プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

膠の量と水の割合についてのこつや、役に立つ情報を教えてください。

A 回答 (3件)

三千本も粒膠も鹿膠も、現在ではすべて牛から作られています。

(はるかかなた昔は、鹿膠は本当に鹿だったらしいですが)
三千本は一種類ですが、粒膠は何種類かあります。
鹿膠は、商用に牛の膠をそういう名前で売っているもので、いくつかの会社が出していると思います。
それぞれ、処理や精製の過程が微妙に違うので、不純物の割合や種類、それに膠自体の分子量(分子の大きさ)が少しずつ違います。
粒膠も三千本と同じように、どの種類も一晩膨潤させてその後加熱して使います。
濃度は、用途によって異なりますが、工芸品の修復などに使う一番濃いものでも10%、日本画を描く時は普通は数%で、好みに応じて使用する際に調整して使いますね。
冷蔵庫に保存しても数日くらいしか保ちませんので、使う予定が立ったら、前日に水に浸しておいて、毎日作成するのがよいと思います。
粒や三千本は溶液を混ぜても大丈夫だと思いますが、鹿膠は会社によっては保存料を入れていますので、その成分を考えると、混ぜた場合のことはちょっとわからないところです。
    • good
    • 0

追記します。


鹿はつかったことがありません。私の基本は三千本です。
ただし、ふやかすのに時間がかかるので、師匠は作業場で不足に気づいていそいで作り足さないと…というときなど粒をふやかして投入しているのをみかけます。
三千本については、解説サイトにもありますが、私は半分サイズに切って、一晩くらいふやかしてから弱火で煮溶かします。

膠専用のヒーターも鍋もありません。熱源は台所のガスだし、最初のうちは持ち手もない金属の料理用ボールでやってました。いまは100均で売っている小型の片手鍋を使っています。ぶくぶく沸騰させないようにがんばって下さいね。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

色々と丁寧に教えて下さって有難うございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2004/04/14 22:39

私の使う膠は、目的が金銀箔の定着や、染色した和紙の色止めなので、ちょっと違いますが…。


日本画のために使われるのなら、下記↓に写真付きで詳しい使い方が載ってますよ。

保存料を入れていない膠は、暖かいと腐りますから、濃いめに作って密封できる瓶に入れ、冷蔵庫に保存して、使いたい分量だけ別の器にとって、水で薄めて使うとよいです。冷暗所保管していた瓶を傾けて、中身が崩れずぷりぷりしていればまだ使えます。この判断のためにも保管は透明な瓶がよいです。
ただし、口元をきちんと拭かないと、次に使うとき大変ですけれど。

参考URL:http://www.yumegazai.com/owners/yumegazai/begine …

この回答への補足

膠には、鹿膠・粒膠・三千本などありますが、それぞれの
溶き方を教えてください。混ぜても良いのでしょうか?

補足日時:2004/04/04 22:06
    • good
    • 1
この回答へのお礼

どうも有り難うございました。とても参考になりました。

お礼日時:2004/04/04 21:56

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!