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こんにちは。
あくまで、空想の話であります。

1941年12月、旧日本海軍は真珠湾にて米太平洋艦隊を奇襲攻撃しました。
この時点で、旧日本海軍は戦艦大和や武蔵(少し後かな)を建造せず、正規空母を4隻位建造
していたとします。

また、この作戦で、米主力空母(エンタープライズ・レキシントンだったか)が湾内にいて、沈没或
いは大破させたとします。
更に、石油タンクや修理工場等も破壊したとします。

翌年の珊瑚海海戦、その後のミッドウエイ海戦で勝利し、ハワイを占領したとします。
こうなった場合、アメリカは講和条約を飲んだでしょうか。

宣戦布告の遅れや、そもそも奇襲攻撃を知っていて攻撃させたとかは考慮に入れません。

お暇なときで結構ですので、上記の空想では多分こうなっていたでしょう的なお考えをお願い
します。

A 回答 (10件)

「太平洋艦隊を叩かれればアメリカは講和に行かざるおえない」とあるので


おそらく真珠湾で主力艦隊が叩かれてミッドウェーで負けていたらアメリカは講和に応じたでしょう
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この回答へのお礼

条件にもよるでしょうが、講和条約が締結されたならば少なくとも環太平洋における共存共栄が図られたと
良い方に想像します。当時の世界(特に白人社会)はまだまだ植民地政策が主流でしたから。
この戦争で白人種以外が初めて白人大国と講和を結ぶというかつて無い世界観が生まれたことでしょう。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/20 13:14

もし仮に日本がハワイを占領しても、戦略的には無意味です。


航空戦力の比が、日米では赤子と巨人ぐらいの差があります。日本の航空戦力で
ハワイを護ろうとしても、それ自体に戦力を割かなければならないので、物資も
少ない分、長時間その占領状態を継続できません。したがって、それが限界になった頃に
一気に攻めればいい。アメリカ側がそんな妄想を耳にすると、嘲笑するでしょうね。

補給物資と情報の双方がボロボロなのに、どうやったら日本が勝てるのか。
そういう発想しかできないから日本が負けたというのに、戦後長い間を経ても
それが理解できない。哀しいというか哀れというか、お、文字が似ていますねw

まあ、こうすれば日本が勝利したという妄想癖を持つ者がいますが、
質問者がそうでないことを切に祈りますw
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この回答へのお礼

ご心配有難うございます。

こうなっていたら日本は勝っていた・・・というようなレベルの質問ではありませぬ。
戦争に勝ち負けは無いんです。勝った方が正義となってしまうんです。

燃料・物資・補給路等確かに色々な課題はありますが、当時の米国は本土に攻められると思っていたという
文献もあります。

大艦巨砲主義を捨てて航空機動部隊を充実させていたら、講和に大きく進んだ可能性はゼロではありません。

もし米国が講和条約(双方5分5分の条件)を受け入れたら、この戦争で犠牲となった戦闘員、民間人のうち
少なくとも100万人近くは命を落とさずに済んだことでしょう。

お礼日時:2013/09/20 13:35

、アメリカは講和条約を飲んだでしょうか。




飲まない

1867年(アラスカ購入)。
1895年1月22日:リリウオカラニ女王廃位(ハワイ王国滅亡)。
1898年グアム島はフィリピン、プエルトリコとともにアメリカ合衆国に割譲され、植民地支配下におかれた。
1898年ハワイ準州になる
1942年の上半期中にフィリピン全土を占領した。
1942年アリューシャン列島のアッツ島をキスカ島と共に攻略、占領。

