
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
回答No.3です。
補足について,回答します。
>「データを精査する」とは例えばどんな作業でしょうか?
>また「精査」の内容がわかったところで、データを精査する過程で分析手法を用いるのでしょうか?
分析手法は,実に様々な方法が編み出されています。
主な研究分野で言えば,統計学という応用数学が代表格でしょうか。
統計学は主に数字を使って情報を分析しようという学問ですね。
よくあるアンケート調査とか世論調査とかも,こうした統計学の成果を基に分析されています。
主な手法を以下に紹介します。
よく用いられるのは,「回帰分析」といわれる手法です。
この手法は,まず関係の深そうな数字を想定します。
例えば,身長と体重とか宣伝費と売上などなど。
これらを,公式に当てはめて計算したり相関図を作成して因果関係を調べたりします。
これによって,「身長が高いほど体重が重い」とか「宣伝費百万円だった月の方が,宣伝費二百万円かけた月のよりも売上が高い」といった結果が得られます。
こうした分析を通じて得た結果を活用すれば,健康でいるための適切な体重とか,売上に繋がらなかった広告費を削減して設備投資に使おうといった行動指針に活用できます。
マーケティングの世界でよく使われているのが「コンジョイント分析」と呼ばれる手法です。
商品を開発するときに,値段と機能のどの組み合わせが最適かを割り出すのに用いられます。
例えば,テレビを開発しようとします。
テレビには,画面の大きさ・色・動画の滑らかさ・音・3D機能・録画機能・インターネット機能などなど。
色々な機能がついています。
これらをどのように組み合わせるか,この機能があれば幾らで買ってもらえるかなどを分析していきます。
その為のデータの一つである消費者の意見などは,アンケートで行われることが多いですね。
「あなたは3D機能があれば幾らまでなら買いますかますか?」とか言うやつですね。
そうしたデータを計算して32型でネット機能が付いたものは6万以上では売れないとか,3D機能付で最も売れる値段では逆ざやになるから製造数を減らそうとか。
売れる商品を作るために必要な一定の指針が得られたりします。
他にも「判別分析」とか「主成分分析」,「MTS」など,実に様々な分析手法が発見・開発されています。
それぞれの手法では,分ることが別々ですので,目的に応じて使う必要があります。
こうした分析方法は,なにもマーケティングなどのビジネスの世界だけでなく,政治や安全保障・福祉など実に様々な所で使われています。
ただ、当然より高度で正確な分析となると,専門知識が必要ですので「分析官」なんて職業も成り立つわけです。
>もうひとつは、例を出していただいた部分について「有権者が求めているもの」は、候補者からのニーズになるのでしょうか?
>それともやはり、データから推測して自主的にアドバイスをするのが、分析官の仕事になるのでしょうか?
これに関しては両方ということになりますね。
選挙というのは,なんだかんだ言っても何を争点にするかです。
そして演説によって政策を知らしめ有権者に訴えます。
そこで,政党の戦略として有権者のニーズを分析し各候補者に伝えたりします。
その一方で,候補者はどんな内容の演説をしたらいいかを党にアドバイスを貰いたいでしょうしね。
つまるところ,政党と候補者のすり合わせですね。
まぁ、今回は初のネット選挙解禁ということで,政党本部側が積極的に動いたようです。
それが上手く言ったのが自民党と共産党でした。
自民党はツイッターなどを分析して演説内容を決めたようですので,今回のご質問に丁度いいかと思い紹介しました。
因みに,ソースは下記の番組です。
『クローズアップ 検証“ネット選挙”』2013年7月23日(火)放送
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3383.h …
ではでは,参考になれば幸いです。
回答をいただけて嬉しいです
分析は、思ってたより難解みたいです(^^;)
そもそもどうやって変数を選択するのか、全く発想できません。。。
今の僕の知識では「データを精査する」という部分については、読み取ることができませんでした。。。
説明していただいた部分を熟読して、ちょっと分析について勉強してみたいと思います
また、よろしくお願いします
No.4
- 回答日時:
CIA情報分析官を描いた映画を観てはどうでしょうか
「トータル・フィアーズ」(2002年)
「今そこにある危機」(1994年)
(ともにトムクランシー原作)
「ゼロダークサーティ」9月からレンタル開始
回答をありがとうございます
「トータル・フィアーズ」は何度か観ました
「今そこにある危機」はタイトルだけは知っています
トムクランシーはよく知っています
僕は小説とかは読まないのですが、彼の作品だけは読んだことがあります
「ゼロダークサーティ」というのは初めて聞きました
今度は、分析官という視点で観てみようと思います
よろしくお願いします
No.3
- 回答日時:
まずは,情報リテラシーという言葉を紹介します。
情報リテラシーとは,「情報が必要とされるときに情報を"効果的"にそして"効率的"に(1)探し出し、(2)精査し、そして(3)使うことができる能力」です。
日本ではパソコンだのネットだのを使いこなすことを「情報リテラシー」だと思っている人が多いのですが,パソコンもネットも情報そ探し出し精査し発信する道具の一つです。
本・新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・近所のうわさ話等なども全てが情報リテラシーの対象です。
前置きはこのぐらいにして情報分析官についてです。
情報リテラシーの定義を見て分かる通り,情報というのは使わなければただのデータです。
