現代日本では、歴史の勉強で神話を教えません。
でも、神話を見れば、その国民の考え方がわかります。
日本と欧米の人間の考え方の相違を、神話(ここでは、アダムとイブの話)で見てみましょう。
<アダムとイブの話>
神が初めの人間はアダム(男)だけであった。
神は、アダムがさみしがったので、アダムの肋骨でイブ(女)を作った。
<日本の神話>
最初に登場した神は、イザナギノミコト(男)とイザナミノミコト(女)である。
この2人がSEXして、姉のアマテラスと弟のスサノオができた。
このことを見ると明らかに、「欧米は男尊女卑の思想であり、日本は男と女が対等である。」
となりますね?
欧米人は、現代でこそフェミニズムとかで男女同権とか言っても、元来の男尊女卑の思想をどう思っているのでしょうか?
もう一つ、アダムとイブの話からわかることがあります。
<アダムとイブの話>
アダムとイブは、禁断の実(リンゴは子供に対するごまかしでウソだそうです)を食べた罪で、
男は仕事すること、女は子供を産み続けること、という罰を与えられた。
<日本の神話>
日本の神話では、神様も仕事をしています。(例:アマテラスは、機織りをしています。)
欧米人は、「仕事は罰として与えられたものだから仕方なくやっている」ようです。
(だから、フランス語の労働である「トラバーユ」は、元来「拷問」という意味だそうです。)
日本人は、こんなことはありません。(何しろ神様でも働いているのだから)
こういう文化の違い、皆さんはどう思われますか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
"最初に登場した神は、イザナギノミコト(男)とイザナミノミコト(女)である。
"↑
これ、間違っていますよ。
天地開闢において神世七代の最後に生まれたのです。
”この2人がSEXして、姉のアマテラスと弟のスサノオができた”
↑
これも違います。
イザナミさんが火の神を産んだとき、やけどで死亡しました。
イザナギさんがイザナミさんに会いに、黄泉の国まで出かけて、そこで
ひともんちゃくあって逃げだしました。
黄泉の国の穢れを落とすために、身体を洗ったのですが、
左目を洗ったとき誕生したのがアマテラスであり、右目を洗ったとき
誕生したのがツクヨミであり、鼻を洗ったとき誕生したのが
スサノウです。
”このことを見ると明らかに、「欧米は男尊女卑の思想であり、日本は男と女が対等である。」
となりますね?”
↑
これも間違いです。
左大臣右大臣という言葉があるように、左の方が偉いのです。
だから、女性優位ということになります。
古代日本では、卑弥呼のことでもわかるように、どうやら
女性優位であったようです。
”欧米人は、現代でこそフェミニズムとかで男女同権とか言っても、
元来の男尊女卑の思想をどう思っているのでしょうか?”
↑
男尊女卑が根強く残っている、という話は聞きますね。
米国などでは、金は総て男が握っているとか。
日本とはえらい違いです。
スイスなどは1971年まで、女性に選挙権はありませんでした。
精子は小さな人間が入っており、女性の身体の中で大きくなる
のだ、という学説が支配していました。
こういう男尊女卑があったので、その反動でフエミとかが
流行るようになったのではないでしょうか。
”欧米人は、「仕事は罰として与えられたものだから仕方なくやっている」ようです。”
↑
原罪思想ですね。
かつて、欧米人は、日本人をワーカーホリックとバカにした
ものです。
彼らに言わせると、サービス残業は絶対に理解できない
そうです。
”日本人は、こんなことはありません。(何しろ神様でも働いているのだから)”
↑
労働は美徳、というのが日本人です。
この思想は江戸時代の思想家「石田梅岩」が広めたものですが
そういう下地があったからこそ広がったのでしょう。
”こういう文化の違い、皆さんはどう思われますか?”
↑
非常に興味があり、面白く感じます。
中国人や韓国人がなぜああなのか、なんてのも
面白いですよ。
この回答への補足
日本の神話の話はうろ覚えだったことがあり、間違いがあったことはすみませんでした。
日本の神話を見ると、男女平等どころか、むしろ女性優位であるようです。
「米国などでは、金は総て男が握っている」
実は、まだましなのですよ。
ドイツでは、財布を男が握っているどころか、買い物をするのも男の役目です。
日本の、財布を握っているのは嫁で、旦那は小遣い制、なんてとても信じてくれない話です。
また、「労働は美徳、というのが日本人です」ですが、
中国人も労働は大嫌いです。
というのは、「働」という漢字は国字です。
(国字とは日本でできた漢字のことです。畑、辻、峠のように一般に訓読みだけですが、働に限って音読みがある)
働くのが嫌いだから、こんな漢字を作らなかったようです。
No.5
- 回答日時:
補足を受けて再回答します。
文化の違いがあるから面白いんだと思います。
さて、女性が社会進出したら子孫繁栄が出来なくなる?
