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よく小説などで、話し言葉を表現するとき、かぎ括弧(「 」)をつかうかわりにダッシュ(――)をつかうことがありますが、このダッシュの使い方のルールがわかりません。たとえば、

1)ダッシュの位置
 文の前に使うのが正しいのか
  例)――そういうことだったのか。
 それとも文の後に使うのが正しいのか 
  例)そういうことだったのか――。
 あるいは文の前と後に一つずつ使う方が正しいのか、
  例)――そういうことだったのか――。

2)かぎ括弧とダッシュどちらも併用して使用する場合の、使い分けかた、

3)また、声に出す会話でなくても、頭の中の考え事を、文中にさしはさんで表現する際にもよく使われているように思いますが(ドイツ語でいうGedankenstrich)、それを日本語の文中で使う際の正確なルール

・・・等がわかりません。

日本語エッセーや小説などでダッシュを使う際の正確なルールをご存知の方、いらっしゃいましたら、どうかご教授ください。さらに参考になる説明サイトなど教えていただけましたら、最高です。

A 回答 (2件)

日本語縦書き表示に関しては一般に「ナカセン(中線)」記号と呼び、次のような準則があります。



一、話頭をかわす時
二、語句を言いさして余韻を持たせる場合
三、地の文と分ける場合(カギでかこむほどではない語句)
四、時間的・空間的な経緯を表す
五、時間的・空間的に「乃至」または「より―まで」の意味を表す
六、軽く「すなわち」の意味を表す
七、カッコでかこむよりも地の文に近い扱いをしたい場合(補助的説明語句のを文中に挿入)
八、ニホンナカセン(=)を短いくぎりに用いる
参照:「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」(文化省・国語調査室)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun …
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この回答へのお礼

文化庁・国語庁舎室オリジナルの参照資料をリンクしていただき、感謝いたします!
括弧で囲む説明部に括弧のかわりで用いたり、語尾につけて余韻を表したり、語頭につけてぼかしたり、「すなわち」の意味で用いたり・・・それぞれの用法が簡単な例文とともにリストアップされていて、非常に分かりやすかったです。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/09/08 22:32

実際に小説の中で使われるのを見て、ぼくが感じているルールは次のようなものです。





単純に、台詞や心理描写を表すときは、頭につけるだけで、後ろにはつけません。また、心理描写のときは、ダッシュや括弧などの記号を使わなくても構いません。

かぎ括弧とダッシュの使い分けは人によって違っていて、使い分けをしない人もいます。使い分ける人は、かぎ括弧を通常の台詞に使うのは一緒ですが、ダッシュの使用はばらばらで、想像の中や電話の会話など、通常とは違った状況での台詞に使っている人が多いように思います。

台詞や心理描写を途中から、または途中まで書くときに、省略という意味で使うこともあります。頭につければ途中からで、最後につければ途中までになります。実際に声に出したり、考えていなくても、そのようなニュアンスの表現としても使われます。台詞のときはかぎ括弧の中に入れます(「そういうことだったのか――」)。

なお、余韻を重視するときは三点リーダー(……)を使うケースが多いように思います。

文中で補足説明のために使うときは、前後につけるのが普通で、括弧()でも構いません。



以上。正確かどうかは分かりませんが、参考までに。
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この回答へのお礼

かぎ括弧とダッシュ、三点リーダーとダッシュ等の使い分けのルールははっきり決まっているわけではなさそうですね。
コメントから、話された台詞、心理描写、省略、補足説明として括弧のかわりに・・・等、実にいろいろに使われている事を改めて実感しました。それをどう使うかは、書き手の感性にゆだねられているのですね。
丁寧で詳しいご説明、感謝いたします。どうもありがとうございました!

お礼日時:2013/09/08 22:26

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