西部太平洋やアジアへの拠点であるフィリピンを占領されても、アメリカ本土の一部であるアラスカの一部を占領されても、継戦意欲は全く関係ありませんでしたので。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/20 14:06

hiro706 さん、こんばんわ。



たぶん、講和にはならないでしょう。ハワイは所詮アメリカの太平洋における根拠地です。ここ占領しても、アメリカ本土までの制海権をめぐって数々の決戦を戦わなければなりません。また、アメリカ海軍は大西洋にドイツのuボート対策であまってしまった大型水上艦艇がありますから、これをパナマ運河を通して太平洋に展開できるでしょう。その間に持ち前のモータリゼーションで新しい艦艇や航空機を生産し、日本海軍に対抗するでしょう。
日本海軍はもともと補給艦艇について軽視していましたから、ハワイを占領しても、自力で防衛できるか問題があります。戦略的価値はありますが、基地施設が壊滅状態であるからどうしようもありません。
第一、奇襲攻撃で基地施設が使い物にならないところから修理して使うにしても、かなりな年月が必要なのではないでしょうか。真珠湾内は沈没した軍艦で使用不能でしょうし、基地施設は瓦礫の山でしょう。短期決戦を望んでいる日本海軍にそんな暇はありません。
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この回答へのお礼

有難うございます。

この頃のヨーロッパ戦線では連合軍で唯一残った英国が瀕死の状態でしたから、ひょっとすると米国は
ある程度良い条件で講和を結び、対ドイツに専念するという想像もしてみました。
勿論、日本は日独伊三国同盟から撤退し、環太平洋の国々と共存共栄の道を歩み始めます。
そして、戦争強硬論者の東条首相は世論の反発を喰らい総辞職。
山本大将が第41代内閣総理大臣となり、平和主義日本国を築くのです。

お礼日時:2013/09/20 14:24

アメリカの主力艦隊は、ドックの上。


エンタープライズやレキシントンは、大局的に見れば、先遣部隊に過ぎません。先遣部隊が全滅しても、普通は講話などしません。侵攻が慎重になるだけです。44年までまてば、大空母部隊を編成できるのに、なぜ、アメリカは講話せねばならんのでしょうか?

後知恵になりますが、北ベトナムもソマリアの暴徒も、アメリカ領土へは攻撃していません。アメリカ国内でのテロ活動すらもしていません。ですから、アメリカは本気では戦えませんでした。アメリカ国内の平和主義者を説得できませんでした。

大日本帝国は、アメリカ領土のハワイを叩ける実力と意思を見せつけました。だから平和主義者は沈黙しました。北ベトナムとは全く逆。ですから、アメリカは「本気」になったのです。アメリカ領土を攻撃できる実力と意思のある国は「生かして」はおけないのです。
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この回答へのお礼

あくまで空想ですが。

米国は第一次大戦以降、モンロー主義により他国への干渉はしない方針でした。
ただ、他国への兵器・物資を大量に供給していました。
日中戦争の際、日本は米国からの物資供給により戦っていたのですから。
石油に関しては全体の6割を米国からの輸入に頼っていたのです。
その物資供給を遮断されたのです。
米国はモンロー主義をそのまま貫けば良かったのです。

日本は早期にハワイを占領するとともに日独伊三国同盟を破棄し、戦争終結に向け英国を援助します。
元々日英同盟を結んでいましたから。
これにより米国と講和条約を締結し、日米は同盟国となり、現在の安保条約とは別の形で友好関係を
維持し、世界平和に貢献してゆくのです。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/20 14:56

空母4隻完成しました!



hiro706閣下!大変な問題が発生しております
搭乗員の養成をしておりませんので空母に搭乗する航空隊がございません
これでは独島艦並の浮かぶ箱でございます!

