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庄司沙矢香さんのバイオリン演奏を聴きながら思ったのですが、バイオリン奏者は皆左あごと左肩に楽器を挟んで演奏しているのしか見たことがありませんが、左利きの人も同じようにするのでしょうか。
それとも右側ではさんで、弓を左に持って演奏するのでしょうか。そんな例をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。お願いします。

A 回答 (4件)

映画「チャーリー」の中で、チャップリンが左利き用に弦を張ったヴァイオリンを右肩に挟んで弓を左手に持って演奏する場面がありました。

(コメディーでなく真面目な伝記の場面でです)

Wikipediaの「チャップリン」を見ると、「ヴァイオリン(左利きだったため特注品を愛用)を奏で~」というくだり(技術的・音楽的な特徴の項、第4段落半ば)があるので、少なくとも特注品としては左利き用ヴァイオリンがあったことが分かります。

昨年1月に亡くなったフィンランドの指揮者 パーヴォ・ベルグルドはヴァイオリン出身で左利き(左手に指揮棒を持つので有名)でしたが、オーケストラでヴァイオリンを弾いていた時代にどんなヴァイオリンを使っていたかの記事は見つかりませんでした。 オケのヴァイオリンで一人だけ左利き用を使うと隣のヴァイオリニストとぶつかりかねないので、多分無理して右利き用を弾いていたのではないかと推察します。

ご質問への答えとしては左利きの人は、ヴァイオリンを弾く時だけ右利きに矯正する人と、左利き用の楽器で反対の顎・肩・手を使う人に分かれるということになります。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
そうですか、左利き用のバイオリンもあるにはあるわけですね。
勉強になりました。

お礼日時:2013/10/14 13:07

>左利きの人も同じようにするのでしょうか。



同じように構えます。そのようなものです。
楽器の演奏は右手も左手も役目は違うものの結構難しいことをやっているので、左利きも右利きもハンデがない場合も多いです。
ギターの場合は、レフティ奏者は結構見かけますが、バイオリン属の楽器や日本の筝、三味線、つつみなどの打楽器もレフティは見かけません。矯正というよりどちらでも似たようなものだからだと思います。
ピアノの場合も、右手はメロディー担当ですから細かい動きが多く、それに対して左手は低音部や伴奏担当なので、やや楽な動きとなります。しかし左利きだといって左右の手をクロスさせて弾く人もいなければ、鍵盤の右端が最低音で左端が最高音というような特注ピアノを使う人もいません。
ピアノの場合は、マイピアノとして持ち歩くことも出来ませんから、特注ピアノでいくら練習しても、ひと前では演奏を披露することは出来ないので、楽器を特注することはまずないでしょう。

バイオリンは一見左右が対象に見えますが、よく見ると下駒(ブリッジ)の形状が違い、表面板に対する指板の傾斜も違います。また何より違うのは、表面板の裏側の補強材(バスバー)の位置
http://luthier-kei-yakubo.com/blog/2012/12/2012- …


魂柱という重要部材の位置
http://shyouteikin.seesaa.net/article/310772905. …

が違い、仮に弦の太い・細いを逆にしても、左手で弓を持ってはもまともに演奏できない構造になっています。
ギターの場合は、レフティ用への改造は比較的簡単なので、「自分は左利きなので、右利きの逆にするのだ」としている人が多いのですが、右手と左手の作業のどちらが難しいのかと言われれば微妙でしょう。
エレキベースなどは、逆に左手の方が細かい動きをしていますが。
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この回答へのお礼

大変詳しいご回答を頂いていながら、お礼が遅くなって申し訳ありません。
今日何気なく以前の質問を再読していて、お礼を忘れていたことを知りました。
失礼なやつと思われたかもしれませんが、全く悪気はなく、単純に忘れていただけですので、どうかお許しください。
これに懲りず、また私の質問にも答えていただけるとありがたく思います。

お礼日時:2014/04/03 14:29

 私はヴァイオリンも弾きませんし、左利きでもありませんが。



 この話題は、下記の本(森本恭正・著「西洋音楽論」~クラシックに狂気を聴け)にも載っています。第4章「音楽の左右」です。(「左脳・右脳」の話などいろいろ)
 その他、一般の「マジメな」クラシック本とは違った視点からの面白い話題も載っていますので、興味があれば読んでみていはいかがでしょうか。

http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E9%9F …

 その中で、ヴァイオリニストの「左利き」について、

「ヨーロッパ音楽は、基本的にマジョリティーによる、マジョリティーのための音楽である」

として、マイノリティーとしての女性や左利きが参加する余地がなかった、と書いています。

 さらに、No.2さんの書いたチャップリンや、左利き用のギターを使っていたビートルズのポール・マッカートニーの例を出して、その上でヨーロッパのオーケストラに所属する左利きの女性ヴァイオリニストの弁として、

「一介のヴァイオリニストの私を、ビートルズのメンバーや大喜劇王と比べないでほしいわね。でも、もし私にそこまでの主張(エゴ)があったなら、王立オーケストラの入団試験なんか受けなかったわよ」

つまり、独奏者として独立していた、ということのようです。
 よほどの実力、世に認められる独創性がない限り、大勢(伝統)に順応しないと生きていけない、というのが、この世界の掟のようです。(一般社会もそうでしょうが)
 幼少時からのヴァイオリンのレッスンで、左利きは「矯正される」のでしょう。

 つまり、有名人で左利きのヴァイオリニストを見かけない限り、マイナーな音楽現場に棲息する左利きのヴァイオリニストはほぼ皆無、ということのようです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
こんなおかしな質問に回答が寄せられるものかどうか、半信半疑でしたが、すでに3名の方からご回答いただきました。
その中でいろいろと自分が想像もしていなかったような話が出てきて、すごくいい勉強になりました。

お礼日時:2013/10/14 13:12

こんにちは。

私は10年くらいバイオリンをしていますが、
左利き用のバイオリンなんて見たことがありません。
むしろ音程を変えるために演奏中一番動かしているのは左手の指だと
思うので、左利きの人には有利なのではないかなと思います。

またオーケストラなどで、もし左手に弓を持てば、一人だけ逆側に弓が突き出る形となり
その人がかなり目立ってしまいます。
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この回答へのお礼

早速にご回答をいただきまして、有難うございます。
やはり皆さん同じように演奏されるわけですね。

お礼日時:2013/10/14 13:04

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