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太平洋戦争では決して実現しませんでしたが、もし戦艦大和とアイオワ級戦艦ニュージャージーが差しで射ち合ったらどの様な展開を見せると予想されますか?
基準排水量こそ大和の方が1万6000トン上回ってますが、蒸気タービンの馬力と速力ではアイオワ級の方がそれぞれ40%、19%と遥に凌駕してます。全長もアイオワ級の方が長く全体としてスマートな船体の分、バランス(ダメージコントロール)が悪いように思います。やはり決定打は主砲の口径が47cmで当然射程も長いので大和が有利でしょうか?

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A 回答 (9件)

 以前ボードゲームでシュミレーションをしたことがある。

(帆船)
 アウトレンジは幻想。速度が早いほうが圧倒的に有利。
 相対的に見れば早いほうが常に自艦の有利な位置から射撃できるのに対し、遅いほうは早いほうから見た場合事実上止まっているようなもので、有利な位置につけるだけでも一苦労。そこへもってきて、もたもたしているウチに高速艦に懐に飛び込まれたら、事実上なぶり殺しに会う。
 いつだったか覚えていないが、巡洋艦を含む日本艦隊がのアメリカの駆逐艦に大打撃を受けた例があった。このときの米艦は、一気に懐に飛び込んでヒットエンドランを繰り返すことで結局わずかな損害で生き延びた。(ナショナルジオグラフィクスのDVD)

 さらに大砲は、水上艦が動いている場合非常に命中精度は落ちる。俗に千三つと言われるくらいあたりにくい。逆に言えば小口径砲であっても、当たれば沈まなくても打撃を与えることができる。大西洋でのビスマルクの撃沈は、最初の攻撃に酔う運動能力の低下が決め手になった。

 したがってアイオワが有利。いくら口径が大きくても当たらなけりゃおしまい。
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素直に「大和の方が有利」で良いんじゃないですか?



ぶっちゃけアイオワ級戦艦なんて、砲撃戦という観点から見れば主砲の命中率が従来の米戦艦より高いってだけですよ。
(まぁ主砲の威力もそれまでの40センチ砲より2倍近いらしいが大和の46センチ砲には及ばない)
主砲の射程距離も威力も防御力も大和の方が上なんですから。

アイオワ級戦艦は速度が速いと言ったって、パワーボート並に海上を疾走する訳じゃないし、射撃用レーダーを装備してたって主砲の射程距離が延びる訳じゃありませんからね。
それにあの時代の射撃用レーダーはまだまだ初歩的な物で、それまでの人間がやるよりはマシってレベルですよ。

結局のところ砲撃戦をするのなら自艦が被弾する覚悟で大和の主砲の射程距離内で戦うしかない。

自分の攻撃だけが命中して敵の攻撃は命中しないなんてマンガみたいなことが起きない限り、大和の方が有利でしょうね。
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まず当時の戦艦のカタログデータを単純に比較するのは殆ど意味がありません。


たとえば大和とアイオワ級戦艦の発射速度の比較ですが、当時の戦艦は現代のようにコンピュータ制御されているわけではないので射撃の度に各諸元を調整する必要があるため、実戦における戦艦の主砲の実用的な発射速度はどの国でもだいたい毎分一発程度です。
つまり発射速度の差は大して意味が無いのです。
(もちろんこれは大和がカタログ上はもっと発射速度の遅い旧式戦艦と打ち合っても、この点においては有利とは言えない事を意味します)
また米戦艦の射撃用レーダーが実用の域に達すると評価されるのはMK13型レーダー以降ですが、これは戦時中のアイオワ級戦艦には搭載されておらず、見張り用レーダーはともかく対艦射撃においては大した差はありません。
実際、スリガオ海峡海戦において米戦艦6隻の砲撃では、目標を補足できなかったり、射撃の衝撃で各種機器どころか主砲まで故障するなど成果は決して芳しいものではありませんでした。
(扶桑や山城にトドメを刺したのは戦艦の主砲ではなく駆逐艦の雷撃でした)
また1944年2月にトラック沖でアイオワが駆逐艦野分を砲撃した時も53発射撃して一発も命中しておらず、決して米戦艦の砲撃の精度も高くは無かった事がうかがえます。
またアイオワ級はカタログデータ上、大和より最大速度で6ノット上回る筈ですが、実際には30ノットを超すと振動が激しくなり射撃不能になるので実用上の最大速度は30ノットにとどまります。

もちろん上述のような問題は日本側にも当然存在しており、もし本当に激突したところで史実におけるアッツ沖海戦のような尻すぼみの実質引き分けという結果が一番ありそうだと思います。
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ジャンルを問わず日本人オタクというのはカタログスペックLOVEですからそれで比較したがるのですが、現実の兵器というのは「使い勝手のよさ」なんかがモノをいいます。


M4シャーマンと6号タイガーではM4に勝てる要素は何ひとつありませんが、実際の戦争で勝利したのはアメリカです。なぜなら、アメリカは「戦車には戦車で対抗しなきゃいけないって誰が決めたの?戦車をやっつけるのは戦闘爆撃機と駆逐戦車に任せます。戦車は歩兵支援兵器として使う」と実に合理的に判断して戦争に勝利しました。

閑話休題。大和級とアイオワ級を比較した場合、大和側が明らかに優れているのは「46センチ砲(18インチ砲)」という点だけです。その他の部分は同程度かアイオワ側が優れていて、特にレーダー関連などの電子装備に関しては比較にもならないほどの差がありますし、さらにそれを上手に運用するソフト面での差も明らかです。特にダメージコントロールに関しては日米では圧倒的な差があります。
戦争という面から考えたら、「中破程度の損害を受けた場合どちらが先に修理から回復するか」というのも大きいと思います。
さらに悪いことに、主砲の口径の差が必ずしも海戦の結果に直結するとも限りません。戦艦ビスマルクの例がそうですし、肝心の大和もサマール沖で「護衛空母と駆逐艦に食い止められる」という失態を演じています。「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではない」というわけです。
ビスマルクに関してはフッドへの一撃を「ラッキーヒット」という人もいますが、それをいったら後のソードフィッシュの魚雷命中もラッキーヒットともいえるわけで、もしあの魚雷命中がなければビスマルクがイギリス海軍の追撃を振り切った可能性は高く、そうなりゃビスマルクがどんだけ大暴れしていたか。
また、日本海軍はサマール沖でその大和自身が駆逐艦相手に苦戦しており、同じときにスリガオ海峡でアメリカ戦艦艦隊の待ち伏せを受けた西村艦隊が一方的に殲滅されたことを考えても、1944年時点でその(非現実的といえど)対決が実現したら、大和側がかなり不利であろうことは明らかです。天候が悪かったり、波が高ければ大和が不利でしょう。
回数を重ねたシミュレーションをすれば、アイオワ側が勝率5割を超えるのは逃れられないと思います。横浜ベイスターズもたまにはジャイアンツに勝つことがあります。ま、そこまでひどい差にはならいと日本人なら願いますけどね。