閣下の要請により小型爆弾を用いて真珠湾の石油タンクと修理施設を破壊しましたが、南雲機動部隊の艦載機の半分が撃墜されてしまいました

戦力が足りませんので、インド洋作戦は中止させてください
また、ソロモン方面の作戦を遂行するため、全艦載機の半分を投入する事を裁可願います42.4

閣下おめでとうございます!珊瑚海で敵ヨークタウンを撃沈、ホーネットを大破させました!
被害は艦載機の半分と祥鳳を失いました42.5

ミッドウェイ作戦を開始しますが、戦力が足りないのでアリューシャン方面への進出は中止します
今回は赤城・隼鷹・龍譲・瑞鳳しか航空戦力がございませんので、それで実施します42.6

閣下、おめでとうございます!敵ホーネットを撃沈しました
味方は赤城・龍譲・瑞鳳を喪失し、隼鷹の航空隊以外は全て失われました
遂にハワイ侵攻作戦ですね42.6

隼鷹・飛鷹の航空隊を中心に連合艦隊を総出撃させます42.7

閣下おめでとうございます!
敵は航空戦力のみで地上部隊は降伏しました
隼鷹、飛鷹は喪失しましたが太平洋の大半を占領しました42.7

閣下、大変でございます!
ソロモン方面に英国のハーミーズ、インドミタブル、フォミダブル、イラストリアス、ヴィクトリアスが進出
ガダルカナルに建設中の基地が奪われました42.8

閣下大変でございます!
サラトガ、レンジャー、ワスプ、修理を終えたエンタープライズを中心にしてハワイを空襲しています
我が軍は防空戦力がありませんし、空母航空隊が壊滅してしまったので反撃出来ません
港にいた扶桑・山城・伊勢・日向は大破着底しました
ハワイの守備隊は全滅!戦艦4隻は敵の手に落ちてしまいました42.9


閣下、大変でございます!
東京が空襲されています
港にあった加賀・蒼龍・飛龍・翔鶴・瑞鶴・空母1・空母2・空母3・空母4の何れもが大破しました42.10

閣下、大変でございます!
北海道に米軍が上陸しました!
敵は海兵師団2、歩兵師団3を上陸させております。航空戦力はサラトガ、レンジャー、ワスプ、エンタープライズ、エセックスを投入しており、港は戦艦の艦砲射撃を受けております
応戦の為、長門・陸奥を出撃させます43.5

閣下、残念なお知らせです
長門・陸奥はあえなく撃沈され、巡洋艦の半数を失いました
北海道は占領されました43.6

閣下大変でございます!
ビルマにインドの英軍が攻め込んできております43.7

閣下大変でございます!
タラワに扶桑・山城・伊勢・日向が艦砲射撃をしてきております
海兵隊に上陸され基地を奪われました43.8

閣下おめでとうございます!
空母航空隊2個編成完了です
翔鶴・瑞鶴の修理も終えました43.10

閣下大変でございます!
敵がB17で都市爆撃を開始しました
残存戦力は佐世保に退避いたします43.11

閣下大変でございます
サイパンに敵機動部隊が接近しております
我が軍は本土防衛が優先される為、出撃は控えさせていただきます
サイパンは占領されました…残念です43.12

閣下大変でございます!
フィリピンに敵が攻め込んでまいりました
扶桑・山城・伊勢・日向の艦砲射撃が凄まじいです!44.3

閣下大変でございます!
サイパンから出撃したB29が日本本土を空襲しております44.4

サイパンの基地を叩くため、機動部隊を出撃させます
翔鶴・瑞鶴・大鳳・加賀を中心とした全海軍艦上航空隊です
閣下、敵機動部隊が応戦!
4隻全てを撃沈され、目的は達成出来ませんでした44.5

閣下大変でございます!
沖縄に敵が接近しております!
学徒動員した航空隊の養成は終えてはおらず、戦力が足りません44.6

沖縄を占領されてしまいました44.7

閣下、大変でございます!
米軍は九州に上陸しております
特攻隊の出撃を許可ください44.11

閣下大変でございます!
東北に米軍が侵攻してきました
吹雪を突いて海を渡ってきた模様です
我が軍の戦車では太刀打ちが出来ません!44.12

閣下大変でございます!
浜松市と九十九里海岸に米軍が上陸しました
我が軍は戦力不足で太刀打ちできません45.4

敵が東京を占領しました!
閣下は逮捕されました

閣下、いよいよお別れですね
遺言は私が書き残しておきます

墓前…閣下にお伝えしたい事がございます
日本人はアラスカに強制移住となりました
日本は米国51番目の州「ジパング・ステーツ」となりました
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この回答へのお礼

