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ラジコンヘリコプターのジャイロの取り付け位置についてですが、通常の位置(テールパイプの付け根の上辺り)では無くてメインシャフトの近くに付けるとでは、違いがあるのですか?教えて下さい。

A 回答 (1件)

ラジコンヘリあるいは模型航空機に限らず、航空機に搭載されるジャイロ


は原理的には機体のどこにあっても働きは同じです。機体の向きが変わった
際、変更される角度と、かかる角速度に場所による違いは無いからです。
例えば、実機旅客機のジャイロ使用計器の全てはコックピット下方機首部
の電気室のコンピューターラックにあります。

ですが、理論的にはそうでも現実として模型では様々な理由で重心付近、
マスト付近が理想になります。ジャイロマウント面の条件として、
・取り付け面が強固であること。これは必然的にメインマスト付近が
 もっとも構造的に剛性があるので近い方が良いことになります。
 ラジコンヘリの中にはフロントのプラフレームにジャイロマウントが
 あり、サーボに負荷がかかるとフレームが捻れるものもあります。
 微細な角度ずれですが、本来理想とは言えないことになります。
・エンジン振動、各回転部分の振動を受けないこと。
 強固で剛性あるメインフレームから離れるとその場所は振動しやすく
 なります。振動周期にもよります。
・熱を受けないこと。ジャイロの中には、「熱をもつサーボに貼り付け
 無いこと」とわざわざ書いてあるものがあります。本来高精度の
 ジャイロ計器は温度影響を受けるものです。密閉空間でなく外気が
 導入されるところを指定するジャイロもあります。
・マストに垂直あるいは水平の精度が保たれること。
 これも構造的にマストに近い方が保ちやすいということになります。
 10G等という高負荷がかかるラジコンヘリでは、硬いようにみえても
 フレームの捩れというのは大なり小なり飛行中発生するものです。

テールパイプは振動しやすい部分であり、この付け根もまた振動を拾う
と言えます。多くのラジコンヘリで用いられる方法ですが、ここで支障が
あるなら位置をマスト近辺に移すのは効果があります。ただし、他の
振動、マウント面の精度などの条件が悪くなったり、エンジン機ではオイル
を被るようなテープが剥がれやすい環境だったり、ケーブルが足りず
ジャイロを引っ張るような設置になれば逆効果になります。
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この回答へのお礼

初めまして、とてもわかりやすい解説ありがとうございます。ここまで丁寧な解説に感謝いたします。今、飛ばしているのは、400クラスの電動機なので、早速試したいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2013/07/24 18:39

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