カタログスペックだけで見たら、イタリアの戦艦ってすげえ高性能(のはず)なんですよ。コンテ・ディ・カブール級ってのは喫水線下の防御に関してはかなり野心的なシステムを取り入れており、本来なら魚雷などの攻撃にはかなり強かったはずなんですが、現実にはタラント夜襲でたった1発の魚雷命中で大破・着底してしまいました。これは「海軍七不思議」のひとつに数えられています。
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戦艦同士の砲戦は進路・速度固定が基本になるので、速度や運動性は戦闘のイニシアチブには大きな要素となるものの、砲戦事態には直接の影響は大きくないと思います。

重要なのはやはり単位時間あたりの投射重量と命中率ではないでしょうか。

 18インチ砲弾と16インチ砲弾(いずれも徹甲弾)の弾体重量は1460kgと1225kgです。発射速度は18インチが1.5/分、16インチが2/分ということで、単位時間(分)あたりの投射重量は2190kg/分と2450kg/分で、18インチのほうが少なくなります。また18インチ砲の発射速度はもう少し低かった、16インチはカタログデータに近かったとの話がありますので、実際の差はもう少し大きく、大和型の18インチ砲の方が単位時間あたりの投射重量ではかなり劣っていたとみるべきかと思います。

 命中率については、日本海軍の砲術の大家である黛治夫大佐は、ミズーリ級を相手に3万メートルで砲戦を行なった場合、第1命中弾までの所要時間は約5分、命中率は5パーセント程度と試算していたようです。ただしこれは「観測機を使い順調に敵艦までの距離や弾着地点までの距離を観測し、航空機との通信も円滑ならば」という条件がついていますので、あまり現実的ではないように思います。実際に大和が敵艦に向けて発砲したサマール沖海戦では、圧倒的に有利な態勢で100発撃って1発も命中しなかったようですし。
 太平洋戦争全体の数値でも、確か日本の戦艦の主砲の命中率で最良だったのは金剛型(比叡だったか)の3%程度じゃなかったでしょうか。

 ということで、もし砲戦が起こったとしても、大和の主砲弾が命中弾を出せない前に相手の主砲弾が命中、射撃方位盤他がいかれて命中率がさらに低下、後は滅多打ちになっていたんじゃないかな、と思うのが正直なところです。悔しいですけどね。
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旧日本軍もこんな発想しかできないから負けたんでしょう。


戦艦同士の撃ち合いなんてアニメでしか有り得ない。真面目に考えれば、戦艦を
どう運用するか、そしてどう護衛するかです。護衛艦隊の運用と兵力の差を考えても、
日本側の勝利は有り得ない。まあ、こんな妄想でしか旧日本軍の優秀さを
語れないというのは哀しすぎませんか?
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>もし戦艦大和とアイオワ級戦艦ニュージャージーが差しで射ち合ったらどの様な展開を見せると予想されますか?



 昼間で視界良好で双方相手を認識した状態なら、大和が圧倒的に有利です。
 (まあ、ビスマルクがやったような奇跡のまぐれ当たりが出る可能性が零ではないのですが…。)

 そもそもアイオア級って金剛級高速戦艦を確実に勝てるようにする為、つまり攻防で勝るだけでなく、会敵した場合に決して逃がさないようにする為、日本側の新型戦艦に単独で勝てないのを覚悟して高速性能を追及(主砲の発射のプラットホームとして不適切である細い艦形[散布界が広がる])した艦です。
 (金剛級を取り逃がすと米軍の護衛艦を狩られてしまって、主戦力の戦艦群が日本の駆逐艦などの水雷攻撃に晒されてしまうと米軍は考えた。)

 このため日本の新型戦艦と真正面から戦うのは、本来モンタナ級(完成しませんでしたが)か下手をするとサウスダコタ級の役割です。

 アイオワ級の主砲は32km以上で大和型の甲板を貫通し、17km以下で舷側を貫通します。
 大和の場合は26km以上で甲板を貫通し、27km以下で舷側を貫通します。

 つまり、アイオワは大和との距離が17Kmに詰まるまで自身の攻撃は一切無効(30Km以上で命中させるのは当時ではかなり困難)です。←大和はほぼ全域で有効弾を撃てるのに…。
 (煙突穴に主砲弾が突入するとかの奇跡でも起きないと…。)

 しかも当時の戦艦は自身の有効射程距離になったら、相手との距離を一定に保つ様に移動します。
 (つまり、アイオアは自身の攻撃が効かないのに、何時までも攻撃が無意味な距離を保つ可能性が…。)
 距離が一定の状態で攻撃を続ける事が、命中弾を出すのに一番効果的であったので…。

 仮に、アイオアが攻撃の無効さを悟って距離を詰めようとしても(勿論、大和は必死で距離を保とうとするでしょうが)、大和との速度差は時速数キロ程度ですから、数十分以上も一方的な砲撃を受けます。

>主砲の口径が47cmで当然射程も長いので大和が有利でしょうか?
 主砲の射程距離に頼ったアウトレンジ攻撃が殆ど当たらなかったのは、史実の太平洋戦争がハッキリと証明しています。
 (まあ、戦艦同士の決戦で無いので温存しようとしたのが裏目に出ているのですが…。)

 まあ、アメリカは低速超重量砲弾(SHS砲弾)ですから超長距離砲撃は命中精度で不利です…。
 (日本は逆に高速軽量砲弾(九一式徹甲弾)を使用しています。)


 もちろん、霧とかの視野不良だとレーダーを活用した射撃の方がかなり有利になりますが…。
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自分は大和ですね~


気持ちではなく「三式弾」が存在したから、です。
これは対空用に作られたものでショットガンのように分裂して大量に襲い掛かるものです。
うまく調整して一面の海域に撃ち込めば多少の連射速度や精度などはねのけるでしょう。
ただしレーダー戦でジャミングされたら負けちゃうかなと。

