません。たとえば自動車産業がいい例です。政府は国産化の推進に力を入れてきましたが、成果は上がっていません。

 第2は、競争のレベルです。アメリカはヨーロッパだけでなく、アジア、中南米から安価で意欲の高い移民が次々と流入してきて、適者生存の厳しい競争が新しい成功者を生んできました。一方、オーストラリアは長く白豪主義を堅持し、豊かな資源に支えられる産業構造え高い所得を実現してきました。

 第3は、ヨーロッパとの距離です。有名で邦訳のあるオーストラリア史の副題は「距離の暴虐」でした。大西洋航路には、19世紀中期には蒸気船が投入され、4,5日の航海で渡ることができました。これに対し、英国~豪州航路は赤道を越える2か月以上の大航海でした。途中での石炭の補充が困難だったため、長く帆船が活躍していました。

 なお、オーストラリアに流刑になった英国人は、産業革命で都市に流入した労働者が主体で、識字率も高く、手に職のある人々でした。貧困のため罪を犯したのは事実ですが、無頼漢や犯罪常習者を連想するのは正しくありません。
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面白い着眼点ですね。

文明の発達の比較に最適のサンプルですね。元の人種も文化も同じなのに、なぜこういう差が生まれたのか。

一つの理由は人口でしょう。アメリカは黒人奴隷まで連れてきて、メキシコなど周りの土地から人が流入してきて、イギリスのみならず世界中の国から移民が来て、19世紀にはかなりの人口大国になっていました。文明発達にはあるレベルの人口が必要です。よく言われることですが、家電製品産業は、マーケットの大きさが6000万人以上でないと成立しない。長らく日本が家電製品の主要産出国だったのに、韓国がそうならなかったのは人口が少なすぎたからです。人口が少ないと、新製品の企画開発が生まれない。だからマーケットも出来ない。今はマーケットがグローバル化したので、韓国の家電産業も隆盛ですが、一昔前はそうではありませんでした。今でもドメスティックな家電産業、家電マーケットはないでしょう。企業のイノベーションと教育は人口が支えるのです。

オーストラリアは長らく白豪主義を貫き、白人以外の入植、移民を認めませんでした。日本人を含めアジア人の移民が増えたのはつい最近です。それもわずかです。それで国の活力も高まらなかったし、国民の切磋琢磨も起きませんでした。のんびりやっていても、とりあえず食うに困らなかったからです。それでも資源が豊富でそれを売るだけで一人当たりGDPも維持できます。最近は中国資本が鉱山や港湾を買いあさっているようですが、それも彼らのGDPのうちです。もうしばらくすると、中国の経済圏に取り込まれてしまうでしょう。オーストラリアもそれを良しとしている空気があります。アメリカとの差はどんどん広がるでしょう。

日本も少子化になると活力が衰えます。この先どうするか、大問題です。

この回答への補足

そう言えば、中学一年生の頃(1976年頃)に学校の教科書に「白豪主義」と書いてありました。きれいなところで住んでみたいなと思っていた私はいっぺんにこの国に興味を失ったのを思い出しました。その後、いつだったか忘れましたが"Living Together"と言うスローガンでいつの間にか、白豪主義が消えていました。ただ私は本当に彼らに差別意識が無くなったとは思ってはいませんでしてが。単にアジアとのビジネスが増えてきたのでこれではまずいと考えて心中とは裏腹に政策転換したのでしょう。日本の少子化はデフレが原因ですので経済を年率2~3%の緩やかなインフレにすれば雇用も増え、結婚も増え、出生率も上がるでしょう。因みに少子化でも日本以外は普通に経済成長しています。

補足日時:2013/07/13 22:09
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比較する方がおかしい。

オーストラリアは人口もGDPもアメリカの1/10以下の小国に過ぎません。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。同じ確率で鉄砲を撃てば10倍多く撃った方が当たるのは当たり前のことです。それだけの話です。

>そもそもアメリカにしてもヨーロッパで食い詰めた人々がやってきて建国した国であり、オーストラリアはイギリスの罪人が島流しになって作った国で成り立ちにそう違いはないはずです。