そのデータを有効に使えてこそ,そのデータに意義が出てくるわけです。
そのデータを「精査」して「使える形」にしなければなりません。
この「データ」を「精査」し「使える形」を主に請け負うのが,「情報分析官」という仕事です
例えば,最近NHKで先の参院選で行われた,初のネット解禁について総括していました。
そこでは,ネットをうまく使って選挙戦を戦った人・うまく使えなかった人が紹介されていました。
その中から一例を纏めてみます。
まずは,情報収集ということで,ツイッターやFacebookなどから有権者が関心のあることを収集します。
具体的には,ここ最近ツイッターでつぶやかれたキーワードは何かを割り出します。
そこから,有権者は憲法論議よりもアベノミクスの是非につて多くつぶやいていた事を知ります。
そこで,各候補者に対して,街頭演説では憲法よりも経済に絞るようアドバイスします。
街頭演説後には有権者の反応を中央に伝えます。
それを分析すると,「所得が倍増します」などの曖昧な言葉よりも「半年で株価がこれだけ上がりました」と具体的な数字を示すほうが好感を持たれやすいことがわかりました。
で,その結果をもう一度候補者に伝えます。
以上の流れの中で,ツイッターのつぶやきから「憲法よりも経済政策」を「有権者が求めている」と分析するのが分析官の仕事というわけです。
これは小さな一例であり,国政ともなると国内外から沢山の情報が集まってきます。
その膨大なデータの中から,使えるものを見つけ出し,それをどのように活用するかを分析する必要があります。
いよいよTPPの交渉が開始されましたが,今までの交渉内容が書かれた1000ページにも及ぶ文章を必至に読み解いているところだとニュースで流れましたね。
他にも,他国の交渉団と非公式の会合をもって(それこそホテルで朝食をとってる時に挨拶がてらとか)情報収集に努めているようです。
これらを活かすも殺すも分析次第と言えます。
まさに分析官の仕事ですね。
どのように分析するかというのは,色々方法がありここでは書ききれませんね。
例えば,マトリックス表を作ったりクラスター分析であったり,各種統計について表やグラフに纏めそこから「意味」を読み取るのも立派な分析作業ですね。
これらは,何も国の分析官だけではなく,色んな企業で行われているマーケティングとかでも当たり前に行われています
個人レベルでも毎日情報を受取,(意識的・無意識的に)分析判断してから行動してるはずです。
それをもっと高度なレベルで専門的知識を活かして分析するプロが分析官ですね。
最近は「ビックデータ」なんて言葉が流行り始めているようです。
ますます情報分析官(正式な職名じゃなくとも)の活躍する時代になっていきそうです。
最後に,分析の重要性にちょっと触れた記事がありましたのでリンクを貼っつけておきます。
http://blogos.com/article/55039/
あと,有識者会議の発表しりょうが落ちてましたのでついでに。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ka_yusiki/dai3/ …
この回答への補足
詳しい説明をありがとうございます
いくつか気になったことがあります
細かいかもしれませんが「データを精査する」とは例えばどんな作業でしょうか?
また「精査」の内容がわかったところで、データを精査する過程で分析手法を用いるのでしょうか?
もうひとつは、例を出していただいた部分について「有権者が求めているもの」は、候補者からのニーズになるのでしょうか?
それともやはり、データから推測して自主的にアドバイスをするのが、分析官の仕事になるのでしょうか?
重ね重ね、質問が多いですが、回答いただけると嬉しいです
よろしくお願い致します
No.2
- 回答日時:
収集は、作戦を掛け、諜報に反する手や防諜工作を外した指標で、監獄で得られた資料をファイル綴じするもの。
分析は、ファイルを調べて、その意味するものを必要とする機関に文書や口頭で送付する。
自衛隊は、これらを為しえない、B級組織。湾岸紛争では、何の活動もしなかった。ああ、米海軍日本人特別任務部隊は、爆撃したがね。
爆撃など作戦を前に事前武装情報活動なんて、自衛隊じゃ考えられない。情報保全隊を用いて口封じをするが、適切な処理はできないようだ。情報保全隊は、市民相手も、自衛官相手もする。若し戦争があれば、情報保全隊を恐れよ。掟は、彼も人と言う程度のものしかない。
回答をありがとうございます
すみません
やはり、ほとんど理解できませんでした(><;)
しかしながら、情報保全隊の話はオモシロかったです
よろしくお願いします
No.1
- 回答日時:
地図、官僚の発言、膨大な書物、通信の傍受、金融情報、民間情報などから、必要とする関係の情報を読み解いて、道を指し示すのです。
わかるかな、、、。この回答への補足
貴重な意見をありがとうございます
すみません
サッパリわかりません(><;)
「分析」という言葉に関してはド素人です。。。
いちお辞書は見たのですが「複雑な事柄を一つ一つの成分に分けて、構成などを明らかにすること」などと書いてあります
やはり、そーゆー側面があると思われますか?
「読み解く」というキーワードが気になったのですが、どんな部分に「分析」の要素があると思われるでしょうか?
質問が多いですが、差しつかえなければ、具体的な例を出していただけると非常に嬉しいです
よろしくお願い致します
回答をありがとうございます
「トータル・フィアーズ」は何度か観ました
「今そこにある危機」はタイトルだけは知っています
トムクランシーはよく知っています
僕は小説とかはよまないのですが、彼の作品だけは読んだことがあります
「ゼロダークサーティ」というのは初めて聞きました
今度は、分析官という視点で観てみようと思います
また、よろしくお願いします
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