戦艦に小さな弾打ち込んでも蚊に刺されたようなものだと言われるかもしれませんが、船体はそうでしょうね。
でも昔よりはるかに人員が外にいなければならなかった時代なので人的被害はとんでもないと思います。
煙突でもフっ飛ばせば動けなくなりますしね。
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よく議論される対決ですが、可能性としてはアイオワ級有利の展開になる可能性が高いと思います。



速力では公称アイオワ級33ノット/大和級27ノットとアイオワ級有利。ただし最大速力で砲戦になる可能性はまずないので、速力は砲戦に入るまでの駆け引きに関係してくるかと。自ずから主導権はアイオワ級が取ることとなります。

主砲はアイオワ級50口径40センチ砲9門/大和級45口径46センチ砲9門。発射速度では大和級よりもアイオワ級の方が1.3倍ほど早いです。一発の威力では大和級の方が有利ですが、同じ門数で発射速度が早いアイオワ級の方が命中させる可能性は上です。
そしてどちらの艦も相手の主砲弾一発ではよほどのラッキーヒットでもない限り轟沈するような致命傷はうけないでしょう。

ダメコンについても両艦が対決する頃の時期では大和側の乗組員の練度は落ちていますし、ニュージャージーの方は平均的な乗組員+ダメージコントロールマニュアルという差異があります。

大和側は鈍足が故に相手に重大なダメージを与えないと逃げることができませんが、ニュージャージーは機関に重大なダメージ受けない限り逃走することも追撃することも自由です。

なので初戦で相手に致命傷を与えられれば大和の勝利、それができなければ時間が経過するほどにニュージャージーの有利となり、感覚的には100回同じシチュエーションで戦った場合、ニュージャージーの勝利が50回を超えそうな予感がします。
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Q戦艦大和の主砲発射時 甲板での衝撃は?

以前、なんらかの本で戦艦大和の主砲発射時、甲板上で生身の人間はその衝撃に耐えられない。(ウサギを金網に入れ実験したところすべて死んだ)という事を読んだ記憶があります。映画「男たちの大和」では、機銃座の兵員はヘルメット以外なんの防具、耳栓などしていないようなのですが、主砲の三式弾打ちまくっていましたね。実際のところどうだったのでしょうか?

Aベストアンサー

映画は観ていませんが、主砲発射時に剥き出しの機銃座にいれば吹き飛ばされてしまうので、そんなシーンがあったのなら、それは映像表現上の嘘でしょう。
大和の場合、主砲発射の衝撃と爆風があまりにも激しいので、高角砲や高射機銃座等は全てドームで覆う設計を施してあります。後期の改修で露天式の物も取り付けられましたが、これを使用するのは、飽くまで主砲を使用しない時だけです。主砲発射の際には、甲板に警報が出て、機銃要員は最寄のハッチから甲板の下に退避するのです。
余談ですが、大和の前にも、戦艦長門が竣工した際(大正時代)、主砲(40センチ砲)の一斉射撃を行った時、艦橋最上部の露天艦橋に人が立っている事が出切るかどうか、志願者を募って実験したそうですが、全員柱にロープで体を繋いでから一斉射撃を行った所、射撃の瞬間に吹き飛ばされて床や壁等に叩き付けられ全員失神。気が付くと軍服のボタンが爆風ですべて弾け飛んでいたそうです。それ以前の日本海軍では、戦闘時の指令部は露天艦橋で指揮を取るのが日露戦争以来の伝統でしたが、これを機会に防御の施された艦橋内で指揮を取るように改まったと言います。

映画は観ていませんが、主砲発射時に剥き出しの機銃座にいれば吹き飛ばされてしまうので、そんなシーンがあったのなら、それは映像表現上の嘘でしょう。
大和の場合、主砲発射の衝撃と爆風があまりにも激しいので、高角砲や高射機銃座等は全てドームで覆う設計を施してあります。後期の改修で露天式の物も取り付けられましたが、これを使用するのは、飽くまで主砲を使用しない時だけです。主砲発射の際には、甲板に警報が出て、機銃要員は最寄のハッチから甲板の下に退避するのです。
余談ですが、大和の前にも...続きを読む

Q太平洋戦争当時日本軍が三八式銃を使用していた理由は

三八式銃とは、明治38年 に発明された旧式の銃らしいですが、
これを太平洋戦争当時でも使用していたそうです。
戦争中の兵器の進歩は日進月歩なのが普通なので、
これは不思議なことです。
使用し続けた理由は何でしょうか?

大量に余っていたとしても新式に鋳直せばよいだけのことです。
現に戦闘機などはどんどん改良を重ねています。
なにか特別なことがあったのでしょうか?

よろしくお願いします。

Aベストアンサー

銃は、航空機、戦車、潜水艦のいわゆる三大新兵器とは違う「熟練した兵器」ですので、寿命は桁外れに長いです。
ほかに寿命の長い兵器は、歴史的に見ると刀剣があります。日本刀は、太刀~打刀に変わったりと、若干の変更がありますがおおむね形は変わりません。これは刀は、熟練した兵器であり、戦術的な変革がなければ、仕様を変える必要がない代物だったといえるでしょう。

さて、三八式についてですが、これも似たようなものです。諸外国の兵器と比べた場合の旧式度合いについては、すでに前に語られていますね。
新しいともいえませんが、それほど古いともいえません。つまり、ボルトアクション式では、すでに三八式は「決定版」ともいえる代物だったのです(No12の方が言っているように日本人にとって扱いやすいのも大きい)。
決定版なので、それ以上のものは戦術的転換がないかぎりは不要です。現在でもピストル、小銃などは50年以上前の設計の物だって十分現役で使っている国もあります。これらは現代の戦術では決定版足りえる代物だからです。

さて、先ほどから「戦術」という言葉を使っていますが、これが、三八式におきた一つ目の悲劇です。
時代は第1次大戦、火器は「小銃による打ち合い(砲は補助的)」から「重砲と機関銃(小銃は補助的)」による戦術に「転換」しました。

つまり三八式の作られた時代の戦術概念と第2次大戦では大きく様相が変わったのです。
基本的に新しく作られた戦術というのは、前に使われていた戦術よりも優れています(優れているから採用される)。
つまり、三八は世界的な戦術である、火砲、機関銃の大量使用による弾幕戦と戦うようには対応していません。
諸外国のようにそれらの「補助兵器」として使うならば十二分の性能だったでしょう。

当時の戦術において勝利を決めるのは火砲、機関銃、戦車といった兵器で、小銃はすでに勝利を左右する兵器ではなくなっていました。
しかし、日本軍にはそれらで力のある兵器はありません。

勝利を左右する兵器を持っていない軍隊と、勝利を左右する兵器を大量保有している国が戦えば・・・どうなるかはわかりますね?