そうか・・・皆頑張ってくれたのに残念至極。
あの時米国との講和が実っていればこんなに犠牲を払わなくて済んだものを。
その責任は全て儂にある。
「ジパング・シテーツ」か、車のナンバーは皆「ジパング」ナンバーになってしまうのか。
いきなり、右車線走行は閉口するだろうな・・・
チップの計算はめんどくさいぞ。
だけど、ニューヨークに行くのにパスポートは不要だな。ESTAも不要か。

ご苦労さまでした。

お礼日時:2013/09/20 15:13

 設定に違いがありますが、「紺碧の艦隊」が参考になるでしょう。

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この回答へのお礼

「紺碧の艦隊」
日本にあれだけの工業力があれば、そもそも外交で戦争回避が可能であったのではと想像して
しまいます。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/20 15:19

「太平洋戦争、こうすれば勝てた」的な話をする人にはある共通した傾向があります。

それは「太平洋戦争は1回のみとする」というルールを適用することです。
第二次太平洋戦争が起きないっつー理由はどこにあるんでしょうか。

それに、1945年になればアメリカには原爆っつーのが登場します。

もうこれで結果は明らかでしょ?日本艦隊を発見したB-29が原爆を落とせば、日本艦隊は全滅でござるよ。なに?原爆実験に使われた長門は数日間浮いていた?でも乗組員が被曝すれば充分損害を与えらえるんじゃないでしょうかね。
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この回答へのお礼

空想だとしても、「こうしたら勝てた」的な質問をする人は結構いましたね。

質問としては、こうしたら講和に結び付いたという趣旨です。
これは、勝った、負けたの話とは違うことをご理解くださいまし。

当時の日本として戦争への道しかなかった。
ハル・ノートの内容は日本として(いや、日本でなくとも)とても飲める内容ではなかった厳しい内容
だったようです。
ドイツのようにいきなりポーランドに侵攻するのと違って、日本はギリギリまで和平交渉を行っていたのですから。
もし、こうなっていたら米国と講和条約を締結し、米、英とともにナチスドイツを降伏させ世界から戦争を
なくす。
こういう空想をしている訳でございます。

ご回答有難うございました。

お礼日時:2013/09/20 15:36

その時点では講和は飲まないと思います。



2000年に産経新聞から「ルーズベルト秘録 上・下巻」というルーズベルト大統領と太平洋戦争に関する本が産経新聞の取材班により書かれ刊行されています。
この本によるとルーズベルト大統領は開戦当初、真珠湾で艦隊を撃破された事から、米本土での戦いを想定していたそうです。ルーズベルトは次のように言っていたそうです。
「アメリカはロシア同様、広大な領土を持つ大陸国家だ。シカゴまで日本軍が来た時点で補給線が伸びきるだろう。この時に反撃のチャンスがくる」
当時の日本軍には当然それだけの能力は無いわけで、かなり日本を過大評価していた事がわかる逸話ですが、そういうわけで、ハワイを占領したとしてもルーズベルト大統領は講和は飲まなかったと思います。

一方の日本ですが、防衛研修所戦史室 (現在の防衛省防衛研究所戦史部の前身)によって刊行された公刊戦史である「戦史叢書」の第80巻「大本営海軍部・連合艦隊2」に、山本五十六連合艦隊司令長官にはハワイの長期確保の考えは無かったようだという事が書かれています。
これは、おそらくハワイを占領して講和に持っていこうとする狙いがあったと思われますが、ここで日本と米国の狙いは大きく違うという事になったでしょう。

