プロが教えるわが家の防犯対策術!

ものづくり教室がいろいろなところで行われていますが、同一の教室で、特に続けて同じものを作ることが嫌われているようです。子供たちが「それこの間やったじゃないか」ということもあると思いますが、教えるほうも同じ子供たちを相手に同じものを繰り返し教えることにためらいがあるようです。しかし初めて作るときには無我夢中であまりうまく作れなくても二度目にはうまく作れることもありますし、何より改良することの大切さも学べると思います。この辺の事情について何かご教示いただければと思います。

A 回答 (3件)

教員です。



>教えるほうも同じ子供たちを相手に同じものを繰り返し教えることにためらいがあるようです。

それはそうかと。

おっしゃるように修練には「繰り返し」が重要なのですが、学校でも保護者からのクレームで「同じことばかり」と言うのは、往々にしてあります。^^;

ですので、「目先」だけの変更で「技術は同じ」と言う対策を取ります。

ご参考までに。

この回答への補足

繰り返しあるいは反復の重要性は別の機会に教えているのでしょうか。

補足日時:2013/10/19 09:10
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この回答へのお礼

その技術の修練にはなっていることを期待しているわけですね。

お礼日時:2013/10/19 09:10

たしかに、何事も上手にできるようになるには「上手にできるまでくり返し練習する」ことが必要ですね。

くり返し作業で基礎をしっかりマスターすれば、応用力も増し、自分のセンスをより良く生かせるものを作れるようになるでしょう。そこには、はかり知れない喜びとメリットがあると思います。

ただ、ここでちょっと考えてみたいのは、その喜びとメリットは、はたして「ものづくり教室」の生徒さんたちにとっても喜びやメリットになるのかな?ということです。くり返し作業によって得る喜びとメリットは、職人さんなどのプロや、その道に生きると決めた人こそ味わえる喜びとメリットではないでしょうか。

「ものづくり教室」の生徒さんたちは、その道に深くのめり込むかもしれない子もいれば、他の興味を持つ中でその時だけその作業をする機会を持っているだけの子もいますよね。パーフェクトに作りたいと思っている子もいれば、パーフェクトでなくても気楽に楽しく作りたい、と思っている子もいるはずです。

パーフェクトでなくても作るのを楽しみたい、と思っている子たちにとって、くり返しはまるで職人さんの「修行」のようで重く感じます。「そこまで極めなくてもいいよ…」と引いてしまうのです。

「くり返し」は好奇心や気力を萎えさせてしまう、でも基本作業やコツは「くり返し」体験して馴れてもらうしかない、このジレンマを打開するために、多くの先生が用いてる方法があります。それは、作業そのものは似たような「くり返し」だけども「ゴール」は毎回新しくする、という方法です。

たとえば、切り絵教室の場合、同じハサミの使い方をしながらも、1回目はお花、2回目は双子のリス、3回目はサンタクロースとトナカイなど、完成品を毎回変えていくのです。もちろん、2回目、3回目となるにつれて、いつもの作業に少しだけ難しいチャレンジ部分をつくるとなお面白くなります。

人は、分からないものはつまらない、分かり過ぎるものもつまらない、と感じるものです。分かる部分と分からない部分がほどよく混ざっているものが、一番面白いのです。なので、だいたいの作業・作り方は前にやったから分かってる、完成品は新しい形だからまだ分からない、ちょっとチャレンジがある、というぐらいが、学ぶ意欲・好奇心を盛り上げるベスト・バランスになります。

パーフェクトに上手に仕上がっていなければ結局本質を「分かってない」んだから、同じ物を2回目に作るときでも「分かってない」ことがあるじゃないか、と思うかもしれませんが、普段ものづくりしない人にとって、教室という特別な場所で何かを完成させたときには、上手・下手よりも何よりも、「できたー!!」という達成の喜びこそが何より大きいものです。みんな、その「できたー!!」を味わいたいのです。どんな形で完成しても、たとえ下手でも、それは自分が生まれて初めて完成させることのできた愛着ある作品です。今だからその形で完成できた特別作品なんです。見本通りでなくても満足なんです。一緒に満足して喜んで欲しいんです。それなのに、「できたー!!」の特別な感動と満足を味わったあとに、またあらためて全く同じものを作れと言われると、最初の達成感をないがしろにされた気がして、「できたのに…もうやったのに…」と萎えてしまいます。だからこそ、過去の「できたー!!」の達成感・満足感を保持したまま、次の「できたー!!」を体験させるためにも、新しい「ゴール」が大切です。

ほぼ同じ作業だけど、完成品を違うものにしてみてはいかがでしょうか? そうした場合、たとえば1回目の完成品にはピンとこなかった子でも、2回目に作るものの方が好きで作業がウキウキのる、夢中になり始める、ということもあります。たとえば1回目の完成品は何となく作ってた子でも、2回目に作る完成品はお母さんが喜びそうな物だからプレゼントにしようと思って頑張って作るかもしれません。その作業の面白さ・良さを知るチャンスが、多面的に増えるのです。ぜひ、新しい「ゴール」で、新しい「チャンス」を用意してあげてみてください。

多様な「ゴール」を体験する中で、1つの素材、1つの道具、1つの作業のいろいろな可能性を学びながら、「ものづくり」のより高度な楽しみ(上手さ、改良・応用など)に興味を持ってくる子も必ずいると思います。そういう子が「くり返し」て「もっと上手になりたい!改良したい!」と言い出したら、その時こそ、「くり返し」の醍醐味を共有する段階が来た、ということなのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

深いおお話だと承りました。応用力をつけないと将来人件費のかからない機械に負けてしまうと心配しています。スポーツの練習では基本の繰り返しということが重要視されていて父兄もそれは理解しているようです。ものづくりでもおなじはずなのですが・・・

お礼日時:2013/10/19 09:17

工場の作業員じゃあるまいし、同じことばかりやっていたら飽きるのは当たり前です。

二度目の子を対象にするのなら、少しは高度なものにするとか工夫が必要です。
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この回答へのお礼

よくわかりました。

お礼日時:2013/10/19 09:18

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