日本軍が、(あくまでボルトアクションから進歩した存在であり、補助兵器の域を出ない自動小銃はともかくとして、です。諸外国がこれの更新を遅らせたのは、他に国力を注いでいたためです)火砲や機関銃の大量配備を嫌ったのは、塹壕戦による経験が薄かったために有効性を信用しきっていなかったのもありますが、最大の理由は、工業力がこれらの兵器を「全軍にいきわたらせて、かつ戦えるだけ」の力を持ち合わせていなかったことです。
国力と軍事力の兼ね合いが著しく悪いとも見れます。海軍でもいえますが、国力以上の軍事費は維持費や更新費用の面で国家を破綻させます。弾薬についてもそうです。自国の国力でまかなえる以上の弾薬を使う軍隊を持てば、補給にひずみが生じて、供給が追いつかなくなります。
かといって軍隊を減らすわけにもいかない状態ですし、そのおかげで更新(つまり戦術転換)に使う国力もない。新しい戦術では弾薬を多く使うので、転換したところで維持できるだけの国力もない(諸外国は生産量を増やしたのですが、日本ではそれができるだけの国力すら残っていなかった)。
日本軍が抱えていたひずみとかゆがみが、小銃にも現れているのです。

もう一つの悲劇が、1つ目の後半とかぶりますが日本の工業力の低さです。
当時、日本の技術力はとにかく欧米に追いつけということでタッチアップを図っていましたが、まだまだ追いついていません。
よく「日本の技術力は世界一だった。アメリカに物量で負けた」なんていう人がいますがこれは大間違いです(空技廠から上がってきた航空機の図面で、「この部分は鋳型をつかった鋳造で」となっていても金型が作れずに削り込み部品にしたというのはよく聞く話です。つまり当時の技術はその程度)。
中でも惨憺たる分野が重工業全般の中でも最重要分野の鉄鋼業でして、製鉄も自国では補完できない、鋳型技術も低い状態です。
さらには、精密機械技術が発展途上でして、とにかく精度が悪い(戦前の日本兵器において「統一規格」はありません。というより作れなかったのです。精度が維持できないのですね)。そのため小銃ですら調整しないと命中精度が維持できない上、部品の互換性がない。これは前線において問題です。
別々の箇所が壊れた銃をばらして一つの壊れていない銃にするというのは、軍隊ではある程度普通ですが、日本ではこれが出来ない。つまり不経済な状態です。
また、弾薬の製造精度も悪いため、弾詰まりが多い。これは自動小銃のほうで批判されますが、こちらについては「吐き出す量が多いためハズレに当たる確率が高い」だけなのです(まあ、自動小銃のほうが若干弾詰まりを起こしやすいというのはありますが・・・)。

ながくなりましたが、結局は日本と日本軍の構造上の問題なのです。
日本において三八式が評判が悪いのは、本来的に責任はない三八式に、日本の抱える問題を添付してしまっているからです。結局問題は日本自体にあるのです・・・
というわけで、三八自体の設計は優秀ですし、ボルトアクション式小銃の決定版でもあります。

銃は、航空機、戦車、潜水艦のいわゆる三大新兵器とは違う「熟練した兵器」ですので、寿命は桁外れに長いです。
ほかに寿命の長い兵器は、歴史的に見ると刀剣があります。日本刀は、太刀~打刀に変わったりと、若干の変更がありますがおおむね形は変わりません。これは刀は、熟練した兵器であり、戦術的な変革がなければ、仕様を変える必要がない代物だったといえるでしょう。

さて、三八式についてですが、これも似たようなものです。諸外国の兵器と比べた場合の旧式度合いについては、すでに前に語られてい...続きを読む

Q戦艦大和、今再現するならお値段いくら

大和の建造には当時の国家予算の数パーセントの巨費が投じられたそうですが、今全く同じ物を作るならどれくらいのお金がかかるんでしょうか。素人考えだと、今の技術から見れば大きな鉄の塊みたいなものだからもちろん国家予算レベルにはならないし金額もはちゃめちゃな数字にはならなそうだと推測しますが。でも100億くらいはかかりますかね。実際いかほどのもんでしょう。

Aベストアンサー

だいぶ前の本ですが、この質問の答に近い本が出版されています。

http://www.amazon.co.jp/dp/4195552710/
よみがえる超戦艦「大和」―史上最強の巨艦「復元計画」
戦争考古学研究会 (著)
徳間書店 (1993/08)

古本が適価で買えますからぜひお読み下さい。
私もこの本を読みましたが、No6さんが言われるように「主砲の砲身」と「防御甲鉄」が最大の難関になります。いずれも、現在は世界のどこにも製造できる工場が存在しません。製造技術も断絶しています。

戦前の日本では、戦艦・正規空母・重巡洋艦の建造は呉工廠・横須賀工廠・神戸川崎造船所・三菱長崎造船所の4箇所で同時に4隻可能でしたが、戦艦の主砲と防御甲鉄は呉工廠でのみ製造可能でした。
三菱長崎造船所で建造された武蔵については、呉工廠で製造した主砲の砲身と砲塔を運ぶために専用の輸送艦が用意されたくらいです。

「同じ物が作れればいいので作成方法は問わなくていいと思うんですが」
ということですが、「同じ物」を作るには、製造技術を再構築し、製造する工場そのものを新たに建設しなければなりません。何しろ、同じ物を作る工場も技術も消滅しているわけですから。

また、大和は溶接工法ではなくリベット工法で作られていました。巨大な船をリベット工法で作る技術も現代では断絶しています。

最初に紹介した本では、
「外見は大和を忠実に再現。実際に発射可能な18インチ砲9門を備える。甲鉄や機関や射撃指揮装置については大幅に妥協。リベット構造は不可能なので溶接構造で建造」
として、あくまでも本の上ですが「大和を現代に再現」していたと記憶します。