ただ、ハワイが占領されれば、米国内の情勢が大きく変化する可能性が出てくるかと思います。
当時、米国内は人種問題が激しくなっていました。
当時の米国では黒人等の有色人種の権利は法的にも低いもので平然と差別が行われていました。
黒人等の有色人種はそれに不満をつのらせていました。
太平洋戦争が始まった時も黒人達は、対外戦争での勝利と、国内での人権向上の権利を得る戦いに勝つ、二つの勝利を目指す「2つのV」というスローガンを掲げていたぐらいです。
政府としては国内を平穏にしておくためと、不足する労働力を得る必要性から黒人への権利拡大に動きます。
その結果、それまで白人しか働けなかった職場に黒人が配置されたり、黒人がそれまで就けなかった地位に就くようになりました。
しかし、これに反発したのが白人労働者で「黒人と一緒に働くくらいならヒットラーやヒロヒトが勝ったほうがましだ!」とストライキや暴動を起こしています。軍需工場によっては白人労働者の9割が職場を放棄したり、2万人の労働者が職場放棄した造船所もありました。
1942年8月のライフには緊迫する軍需産業都市デトロイト(軍需物資の3割以上を生産していた都市)について「デトロイトでは人種対立が激化し、ヒットラーと戦う前に互いに憎しみをつのらせている。モラルの低下は国内でも最悪の状況で、デトロイトはヒットラーを粉砕する前にアメリカを吹き飛ばしてしまう危険がある」という記事を載せています。
実際、翌年にはデトロイトでは大規模な黒人対白人の人種暴動が発生しました。黒人が軍の武器庫に突入しようとさえしました。結局、34人が死亡し1000人が負傷し、軍が動員され暴動が鎮圧されています。
こうした暴動はデトロイトだけでなく全米各地で発生し、1943年だけでも47都市で軽く100を超える人種暴動が発生しており、軍需生産にもかなりの影響を与えています。黒人だけでなく、メキシコ系住民と白人との間にも暴動は発生しています。
人種対立は軍需産業における労働者だけではありません。
アメリカ軍内部でも発生しています。白人兵による黒人兵への差別、暴力は多く、それが暴動にまで発生した事件もありました。ルイジアナで起きた黒人兵の暴動では28人の黒人兵が射殺され3000人が逮捕されています。3000人といえば丸々1個連隊に相当する人数です。それが戦争に行く前に内部対立で失われているのです。
だから当時の黒人兵が回想で「我々が戦うべき相手はドイツ兵なのかアメリカの白人兵なのか」というような事を証言しています。
また、当時の反政府的な黒人組織の中には「黒人は米国内の日本軍だ」「東条首相に日本の勝利を祈る」と言っていた者もいたそうです。

開戦前に米国の新聞で「日本は我々を攻撃する事はできない。軍事的に不可能だ。ハワイの基地にしろ日本艦隊の有効攻撃圏の外にある」「日本の真珠湾に対する攻撃は、尤もあり得ない事である。成功のチャンスは100万分の一も無い」と書かれていたハワイが、もし日本軍により占領されれば、米国内の白人支配に不満を持つ有色人種が活気付き、反政府行動をさらに活発化させるかもしれませんし、そうなれば、より一層、米国内での白人と有色人種の対立は激化するかもしれません。
米国の国力は日本の10倍です。しかし、その巨大な工業力も人がいなければ動きません。
下手をすれば、軍艦、戦車、軍用機等、武器の生産が大幅に遅れるかもしれません。
武器だけではありません。米国の経済力は大きいですが、それでも太平洋戦争中、米国市民の生活では食肉、バター、暖房用燃料、ガソリン、その他色々な物が配給制となり、その生活を圧迫していました。それがさらに悪化するかもしれません。
また、米国は開戦当初、米国近海でのUボートの活躍によりタンカーを多数沈められ、タンカー不足になり石油不足に陥っています。

