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江戸時代、一般の人々は派手な色の服を着用することが
許されなかったため、藍色が人気になった。

と聞いたことがあるのですが、
何故そのような政策を行ったのか、
また、何故人々は藍色を好んだのか教えて下さい。

A 回答 (1件)

基本的には儒教・朱子学の考えがそういうもんだからということだと思います。



その上で、政策的にどのような効果があったか類推しますと
1.秩序を保つため
現在でも服装の乱れは風紀の乱れとかいいますよね。
学校で服装チェックなどもあるかと思います。

2.武士の出費を抑えるため
凝った高い服が流行れば、それを着る武士の支出も増額します。
その結果武士の財政は厳しくなります。
幕府の基盤である武士の財政状況の悪化は幕府の弱体化をまねきます。
なお武士は基本サラリーマンでしたが、中国の官僚は中央からの委任された権力を元に自分で金を集めていました。
ですので、支出がかさむ場合、収入を増やす余地があったわけです。
その時最も手っ取り早いのは賄賂をもらうことであり、華美な装飾は支出の増加を招き、支出の増加は政治の腐敗を招きやすい構造だったと思います。
そのため儒教では質素倹約がより強く尊ばれたと考えます。


3.経済構造について
新しい商品は新しい富を生み出します。
新しい富は新しい金持ち、新しい勢力を生み出します。
新しい勢力は既存の勢力よりも、既存の政府の支配が緩い事が多いです。
これが反政府勢力と結びついた時、政府にとって無視できない脅威になるわけです。
現に新興商人たちは幕末時維新志士たちを応援していましたし、ピューリタン革命は英国内の新興商人が応援していました。

3については、幕府の人間は気がついてなかったと思いますが、伝統的な儒教社会の経験則としてわかっていた可能性はあります。
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この回答へのお礼

迅速かつ丁寧な御回答、誠に有難う御座います。

お礼日時:2013/09/02 00:47

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