ちなみに、戦艦を建造する設備が現役で稼動していた時代でも、例えば戦艦の主砲身は非常に高価でかつ製造に時間と手間を要するものでした。イギリスが第二次大戦後の1946年に就役させた、戦艦としての性能ではイギリス海軍史上最高とされる
ヴァンガード
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89_(%E6%88%A6%E8%89%A6)
は、15インチ主砲の砲身は、第一次大戦中の1915年頃に製造されたものを使用しています。砲身は古いですが、砲塔は完全新設計で、射撃指揮装置もレーダーを使う1946年当時の最新のものです。

「倉庫に眠っている15インチ砲を利用して、最新設計の戦艦を作る」
ことが合理性を持つくらい、戦艦の主砲砲身というのが様々な意味で「貴重なもの」だということです。

だいぶ前の本ですが、この質問の答に近い本が出版されています。

http://www.amazon.co.jp/dp/4195552710/
よみがえる超戦艦「大和」―史上最強の巨艦「復元計画」
戦争考古学研究会 (著)
徳間書店 (1993/08)

古本が適価で買えますからぜひお読み下さい。
私もこの本を読みましたが、No6さんが言われるように「主砲の砲身」と「防御甲鉄」が最大の難関になります。いずれも、現在は世界のどこにも製造できる工場が存在しません。製造技術も断絶しています。

戦前の日本では、戦艦・正規空母・重巡...続きを読む

Q急降下爆撃は何故敵艦に対して縦に侵入しないの?

太平洋戦争での敵艦に対する急降下爆撃機は見てると敵艦の腹に対して向かっています。
でもそれだと、雷撃ならいいけど、爆撃ではちょっと間違うと爆弾が敵艦を素どうりしてしまいます。(飛び越してしまう)

それよりも敵艦に対して縦に侵入したほうが、船は縦に長い長いから外れにくいと思います。

どうして縦に侵入しないのですか?

Aベストアンサー

艦船の甲板は厚い鋼鉄でで守られて、少々の攻撃ではダメージを与えられません。
勿論、甲板上であっても艦載物に被害を与え、操舵室等に命中すれば航行不能には出来るでしょう。
それに対して、側面は大変薄く小さな破壊を受けただけで沈没などの大きなダメージがあります。

さらに、正面からの攻撃は上下は的として大きくなりますが、その代わり少しでも横にずれるとダメージを与えるどころか斜めに滑ってしまいます。
その点側面からの攻撃は、上下の正確さえ有れば左右はかなりずれても確実に大きなダメージを与えることが出来ます。

戦闘機の操縦的にも、左右の調節は機体を傾けるなど難しくなりますが、上下の調節は操縦桿の前後操作だけで瞬間的に調節でき、目標を捉える確立も高くなります。

戦闘機を攻撃する船側にしても、船の構造上縦揺れは少なく横揺れが大きくなります。
当然船の前方から来る敵機には照準を併せやすく、横から来る戦闘機は揺れの関係で狙いにくくなるでしょう。

Q大和とアイオワどちらが近代的戦艦ですか。

大和とアイオワどちらも偵察機が相手を発見したとして
どちらが勝つと思いますか。

Aベストアンサー

当時の戦局的にあり得ない話(実際に発生するとしても大和1隻vsアイオワ1隻というシチュエーションはまずありえず、大和1隻vsアイオワを含む米戦艦多数の艦隊となってしまうと思います)ではありますが、もしも単艦同士で遭遇し、戦艦らしい砲戦が繰り広げられるとしたら・・・

基本的にはアイオワが絶対的に有利となり、しかも時間が経過するにつれてアイオワの勝率は増大します。
理由は速力差によるイニシアティブ保持での有利さ、46センチ45口径主砲と40センチ50口径主砲では圧倒的な破壊力差はないということ、その上でアイオワの方が単位時間あたりで送り込める砲弾数が1.5倍近く多いということ、防御力に関しても独戦艦ビスマルクの主砲弾1発で轟沈した英巡洋戦艦フッドのような脆さはアイオワにはなく、1発のラッキーヒットで即轟沈という事態はほぼありえないこと、そして優秀な水上レーダーによる正確な射撃精度がハード面的に挙げられます。
そしてソフト面的にも、アイオワと遭遇可能な時期の大和には熟練者が少なく、カタログデータ以上の能力をあげにくい状態であるのに対して、アイオワ側は平均的な能力を持った乗組員と、それを更に補完するマニュアル類の完備による強み(ダメージコントロールなど)があり有利です。

可能性としては単艦同士で遭遇した場合、大和勝利のケースは遭遇して砲戦に入りすぐに46センチ砲弾のラッキーヒットがアイオワの致命的箇所に発生し、アイオワの行動が鈍った段階で大和が避退(当時の日本海軍の性質的に、相手を沈めるまで戦闘を継続するとは考えにくい)といったところでしょう。
それ以外のケースは、戦闘に入って時間が経過するごとに大和側の被弾が増えて徐々に攻撃力が落ち、沈黙した段階でアイオワから航空機または駆逐艦への魚雷攻撃要請で撃沈といったところではないでしょうか。

余談ながら、無人の状態で標的として大和がアイオワを撃った場合と、その逆の場合では、圧倒的に大和の方がアイオワを早く沈めることができるのではないかと思います。というかアイオワ側は撃っても撃っても大和をスクラップにはできるけれど、なかなか沈めるには至れないという印象かな?

当時の戦局的にあり得ない話(実際に発生するとしても大和1隻vsアイオワ1隻というシチュエーションはまずありえず、大和1隻vsアイオワを含む米戦艦多数の艦隊となってしまうと思います)ではありますが、もしも単艦同士で遭遇し、戦艦らしい砲戦が繰り広げられるとしたら・・・

基本的にはアイオワが絶対的に有利となり、しかも時間が経過するにつれてアイオワの勝率は増大します。
理由は速力差によるイニシアティブ保持での有利さ、46センチ45口径主砲と40センチ50口径主砲では圧倒的な破壊力差...続きを読む

Qプロペラ機はエンジンが全部止まっても飛べる?

