輸血にあたっての血液型

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質問者：selfless
質問日時：2013/07/18 20:12
回答数：6件

輸血の血液型に関する質問です。

輸血をするとき、ABO式血液型が一致する人の血を輸血します。
しかし、血液型はABO式だけでなく、Rh、白血球など様々なものがありますよね。
ABO式の血液型さえ一致すれば、他の血液型は不一致でも問題ないのでしょうか？

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回答 (6件)

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No.6

回答者： t932
回答日時：2013/07/21 17:57

問題ないのでしょうかの質問には、「だいたい大丈夫ですが、少し問題あるので対策をとっています」が正しい答えです．

なお、現在は輸血のさいはRhは一致させています．マイナスの血液をプラスの方に入れても問題ないですが反対はまずいので．

ABO RHマイナス（正しくはRh(D)の有無）以外の血液型は幸い、違っていても大抵は問題ないので調べません．

とはいえたまに不具合があるので、輸血するときは、輸血される側の方の不規則抗体を調べ、さらに輸血する血液とうける方の血液で交差適合試験（クロスマッチ）をおこないます．

抗E抗体陽性の方はたまにあって、そのさいはABO一致以外にeeの血液型の血液を輸血する必要があります．
（さいわい日本人の半分はeeのタイプなので探すのは楽）

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No.5

回答者： chie65535
回答日時：2013/07/19 12:15

＞Rh、白血球など様々なものがありますよね。

＞ABO式の血液型さえ一致すれば、他の血液型は不一致でも問題ないのでしょうか？

白血球の型（HLA型）の因子は多数あって、組み合わせは万を超えます。

骨髄移植では、白血球の型を一致させる必要があるので、一致するドナーが現れず、長期に渡って移植を待つ、と言う事が起きます。

なので、輸血の際は、型を一致させるのが事実上不可能な白血球を取り除いて輸血を行います。

Rh因子は、ABO因子と同じで赤血球にある（正確には、赤血球膜にある）ので、輸血の場合は、ABOとRhの両方が一致しているか確認しないといけません。

なお、血液の全因子が完全一致するのは「一卵性双生児以外、有り得ないと言っても構わないくらいの確率」だと言われています。

なので、輸血は「必要な成分のみ」を取り出して、型の不一致をなるべく少なくして行います。

蛇足ですが、型が完全に一致してなくても、凝血、溶血、拒絶反応など、問題が起きない組み合わせもあるので、不一致でも成分輸血が可能な場合もあります。

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No.4

回答者： kaitara1
回答日時：2013/07/19 03:05

輸血を行う前に、血液型を一致させるとともに必ずクロスマッチを行います。

クロスマッチで異常な反応が出るということは未知の血液型の不一致があるということを示唆しています。クロスマッチで見られる異常な反応は血液型が一致していないこと以外にも原因がある可能性がありますが、とにかく輸血は行わないほうがよいということになります。血液型抗原以外の抗原があっても一回限りの輸血では直ちに目に見えるような異常は起こらないと考えられますが、複数回輸血が行われれば、一回目の輸血によって、その後抗原に対する抗体ができていればちょうど血液型の不一致と同じことになって大変ななことが起こることが考えられます。ここでもクロスマッチが不可欠な検査ということです。一方新鮮血を輸血するとＧＶＨ反応という重篤な障害が生じます。輸血は特殊な臓器移植と考えるべきだと思います。

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No.3

回答者： TANUHACHI
回答日時：2013/07/19 01:03

　僕自身がＲＨマイナスの血液型の持ち主です。

しかもＡＢＯ分類ではＡＢ型です。献血ルームにお出でになってもお分かりになりますが、輸血というのは全血輸血と成分輸血に分かれます。
　患者さんの状態によっては血小板輸血だけを要請されるケースもあれば、赤血球のみの場合もあります。
このＡＢＯ分類もＲＨ分類も共に赤血球に関する分類であり、白血球にもキチンとした区別があります。もし違う形の白血球が患者さんの体内に入ったなら、患者さんの白血球およびリンパ球は、外部からの侵入者を異物として排除しようと活動を始め、凝固反応や溶血反応などの重大な症状をもたらし、生命の危機に直面する事態となることもありますので、輸血に関しては適切なクロスマッチを行うはずです。そうでもしなければ医療事故を引き起こす確率も格段に高くなります。