つまり、もし人種対立が激化、または内乱状態にでもなれば、武器生産は滞り、配給制による物資の供給も滞り、一般市民の生活はさらに逼迫し、内憂外患の最悪な国内情勢になる可能性もあります。それが政府への批判となり、もしかしたら講和への道を開くかもしれません。

それに、1942年の時点で英国はかなり危機的状況にありました。Uボートの活躍により穀物等の輸入量が低下し、消費量が輸入量を上回り、備蓄で何とか凌ぎました。貯蔵していた商船用燃料も3ヶ月分を切りました。さらには人的資源も限界に来ており、7月には50歳までの女性は登録して軍需工場で働くという政策を英国政府は打ち出したぐらいです。もし、これで米国の船舶建造量が落ちたり、米国からの物資の輸入が落ちたりすれば、英国は持ち堪えられないかもしれません。
日本の上層部には、うまくいくかどうかはともかく開戦前の講和構想として「まず英国を屈服させ、英国により米国を講和に誘導させる」というものがあり、もしかしたら、その道が開けるかもしれません。

また、ハワイが占領されれば、米国は西海岸防衛に力を入れるでしょう。これに米国の武器生産が滞る状態となれば、英国はともかく中国やソ連への武器供与は大幅に削減される可能性も出てきます。そうなれば、ドイツがソ連に勝利する可能性や中国軍の敗北という可能性も出てきます。

なお、ハワイを占領しても米国が講和しないとなれば、日本軍としては、艦隊戦力の整備・増強をしつつ、米・豪間を潜水艦による通商破壊戦で叩き、また開戦前からの構想として、海上交通路防衛のためオーストラリア近辺の潜水艦基地を叩くという作戦がありますので、それを行うかもしれません。そして米国内の人種対立が激化すれば、工作員や武器を米国内に送り込み、人種対立をより一層激化させる動きをするのではないかと。
日本の海上交通路防衛についてですが、米潜水艦は太平洋戦争ではハワイとオーストラリアを基地に活躍しました。ハワイが占領されればオーストラリアと米本土からという事になるかと思いますが、前述したように日本軍にはオーストラリア方面の潜水艦基地を叩く方針がありましたし、米本土での工業力が鈍れば潜水艦の活動にも支障が出るかもしれませんし、何よりガダルカナル戦以降のような艦艇の消耗が無いならば、うまく海上交通路も防衛できるかもしれません。

また、太平洋戦争中、ドーリットルの東京空襲への報復的発想から日本では米本土を爆撃する長距離爆撃機の開発が1942年から始まっていました。南方からの資源途絶と米軍による本土空襲により、この計画は遅れに遅れますが、こうした要素がなければ、キ74、キ91、富嶽、TB機など長距離爆撃機が、もしかしたら早くに完成するかもしれません。
史実では、大戦後期、こうした長距離爆撃機で片道攻撃でニューヨークに特攻をかける計画もありましたが、もし、ハワイを占領し講和も結ばれていない状況で、こうした長距離爆撃機が完成すれば、片道攻撃でなくてもキ74とキ91なら米本土西海岸の主要港、油田や工業地帯を爆撃できますし、富嶽やTB機ならテキサスの大油田地帯や首都ワシントンや東部工業地帯も爆撃できます。

なお、1942年6月21日に、ドイツ軍がトブルクを陥落させます。これはミッドウェー海戦の約2週間後です。
この優勢な状況をより有利にしようとドイツとイタリアからは、日本海軍によるインド洋での作戦強化が要請されています。
7月にはインドのガンジーが総反英運動の開始を訴え、後には死傷者が多数出る暴動が発生しています。
この時、大本営は連合艦隊にインド洋での通商破壊戦の強化を指示し、連合艦隊もインド洋で大規模な作戦を計画しますが、ガダルカナルの戦いが発生し、インド洋での作戦は小規模なものになりました。
うまくいけば、史実より大きな戦力を投入できるかもしれません。そうなれば北アフリカとインドの英軍、コーカサスのソ連軍、中国戦線の中国軍はインド洋という海上交通路からの補給を叩かれ大きな痛手を被り、各戦線は苦戦し敗北するかもしれません。