 エンジンが止まった場合、ジェット機は水平飛行はできなくなるが、プロペラ機はある程度の水平飛行ができると何かで昔読んだことがあるのですが、実際のところどうなんでしょう。もしそうならなるべくプロペラ機に乗ろうと思います。(無理か^^;)テレビを見てて、ふと疑問におもったもので。お暇なときで結構です、ご存じの方いらっしゃいましたらよろしく。

Aベストアンサー

高度を維持した水平飛行というのはおそらくプロペラ機でも無理でしょう。
翼の滑空比にもよりますが、余程強力な向かい風でも吹いてなければ
機体を同高度に維持する水平飛行はできません。

蛇足ですが、

プロペラ機でエンジンが停止すると、
今度は回転しない(或いは風力で回転する)プロペラが有害な抗力となり、
それだけでも滑空の大きな障害となります。

今現在のプロペラ機は、
エンジンが停止した場合や着陸時にプロペラの抗力または推進力を
軽減するためにフルフェザー状態(プロペラ面を風に対して自由にする)
ことができます。

私はヘリコプターのライセンスを持っているのですが・・・
一番怖かったのはエンジンをアイドリング状態にして滑空して降りる
「オートローテーション」と呼ばれる訓練でした。
つまりエンジン停止状態をシミュレートするのですが・・

エンジンを最小出力にすると、ぶうん、
という音とともに機体が急速に沈み、降下速度は1500~2000フィート(500~700メートル前後)になります。
滑空速度は機体によって違いましたが、速すぎても遅すぎてもよろしくなく、またローターの回転計が常に通常範囲内にとどめておかなければいけませんでした。

しかも地上ギリギリでパワーを入れて機種上げにして速度を落とし
揚力を確保し、エンジンを元に戻すのですが、
概ねこのときの高度は地上から1メートルくらい。
そうしないと、実際にエンジンが切れたときに滑走できないからです。

オートローテーション訓練はエンジンは動いているとはいえ、
一歩間違えればメインローターは断裂して吹っ飛び、降下速度、降下率を
ミスすれば訓練といえども即死に直結するので、
それはもう真剣そのもので、やるときはいつも脂汗ダラダラでしたね。

前に訓練してて、パワー入れようとしたら教官がレバーを抑えたまま離さない!
「やめてえ!ギャー!」とかなんとか思いつつもざざざざーっと滑走着陸したのですが、
「なんで・・?」って聞いたら
「いやあんまりうまく滑空してたもんだから本当に滑走着陸してみたくなっちゃった。てへ。」
なんていわれて。てへ じゃねえよオイ!
そんなら最初からそうしろって言って下さいよ~!と心でツッコミを入れてました(^^;)

しかし私もまがりなりにもパイロットの端くれ、これだけは言えます。
「飛行機を安全に運行するのはハイテク技術ではなく人の知恵と技である」
どんなハイテク機だろうと、ローテク機だろうと、
それを操縦するのは人であって、危急存亡の事態を打開するのはやはり人の力です。

私はヘリですが、ハイテク機はあまり好きではありません。
コンピュータ制御の計器は好きじゃないんです。壊れると見えなくなるから。
やっぱり昔ながらの空気力や機械式の計器のほうが安心できます(^^)

そうそう、No.3の方のおっしゃってる離陸できない状態というのは実際ありますよ。
私も真夏の暑い日に教官と一緒に訓練に行こうとしたら、ヘリが30センチくらいしか浮かないときありましたから。
そういうときは教官が地面を見ながら私がそろりそろりと滑走路に行って、
滑走しながら離陸してました。帰りは燃料が少ないから余裕で浮いてられます。

長々と失礼いたしました。

高度を維持した水平飛行というのはおそらくプロペラ機でも無理でしょう。
翼の滑空比にもよりますが、余程強力な向かい風でも吹いてなければ
機体を同高度に維持する水平飛行はできません。

蛇足ですが、

プロペラ機でエンジンが停止すると、
今度は回転しない(或いは風力で回転する)プロペラが有害な抗力となり、
それだけでも滑空の大きな障害となります。

今現在のプロペラ機は、
エンジンが停止した場合や着陸時にプロペラの抗力または推進力を
軽減するためにフルフェザー状態(プロペラ面を風...続きを読む

Q戦艦「ビスマルク」の防御力

防御力が優秀といわれるドイツ艦の中で一際有名な「ビスマルク」ですが、装甲厚を見ると排水量のわりに舷側、甲板、主砲塔どれをみてもそれほど厚いように見えません。
英・仏・伊の「リシュリュー」「ヴィットリオ・ヴェネト」「キングジョージV世」の方が装甲が厚くみえてしまいます。

そこで疑問に思ってしまったのですが、「ビスマルク」は他艦と比べ本当に防御力の優れた艦であったのでしょうか?
それとも装甲厚がではなく構造的に優れているのでしょうか?

お勧めの本、サイトの紹介でも構いませんのでご教授お願いします。

Aベストアンサー

まず、艦の耐久性、防御力というものがどういうものかといいますと・・・

要素は「装甲圧」「装甲の質」「構造」「その他防御装置」などがありますが・・・
たとえば大和は装甲圧はもちろんですが、細かい水密区画、注排水装置、バルジなど、それらも含めて、非常に高い防御力というのを自他共に認められているのです。

ビスマルクは、装甲圧はともかくとして、質はまあなかなか良いのですが、どっちにしても、現在想像されるほど屈強ではありません。

これはビスマルクが結局のところ第1次大戦型の焼き直しに過ぎない、つまり日本で言うところの金剛といったもの(ただし金剛はあくまで巡洋戦艦ですが・・)の発展系でした。
特に泣き所は甲板の装甲です。
これはあくまで、バーデン級戦艦という、第1次大戦戦艦の設計を踏襲しているためです。
この船はあくまで近距離での撃ち合いを考えており、そのため甲板防御が低くなっています。
どういうことかというと、遠距離だと砲はかなり仰角をつけて狙うため、甲板に命中します。しかし近距離だと、仰角をつけずに撃ち込む為、舷側に命中するのです。
第1次大戦頃では測定儀が発達していなかったため、水平線の遠くからの撃ち合いはあまり想定されていませんでした(しかし第1次大戦でこれが合ったため、甲板薄の舷側厚という設計は事実上否定されました)。
で、ビスマルクも甲板が薄い。舷側は厚いですが、いずれにしても総合防御力でキングジョージといった最新艦よりは劣っていたといわざるを得ないでしょう。