政界への進出が遅いから「男尊女卑?」という短絡的なことは書いていませんよ。
デンマークの女性首相もエリザベス女王も子供産んでます。
社会進出と子孫繁栄は両立できる。
私は働いています。男に食わせてもらわなくても一人立ちできる状態です。
世の中に専業主婦が生まれたのは戦後です。
あなたは自分で自分の理論を覆して言っているのにまだ気が付きませんか?
欧米は男尊女卑である、がドイツでは男が財布を握り買い物もする。
日本は男と女が対等である、が男は女に財布を渡して小遣いを貰うような生活になっている。
何が言いたいんです?
狩猟民族か農耕民族かでかなりその後の思想・文化は変わりますよ。
宗教感だけでは問題が埋められません。
そもそもこの「男尊女卑」や「男女平等」を宗教的観点から論じるのは間違いだと思います。
一つの要素としてなら採用は出来るでしょう。
しかし、人間は本来であるならば、すべからく平等ですよね。
そうしなくなった原因は、
女は子供を産むという男では出来ない仕事をするからです。
女は総じて男よりも腕力がないことが出来る仕事を制限しているからです。
それでも、炭鉱などでは女性も働いていましたからねえ。
出来ないことはないとは思います。
文化の違いをどう思うか:宗教だけでは語れない歴史と民族のルーツに答えがあると思います。
この回答への補足
自分の答えのピントがずれていたことはすみませんでした。
確かに、宗教だけで文化を語るのは間違いでしょう。
狩猟民族か農耕民族かという話ですが、
(1)狩猟民族では「力は正義なり」という言葉が生まれる。
力で支配していく社会なので、ますます男尊女卑となる。
(2)日本は農耕民族なので、徳川家康の家訓に残した
「馬上天下を取るも、馬上天下は治まらず」
の言葉通り、力だけではダメな社会となる。
女性の内助の功が大きい社会となる」傾向が強く、
表ではなく、家の中で活躍する社会となる。
(家内とか奥様という言葉はここからきたのでしょう。)
各国(または各民族)の文化は、宗教なり、狩猟民族か農耕民族かなどいろんな要素で構成されることは事実ですが、1つの視点としては、私の考え方も間違いでないと思いますがどうなのでしょうか?
No.4
- 回答日時:
じゃ、アダムは最初の不倫被害男になるね。
前妻のリリスはどうする?
文化の違い?
いやむしろ根底は皆一緒だなという考えに至るはずなんだけど・・・・・。
あの、韓国ですら女性が大統領になる時代に、日本はまだまだだなあと思います。
欧米では女性の首相は珍しくもないし、イギリスは女王だしねえ。
男尊女卑ならなんでそういう表に出すような地位に就ける?
日本が男女平等っていうなら、なぜ明治時代にすら女性は政治に加わることが出来なかったのか?
あっちこっち知識が浅すぎると思いました。
古事記と旧約聖書をじっくり読み解く。
一生かけてもその研究は終わらないでしょうね。
この回答への補足
あなたは、
「日本は、女性の社会進出が進んでないから男尊女卑だ。」
ということを言いたいのですか?
でも、次のことを考えてください。
今の女性が全員キャリアウーマンになって、誰も結婚しなかったらどうなりますか?国が亡びるじゃないですか?
こう考えると、女性は結婚して子供を産むというをしなければダメとなりますね?