偏見に過ぎます。それはどちらもほんの一時期だけの話です。そういう由来を持つ国民は、実際は無視できるほどに少ない。両大陸に石炭・鉄鉱石・金鉱・原油・天然ガスといった天然資源が発見されてからは小金持ちが大挙して移住してきているんです。

ついでにいえばアメリカへの当初の移民は宗教的にイギリス国教会の迫害を逃れてきたのであって、食い詰めた訳じゃないんです。オーストラリアも罪人といっても凶悪犯じゃない。政治犯・軽犯罪だけです。

当初の移民の数は両大陸とも極めて少ないんです。しかし両大陸が宝の山と分かってからはそうじゃない。ゴールドラッシュです。山師どもが一攫千金の夢を見て雪崩れ込んできた。人口が増えれば商人やサービス業者も移住してきます。一次産業、二次産業、三次産業のどれもが急速に発展していくんです。

オーストラリアの特徴は、周囲に敵国が存在しなく、ほとんど戦争に巻き込まれたことがなく、内戦も無かったという単調な歴史だということです。イギリスとの付き合いの手伝い戦で派兵したことはあるが自国が戦場になったことなど一度もない。外国の侵攻を受けたことなど皆無です。

太平洋戦争で国土が灰燼に帰し、全ての財産を失い、0からやりなおしになった日本とは偉い違いです。
一人あたりGDPが高いのは当たり前。

>一般人の給与がそう高いとはとても思えない

人口が少ない国では給与が高止まりします。需要と供給の綱引きで給与が決まるのは経済学のイロハ。労賃が高いから製造業は発展しません。自国で製造するより外国から加工製品を輸入したほうがはるかに安いのです。オーストラリアの輸出品目は上から石炭・鉄鉱石・金・天然ガス・原油・ボーキサイト・アルミニウムといった鉱物資源ばかりです。その次が牛肉・小麦といった農産物。大規模農家の経営者や鉱山経営者の所得が高ければサービス産業が発展します。それが経済なんです。

いずれにせよ、アメリカもオーストラリアも日本人からは想像もできないぐらい恵まれた国です。

この回答への補足

>オーストラリアは人口もGDPもアメリカの1/10以下の小国に過ぎません。
>周囲に敵国が存在しなく、ほとんど戦争に巻き込まれたことがなく、内戦も無かった

では、そんな状況で何故人口がアメリカ並みに増えないのでしょうか?

>人口が少ない国では給与が高止まりします。需要と供給の綱引きで給与が決まるのは経済学のイロハ。

韓国の人口は日本の半分以下ですが、一人当たりGDPは日本より高いでしょうか?

>労賃が高いから製造業は発展しません。

ドイツは労賃が高い国の一つだと思いますが製造業が発達しています。

>オーストラリアの輸出品目は上から石炭・鉄鉱石・金・天然ガス・原油・ボーキサイト・アルミニウムといった鉱物資源ばかりです。その次が牛肉・小麦といった農産物。大規模農家の経営者や鉱山経営者の所得が高ければサービス産業が発展します。

しかし、経営者は国民のごく一部です。又、鉱山業も農業も機械化されていて雇用を殆ど生みません。

>アメリカもオーストラリアも日本人からは想像もできないぐらい恵まれた国です。

軍事力、経済力、政治力等多くの点でアメリカが日本より恵まれているのは分かりますが、オーストラリアそうとは思えません。かつてシンガポールかマレーシアの首相がオーストラリア人を怠け者と言っていましたが、私もそうだと思います。役所が夏休みになると担当者のところで書類が山積みになったまま、誰もかわりにやろうとしないとか、色々な話を知っていますよ。リーマンショック後も経済が好調だったらしいですが、それは中国が資源を曝食していたからにすぎません。

補足日時:2013/07/13 12:38
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>成り立ちにそう違いはないはずです。



全然違います。

アメリカは宗教上の自由や政治的自由を求めてイギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ポーランドなどから色々な人がやってきて、原住民を駆逐して成立した国家です。

それにたいして、オーストラリアは、イギリスに置いておきたくない邪魔な人間が不本意にオーストラリア送りとなり、原住民を駆逐して成立した国です。

共通項は、原住民族を根こそぎ駆逐してしまったと言う残虐性ぐらいで、それいがいには共通項が無いと考えるべきでしょう。
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