さて、なぜビスマルクは装甲が厚い、という風評が出たのかと考えると・・・
フォルムでしょうね。あの舷側が低くいかにも安定して、どっしりとした形。
そしてどっしりとしていながらスマートな艦の見た目。
さらには「大和が出るまで世界一」だった排水量。
このあたりが、ビスマルクが防御力に優れていた、という話が出るゆえんかと思います。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/ビスマルク級戦艦

まず、艦の耐久性、防御力というものがどういうものかといいますと・・・

要素は「装甲圧」「装甲の質」「構造」「その他防御装置」などがありますが・・・
たとえば大和は装甲圧はもちろんですが、細かい水密区画、注排水装置、バルジなど、それらも含めて、非常に高い防御力というのを自他共に認められているのです。

ビスマルクは、装甲圧はともかくとして、質はまあなかなか良いのですが、どっちにしても、現在想像されるほど屈強ではありません。

これはビスマルクが結局のところ第1次大戦型の焼き...続きを読む

Q旧日本海軍の対空砲火

旧日本海軍の特に機動部隊の対空砲火について教えてください。

よく旧海軍機動部隊の対空砲火の威力というか弾幕密度が、アメリカのそれより貧弱で「米雷撃機が日本軍の凄まじいまでの対空弾幕に阻まれ・・・」という事は寡聞にして聞き(読み)ません。
しかし、太平洋戦争開戦頃ならまだしも、ミッドウエー海戦以降であれば日本軍も対空兵装を強化して、「これ以上はもう搭載するスキマが無い。」という位、全艦針鼠のような状態ではなかったのでしょうか?
それともアメリカは門数は1艦隊当たり日本と同等でも、単位時間内での発射弾数などが多いので密度が違うのでしょうか?
でも、それほど日本とアメリカで単位時間発射弾数が違うとも思えませんが。

ずっと気になっていたので質問させていただきました。
ご存知の方、よろしくお願いします。

Aベストアンサー

まず対空砲の射程の問題があります。
雷撃機は高度2~3000メートルで接近し敵艦を発見し次第に高度を下げ高度を海面上10メートル前後までさげないと魚雷を投下できません。  これは海面での衝撃で魚雷の破壊や爆発を避けるためです。

この距離ないし接近中に早期に射撃して雷撃機を撃墜するには日本軍の対空機銃は射程が不足でした。
雷撃機は約2000メートルまで目標に接近すると魚雷を投下し離脱するものです。

従ってこれを撃退するには目標艦より距離2000メートルの海上に護衛艦を配置する必要があります。
日本軍は護衛艦が少数でしたから有効な弾幕を張ることは困難でした。

アメリカ海軍の輪形陣はこの点強力な防御体形でした。
射程の長い対空砲は射撃も種々の理由で制限があったことは他のご回答に示されています。

急降下爆撃機の場合は高度3000メートルくらいから急角度で降下しますから加速度もあり爆弾投下高度まで急速に接近します。
この間の対空射撃は対空砲が有効ですが発射弾数が少なく適当な距離での爆発を設定する事は困難です。
日本軍の対空射撃の有効射程を知っておればその圏外で爆弾を投下して離脱できます。

戦艦や空母は大型ですから至近弾でも損害を与えることが可能です。
これを迎え撃つ機銃座は暴露状態ですから死傷者が続出し対空能力が低下せざるをえません。

アメリカ軍のVT信管、40ミリ機関砲、20ミリ機関砲の組み合わせは極めて有効な弾幕射撃が可能でした。
しかも攻撃地点に近い場所に配置されていましたから雷撃、爆撃、特攻攻撃も困難ないし犠牲者を生むだけでした。

まず対空砲の射程の問題があります。
雷撃機は高度2~3000メートルで接近し敵艦を発見し次第に高度を下げ高度を海面上10メートル前後までさげないと魚雷を投下できません。  これは海面での衝撃で魚雷の破壊や爆発を避けるためです。

この距離ないし接近中に早期に射撃して雷撃機を撃墜するには日本軍の対空機銃は射程が不足でした。
雷撃機は約2000メートルまで目標に接近すると魚雷を投下し離脱するものです。

従ってこれを撃退するには目標艦より距離2000メートルの海上に護衛艦を配...続きを読む

Q特攻は通常攻撃より有利だったのですか?

「特攻-還らざる若者たちの鎮魂歌」(神坂次郎著)を読んで思ったのですが、
特攻は、通常の飛行攻撃に比べてどう有利だったのでしょうか?
この本に「われ特攻を拒絶せり」という章があり、特攻を拒絶した美濃部少佐率いる芙蓉部隊が奇襲攻撃を繰り返して成果をあげています。
飛行機のまま体当たりするのと、途中で爆弾を落とすのとで、命中精度がだいぶ違ってくるのでしょうか?

よろしくお願いします。

Aベストアンサー

>飛行機のまま体当たりするのと、途中で爆弾を落とすのとで、命中精度がだいぶ違ってくるのでしょうか?

急降下爆撃(水平爆撃ではない)の命中率で言うと、日華事変当時の艦爆隊の命中率は60~70%、錬度が頂点に達していた昭和17年のインド洋海戦のころは急降下爆撃命中率は80~90%です。
これはインド洋海戦の九九式艦上爆撃機53機(赤城17機、蒼龍18機、飛龍18機)の巡洋艦への爆弾命中率88%、九九式艦上爆撃機85機(赤城17機、蒼龍18機、飛龍18機、瑞鶴14機、翔鶴18機)から航空母艦への爆弾命中率82%、また17年のコロンボ攻撃などでの江草隊の命中率85%などからも確かでしょう。
恐るべき命中率で、パイロットの高い錬度の賜物でしょう。

ただしその後は激戦を重ねる中で熟練パイロットが消耗し、命中率は低下していったと思われます。
元々戦闘機乗りでWW2では航空参謀、また剣部隊の司令となった源田実は、戦艦・航空母艦の議論の中で、「一方航空機の場合は水平爆撃の命中率が12%,急降下爆撃が50%,雷撃が75%である」と分析していますから、一般的及び充分な錬度での艦爆(急降下爆撃)の命中度は50%ほどと考えるのがいいかと思います。

特攻での命中率ですが、米軍の資料で56%と言う資料がでましたが、これは書類上で正確には命中効果率であり、命中率とは違います。米軍が視認した機数を分母に至近命中まで含んだものです。
下記データの中から
http://www.geocities.jp/torikai007/1945/kamikaze-statistic.html
日本海軍の特攻機(1944年10月から沖縄戦まで)
出撃数 2,314
帰還数 1,086
損失 1,228
の帰還数は戦闘に参加しなかった数なので、損失(未帰還)1228の中で
損害を与えた322を計算すると26%となります。
日本側の特攻初期の推定26~28%と重なりますね。

