【お題】絵本のタイトル

今年の祇園祭で山鉾33台を見学しました。

山鉾の周りのデザインにペルシャ絨毯が下がっていたり

ピラミッドが描かれているのはなぜですか

江戸時代からでしょうか。

お教え下さい。

A 回答 (3件)

祇園祭の山鉾は胴懸など豪華な織物で飾られています。


それら織物はペルシャやトルコの絨毯やゴブラン織りなど大変高価なものばかりです。

図柄にはピラミッドやトロイ戦争や旧約聖書の物語などもありますが
はっきり言ってとくに宗教的な理由はありません。

祇園祭がユダヤ教のシオン祭から来ているとか、いろんな意見はありますが
山鉾を運営している京都の町衆にはそういった意識はなく
あくまでも祇園祭りの山鉾飾りです。

織物が飾りに使われたのは室町後期かららしいのですが
今残っている織物は江戸時代からのものが多いようです。

ピラミッドの図柄は浄妙山という山に使われる飾りですが、
最近新しい飾りを新調したのが230年ぶりとのことですから、
それ以前から伝わるピラミッド柄の飾りは少なくとも230年以上前に
入手されたことになります。

江戸時代は鎖国でしたが中国朝鮮あたりを経由したり出島などを通って
外国の珍しい商品が輸入されていました。

こういった織物は目の玉が飛び出るほど高価だった(今でもそうですけど)のですが
それを買い入れて山鉾の飾りに使った京都の町衆の祇園祭にかける意気込みと豪気さには
圧倒されてしまいます。
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山鉾は町内ごとに整えます。


みんな「うちのんが一番え!」って自慢したいんですよね。

題材にも悩みますし、製作をまかせる職人の選抜にも気をつかう。
中国古典、仏教説話、日本神話に通じることは、町衆のあたりまえな教養です。
今年の飾りのテーマはどうするか?というような話し合いの様子を描いた古典なんかもあります。

昔はお神輿のような人が担げる程度の大きさで、構造も簡単なものだったのが、世の中が安定して、町民(商人)の財力がついてくると、より大きく、より豪華なもの、趣向を凝らしたものになっていきました。
当時の商人たちの都市、堺や長浜でも町衆(商売敵)がお祭りを盛り上げていたので、張り合う対象は京都の中だけではなかった。

で、舶来品=超高級な貴重品、もっているだけで自慢になるものを飾ることになるというわけ。
支倉常長がローマ教皇に下賜されたものの一部だという話もあります。

例えば、地元の織屋に頼むなら、「天神さんをテーマにするから、こんな図柄でよろしくね」っていえるけど、外国にそれはできない。
ピラミッドが描かれていたり、ペルシャ絨毯だったりするのは、「たまたまその図柄が輸入されてたから」ですね。
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ペルシャ絨毯なんて1枚もありません、あれは緞通です。



幾何学模様であってピラミッドではありません。
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