文化の死、民族の死

Question

アニメ 鋼の錬金術師において、
「歴史ある宗教や文化を死なせてはならん。文化の死は民族の死だ。おまえの手で民族を死から救え。」というセリフがあります。

宗教や文化の死、喪失を危険視し、それを防ぐことを求めているのですが、歴史上で文化や宗教は変化してきました。

変化だけでなく、微力な文化や宗教は排除もされ、今に至ると思います。

それなのになぜ文化・宗教・民族が失われることを良くないことと考えるのでしょうか？
アニメではなく、現実の問題として、皆様の考えをお聞かせください！

psytex · Accepted Answer

人の意識は、肉体に付属した感覚器官に依存して発生する
以上、放置すれば自己中心的になり、利己に陥ります。
それを補正して、社会性を成り立たせるべく、長い間に醸成
されたのが、法規やモラル、宗教といった、外的権威による
他律的な社会性の強制です。
社会的に伝承されるので、遺伝子（ジーン）になぞらえて
ミームとも呼ばれます。

日本社会は、集約農法的なジャポニカ米稲作農耕文化の
協調性と、固定コミュニティの島国文化の遠慮・妥協性が
あいまって、世界でも稀な集団主義的性格を呈しており、
それが工業化に合って、アジアの工業化の先陣を切った
のであるが、高度経済成長における核家族化・共働きに
よる家庭教育の劣化、地域コミュニティの希薄化による
世代間伝承の阻害に加え、受験戦争の点取り競争もあり、
自己チュー化＆認識の短絡化＆コミュニケーション能力の
劣化が進んだのです。

加えてアメリカの尻馬に乗った売国奴・小泉の雇用の流動化
による終身雇用の崩壊による家族的経営の終焉、均等税率
の消費税導入＆増税と抱き合わせの累進税率の所得税・
法人税減税という金持ち優遇政策による、貧富の格差拡大
による拝金主義の蔓延、自殺者の激増、精神的荒廃により、
日本の文化的特性である高い社会性が失われつつあるのは、
我々日本人自身が感じているところです。
どのような不況よりも深刻に、日本は内面的に沈没しつつ
あるのです。

kanakyu- · Answer

変化して行くことも、変わらないことも、それぞれに一長一短ありますねえ
自然の流れとして、必要な変化は受け入れることしかできないと思います。

＞なぜ文化・宗教・民族が失われることを良くないことと考えるのでしょうか？

ルーツを大事にすることで得られる、心の安らぎがあるからではないでしょうか。
実用面だけでは、人の心までは満たされませんから。
土地に根ざした文化からは、
味気ない実用品からは得られない、安らぎや自然さ、自分自身のルーツを感じられると思います。
そして、ルーツを大事にすることで、無意識のうちに、
祖先に対する敬意も、育てられるのではないかと思います。

たとえば、日本家屋のつくりとか、和服とかも、日本の気候などに適応しているそうですね。
今は、昔の伝統そのままではなく、モダンな変形バージョンが幅を利かせていますね。
それもまたいいと思います。

夏にゆかたを着るのが、若い女の子たちの間で流行るのも、
文化的ルーツを感じることで、
まるで故郷に帰った旅人のように、気持ちが安らぐからではないかな？と思います。

かといって、盲目的に伝統だから守らなければいけない、というのも、ちがうと思います。

伝統を守るのは、死んだ人への敬意をあらわすためだけではなく、
今くらしている人や、未来の人の幸せのためであると思います。

kurinal · Answer

こんにちは。

「アニメ鋼の錬金術師」において、
どのような文脈で「それ」が言われているのか知りませんが

「違い」ということを、どのように捉えるか、
「郷に入っては、郷に従え」とか。
・・・人権侵害は、しないでね。

文化の死、民族の死

変化して行くことも、変わらないことも、それぞれに一長一短ありますねえ

人の意識は、肉体に付属した感覚器官に依存して発生する

こんにちは。

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