また安延多計夫大佐の調査での比島作戦~硫黄島作戦の数字、奏功率(奏功率とは命中機数と至近弾機数の合計)27.1%とも重なります。
命中率では19.5%です。
しかし米軍の特攻対策により、大戦末期の沖縄戦では特攻の命中率も極端に下がり、奏功率13.4%、命中率6.8%となっています。6.8%…もうボロボロですね。
http://d.hatena.ne.jp/fuldagap/20070220

ちなみに水平爆撃と急降下爆撃を混同されがちですが、攻撃目標に対してのベクトルをあわせて急降下し500メートルの高度から爆弾を投下すると3秒後には目標に激突しますので、ある程度の錬度の航空隊ならば急降下爆撃の命中度は非常に高いです。

また特攻を始めた時の急降下爆撃のほうが命中率は数%だったようですから、そうなれば特攻のほうが命中率は高いです。
つまりその当時では、錬度の低い兵士を各地に投入せねばならなかった悲しさですね。
その上で軍内部での対立(陸軍・海軍)などもあり、戦果があがらない上層部が「ウチはこんなにまでしているという」という言い訳、責任回避にさせられた面もあります。

戦略面で言うと、特攻は敵との戦闘までいけば死亡率100%ですから、米軍側からすれば、命中しようが海に落ちようが攻撃機はすべて落ちます。つまり敵機迎撃率100%と同じです。

日本側からすれば、攻撃をするごとに確実に機体とパイロットを失い兵力が減少していくわけで、ただでさえ苦しい戦況がその後どうなるかは自明の理です。正に負ける事を前提に、負けに向かって進んで行くだけの時間稼ぎの戦略になります。そんなものに使われた若者たちはたまった物じゃありません。

もちろん「君たちだけを死なせはしない。最後には私も君たちの後を追う」と言って若者を特攻に向かわせた上層部の多くが、戦後に国会議員や政治顧問になっていたりします。
逆に特攻に批判的だった、あるいは責任を感じていた上官が後を追ったり、腹を切ったりしているのは皮肉です。

という事で単純な比較はできませんが、ある程度の錬度の航空隊なら急降下爆撃のほうが命中率が高い。しかも艦船への爆弾の激突時の速度、ダメージも上です。
特攻を始めた当時のみでみれば、体当たり攻撃のほうが命中度が上です。

>飛行機のまま体当たりするのと、途中で爆弾を落とすのとで、命中精度がだいぶ違ってくるのでしょうか?

急降下爆撃(水平爆撃ではない)の命中率で言うと、日華事変当時の艦爆隊の命中率は60~70%、錬度が頂点に達していた昭和17年のインド洋海戦のころは急降下爆撃命中率は80~90%です。
これはインド洋海戦の九九式艦上爆撃機53機(赤城17機、蒼龍18機、飛龍18機)の巡洋艦への爆弾命中率88%、九九式艦上爆撃機85機(赤城17機、蒼龍18機、飛龍18機、瑞鶴14機、翔鶴18機)から航空母艦への爆弾命中率8...続きを読む

QB-52ってなぜ長寿なのですか?

アメリカの爆撃機B-52についてですが、まだ現役で飛行しているのを知り、びっくりしました。
たしか初飛行は1952年頃だったと思うのですが。
もちろん最新式の爆撃機はB-1とかB-2も存在しますが、B-52と同時期に飛んでいた
戦闘機はF-86セイバーとかだと思うのですが・・・
戦闘機の方が更新のサイクルが早いとは思うのですが、アップデートしてるとは思いますが、
B-52が半世紀以上も現役でいられるのはどうしてですか?

Aベストアンサー

現在、配備中のB-52は、1952年から飛んでいるワケじゃ無く、最新のH型・・・といっても最終号機がロールアウトしたのは1962年だから、すでに50年以上に渡って度重なる改修を受けて飛び続けているか・・・

元々、機体が柔構造で設計されて耐久性に有利だったようですが・・・そのほかに

B-52はステルスなんて発想の無い時代の設計で「敵防空圏内に侵入して爆撃」なんて技は使えないけど、主翼下にもハードポイントを持つことからトマホークなどの対地ミサイル母機としての能力はB-1/B-2より上になるなど、それぞれの能力を補完する関係にあるし、爆弾槽も様々な兵器を搭載できるなど「多種多様な兵器を、大量に搭載し、遠方に投入・投下する」能力(運用の柔軟性)の観点で見れば、まだまだ一線級の能力を持つのは間違いない。

あと、「実は”核攻撃能力”を持っている爆撃機が核装備型B-52しか残っていない」のもポイント。
配備開始時に核アラート任務に就いていたB-1も、冷戦終結後にボムラック(爆弾架)の改修で通常兵器装備型のみになったし、B-2は最初から通常兵器装備型しか配備されていない。
勿論、B-1/B-2もボムラック改修で核装備対応型に出来るけど、平時に運用可能な機体を減らすことになる=通常兵器攻撃能力に穴が開くことになるし、コスト的にもペイしないとのこと。

あと、長寿命という点では、ヘリコプターのCH-47(チヌーク)系が、原型機の初飛行が1962年、極めて優秀な機体で、未だに後継機は存在せず、現在も生産中。
どころか、2025年までの生産がほぼ確定していて、その時点で生産が終了しても改修を続け30年以上の運用継続計画がある。
ま、同じなのは、基本的な形状やメカのレイアウト程度で、エンジンもアビオニクスも違う「似て非なるヘリコプター」になるんだろうけど・・・

現在、配備中のB-52は、1952年から飛んでいるワケじゃ無く、最新のH型・・・といっても最終号機がロールアウトしたのは1962年だから、すでに50年以上に渡って度重なる改修を受けて飛び続けているか・・・

元々、機体が柔構造で設計されて耐久性に有利だったようですが・・・そのほかに

B-52はステルスなんて発想の無い時代の設計で「敵防空圏内に侵入して爆撃」なんて技は使えないけど、主翼下にもハードポイントを持つことからトマホークなどの対地ミサイル母機としての能力はB-1/B-2より上になるなど、それぞ...続きを読む


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