また、日本では、女性は仕事で生きるより主婦業をするほうが面白いはずです。
というのは、財布をにぎっているのは女房族だから、思い切り好いたことができるからです。
No.2
- 回答日時:
話の腰を折るようで申し訳ないが、
>欧米人は、「仕事は罰として与えられたものだから仕方なくやっている」ようです。
>(だから、フランス語の労働である「トラバーユ」は、元来「拷問」という意味だそうです。)
>日本人は、こんなことはありません。(何しろ神様でも働いているのだから)
あと、創世記のアダムとイブと、日本神話のイザナギ・イザナミも含めて、これ麻生さんのスピーチでの持ちネタなんですよね。
(知っていて取り上げているのでしたら、失礼します)
まあ、こういったことを知っておくと、雑学としても面白いし、頭のよい体操にもなります。
でも、これだけで日本人の勤勉性とかを説明するのには、ちょっと無理がありそう。
別の観点として、小麦と稲の説もあります。(元ネタは忘れました……ひょっとしたら、これも麻生さんのスピーチかも)
欧米の主食は小麦ですが、小麦は基本種を蒔いたら、後は収穫までほったらかしなんですよね。
だから、畑を耕して種をまくだけだから、奴隷でも十分務まるため、奴隷制が広がり、主人は汗水たらして働かなくなった。
一方、日本の米は、田を耕して苗を植えたあとにも、水を調節したり、草むしりをしたりと忙しい。また苗を植えるのにも技術が必要で、基本働ける村人は総動員となります。
こういう社会では、一家総出で農作業となり、奴隷にお任せというわけにはなかなかいかない。
日本人の勤勉性とか、周囲との調和のよさ(田植をするときは、村で総出となるので、自分達だけ勝手にというわけにはいかない)などがつちかわれる材料になっていると思います。
まあ、歴史は教科書だけ読んで年号を暗記して終わりというだけでは不十分で、いろんな本を読んで幅広く学ぶべきということですね。
この回答への補足
私は、麻生さんのスピーチの内容は知りませんでした。
イネと小麦の話も面白いですね。
私の話も、この話もなるほどと思えるところがあります。
(でも、100%正しいというわけではないのでしょう。)
「日本人の勤勉性とか、周囲との調和のよさ」
これは日本人が歴史とともに培われたものであり、このことを大切にしていくべきことでしょう。
No.1
- 回答日時:
「欧米人は、現代でこそフェミニズムとかで男女同権」というスタートが、そもそもの誤解なんですよ。
「言っても」とおっしゃていますが、それこそ「誰かが訴えている」ということと、実際社会がどうなのかは別。米国に限ると、職場の若い女性を「お姉ちゃん」「かわい子ちゃん」扱いしかしない人というのは、特に保守的な年輩者にまだまだ普通にいるんですよ。彼等にとっては女は女であって、「同等の、仕事のパートナー」として意地でも見てくれないのです。
日本ではフェミニストというのは最近はめっきり見なくなりました(いても、田嶋陽子みたいにあまりに時代遅れ感が強過ぎて違和感・・)が、それは日本においての女性の地位が成熟している(不満が無いと言ってもいいかも)ということをある意味表していると思います。実際、こんにち日本において「女性は男性より損。男に生まれたかった」なんて思う女性はそう多くないはずです。
でも実は米国ではいまだにフェミニズム的な考えを持った人はたくさんいますし、若い女性ミュージシャン(ビヨンセとかピンクとか)でさえ音楽を通じて「女は強いのよー、世界を変えるのー」みたいなことを訴えているのです。これは確実に米国の女性達が「女性としての不満を持っている」ということに他ならないと思うのです。
でも今の日本でこんなこと訴えている人気女性ミュージシャンがいたら、女性達は「ポカーン・・」だと思いますたぶん。そもそも人気者にすらなれないかも。
これが、ヨーロッパの国なんかになるとまた違っていて、経済的に自立している女性が多かったり、就業率が男女で殆ど変わらなかったりするんですけどね。
それから、欧米を語るのに、なんでも宗教を引き合いに出すのは、そろそろ見直した方がいいかもしれません。
確かに日本人の精神が無意識のうちに「神道」「仏教」や「武士道」といったものに根ざしているように、欧米の人達の価値観も宗教に少なからず影響は受けていると思うのです。
・・・ですが、例えば近年英国なんかでは若者は殆ど礼拝に行かない等、かなり宗教離れが進んでいるようです。一方で、米国の一部の保守的な地域のように、聖書の一字一句と共に生きている(とはいえ、大抵自分達に都合のいい解釈をしているだけですけど)している人達がいるのも確かですけど・・。
ヨーロッパはともかく、信心深い保守派が多い米国でさえも、社会的な力を持つ知識人やご意見番は宗教に関心が無い人も多かったりします。
現代の欧米人の意識に対する宗教の影響力(社会的影響力ではなく、一般人意識に対する影響力です)は、日本人の宗教と似たり寄ったり・・くらいに考えてもいいのかもしれません。勿論、世代や地域やケースによってもかなり温度差はありますが、そういう意味でも日本と似ていると思います。
ヨーロッパの人が仕事嫌い(仕事をしない)のは日本でもよく知られているところですが、少なくとも日本人に比べて、単純にヨーロッパ人は快楽主義的な傾向が強い(ラテン系と言ってもいいかも)という部分は大きいと思います。(というか、単に日本人が異常に禁欲的で働き者で忍耐強いだけなのかもしれませんが。)
「宗教的な意味で仕事が罰と考えているから」というのも「ものは言いよう」でしかないですよ。
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