●つまりハワイ占領当初は米国も講和しないでしょうが、もしかしたら米国内情勢の変化や国際情勢の変化により、講和という事になるかもしれません。
ですが、そうはならず戦争継続という事も十分考えられます。
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この回答へのお礼

DieMeuteさんの解説を読み、鳥肌が立ちました。

米国内の人種問題、アフリカンアメリカンの人達は迫害を受けながらも戦闘に赴く中で自己実現を図ろうと
したこともあると思います。
日系アメリカ人部隊も同様な気持ちだったことでしょう。
戦争前に移民法により、非白人の米国移民が廃止され、アジアからの移民は殆どが日本人だったことから、
この頃から米国とギクシャクがあったようです。

そもそも米国はドイツの後に日本との戦争を決定していたようで、予想に反し早く日本との戦争が始まって
しまったためかなりシナリオが狂ったのではないかと想像します。

ただ、米時間12月17日の12時前には日本の暗号はすでに解読されたいたとの文献もあることから
米国にとってドイツとの戦争に参加するいいトリガーにしようとの考えがあったとの説もありますね。

DieMeuteさんが言っておられるように、米国内の情勢、ヨーロッパの情勢およびアジアの情勢を収集・
分析するような優秀な参謀が仮にいたら上手に講和に持ち込めた可能性はあると想像します。

それと、旧日本軍には最後まで統合参謀本部がありませんでした。
陸・海それぞれ勝手にやっていては消耗するだけです。国政とも一致していませんでした。

これではどこと戦争しても結果は悲惨です。

ハワイ占領まで体力を温存したとして、その後の世界情勢から米国との講和が成立したならばどういう世界
になっていたか、また想像してしまいます。

有難うございました。

お礼日時:2013/09/20 22:53

真珠湾だけでは、ダメでしょう。


>翌年の珊瑚海海戦、その後のミッドウエイ海戦で勝利し、ハワイを占領したとします。
ハワイは占領する必要はなかったでしょう。補給線はアメリカの方が有利です。
大和か武蔵のどちらかを止めて、ゼロ戦と軽爆撃機を量産していれば、ミッドウエイもサンゴ礁も楽勝だったでしょう。
当時フィリピンがアメリカの植民地ですから、ついでにこれを人質にして交渉すれば上手くいったかもしれません。
陸軍に回す金を半分にして、海軍に使わせていればサッサと終わったでしょう。
中国大陸に戦線を広げたら兵隊も戦車も消耗するのに決まっています。相手は広すぎる。
ナポレオンもヒットラーもロシアの後退作戦に消耗して負けました。
やたらに広い国とせまっ苦しい国との発想の違いです。
陸軍の使い方がハナから違います。
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この回答へのお礼

仰るとおりかも知れませんね。

でも、米国の立場に立った場合、ハワイを日本に抑えられたら相当なプレッシャーになったと思います。
それまで領土を広げてきたことはあるが、自国の領土を取られたことの無かった国ですから。

ドウリットル隊の日本空襲の後、日本の伊号潜水艦搭載の零式水上偵察機が2度西海岸を爆撃していたこと
から結構日本を恐れていた気配はあります。このことは公表されていないようで、米国にとって最初で最後
の他国からの本土爆撃だったとのことです。

No.9さんにもお礼に書きましたが、徳川が日本を統一したように、なぜ陸・海軍を統合する組織ができなか
ったのか今となっては不思議な問題です。

優秀な統合参謀本部があり、うまく陸・海軍を使いこなし、戦争やむなしとなった場合でも政治ともうまく
折り合いながら、講和の道を探り続けるような軍部をつい想像してしまいます。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/20 23:23

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