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私は、保育士・幼稚園教諭の両資格がありますが、
近々、幼稚園の採用試験の面接を控えています。

面接の際に、「保育士ではなく幼稚園教諭を選んだ理由」について
質問された場合、その答えの一つとして、

「将来、自分が子育てをする場合にも、子どもと同じように夏休みや春休みがあるから」

という理由は、不適切でしょうか。

他にも子どもの成長に関われるから
幼稚園の先生に憧れて・・・などとありますが、
どうも決め手に欠ける気がして。。。

幼稚園教諭の方、採用に関わったことのある方、一般的なご意見も含め、
ご回答お願いいたします。

補足ですが・・・

私は、大学(幼児教育とは関係ない文学部)を卒業後、一般企業で勤務し、
一度転職(医療関係)、その後、保育士は国家試験で、通信大学にて幼稚園教諭の免許を取得しました。(年齢は30歳を過ぎています・・・)

幼い頃から興味はあったものの、進学の際は、あまり深く考えることもなく、何となく大学に進学し、何となく就職しました。

一念発起して資格を取得しましたが、その理由は挙げられるものの、
幼稚園か保育園かの選択については、どちらもそれぞれのよさがあるので、
どちらかの仕事に就いて全うしたいというのか本音です。
そのため、「保育士ではなく幼稚園教諭」というところが、
どうしてもぼやけてしまうのです。。。
長文で申し訳ありませんが、ご回答お待ちしております。

A 回答 (4件)

私立幼稚園の元教諭です。

(保育士免許も持っています)

他の方もおっしゃっているように、「将来、自分が子育てをする場合にも、子どもと同じように夏休みや春休みがあるから」という答えは、不適切だと思います。


まず、園や自治体によって違いはあるとは思いますが、基本的に幼稚園だって子どもと同じように夏休みや春休みがある園なんてまずありません。

夏休みは普段有給が使えない分、一般企業よりは多くもらえますが、最近は夏季保育を実施している園も多く、お盆以外は毎日園へ出勤したり、夏季保育がなくても日直や研修、勉強会などで実質的な休みは数日と言う園も多いです。
たとえ休みでも、家で書類仕事や製作、ピアノの練習などしなくてはいけないことが多いので、ゆっくり休める時間はありません。

さらに、子どもの春休みは年度末ですから、書類の締め切りや次年度の準備があり、一年で一番忙しい時期です。毎日睡眠時間すらまともに取れないことも多いです。
春休みがある園なんてほぼないですし、あっても2~3日、その上家で大量の持ち帰り仕事をこなす、という園がほとんどだと思います。

ですから、幼稚園に就職したい理由が長期休みなのだとしたら、実際にその自治体の幼稚園に就職している人に、実際はどれぐらい休みがもらえて、家でしなければならない仕事などはどれぐらいあるか確認した方がいいと思います。


それから、もう一つご質問者様が考えている答えが不適切だと思う理由は、ご質問者様が就職する前からご自分の出産を視野に入れているということです。

ご質問者は既婚なのかもしれませんし、そうでなくても年齢的に考えて転職の際、結婚・出産のことを考えるのは自然なことだと思います。

また、公立園の場合は公務員になるのですから、当然産休・育休は制度としてはあります。
でも、実際にその制度が当たり前のこととして機能していて、妊娠が歓迎される園はどれぐらいあるのでしょうか?

幼稚園教諭は、体力勝負ですし、子どもの行動は予測不能ですから、妊娠しながら産休まで働くのは大変です。
また、一人担任だったり、ギリギリの職員数だったりする園が多く、妊娠するなら時期を選ぶのは絶対ですし、それでも妊娠を歓迎される園は少ないでしょう。

さらに、幼稚園教諭の人は3歳までは家庭で母親が保育した方がいいと思っている人が多いのもあり、妊娠したら育休制度があってもやめる人が多いです。
ですから、他の人が妊娠し、産休・育休をとって復職するとなると、「どうしてまだ数か月の自分の子どもを保育園にあずけてまで、他人の子どもの面倒をみるの?子どもが可哀想…」と思う人も多いです。

園によっては妊娠が歓迎され、産休・育休を皆が当たり前に取っている園もあるかもしれませんが、かなり少数だと思うので、これも事前にしっかり確認した方がいいと思います。

以上のような理由で、ご質問者様の答えは、面接官が望む答えではないと思います。


さて、そこでどう答えたらいいかですが、それは残念ながら私にもわかりません。
ちなみに、私の場合は自分が幼稚園出身だったので、よくある「小さい頃から、幼稚園の先生に憧れて」というものです。

あと、保育士は複数担任、シフト制ですが、幼稚園教諭は一人担任や、二人担任でも主担・副担になっていることがほとんどです。
ですから、保育園よりは自分がしたいようにクラスカラーが出せますし、「自分のクラスの子どもたち」「この子たちのことは自分が一番知っている」と思えます。
また、子どもにとっても「自分の先生は○○先生」「●●組の先生は○○先生」と言う風に思ってもらえるのが、保育士とは違う幼稚園教諭の良さかなぁと思います。


あと、友達は保育園・幼稚園にはこだわらず、保育方針で就職園を探したそうで、確かに私も実習やアルバイトなどでいくつかの保育園も見てきましたが、預かっている子どもの年齢と預かり時間が違うということ以外は、保育園と幼稚園の違いは、「保育園だから」「幼稚園だから」という違いよりも、園による違いの方が大きいと感じました。

よく、保育園では保育をして、幼稚園は教育と言いますが、今は保育園でもワークなどの勉強をしたり、英会話や体操教室などがある園ありますし、反対に幼稚園でも自由保育で、遊び中心の園もあります。

でも、公立園志望だとこの辺りはあまり、志望動機にできないかもしれませんが…。


大変長くなってしまい申し訳ありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
その他、もし追加質問等ありましたら、わかる範囲でお答えできればと思います。

就職試験、そして幼稚園教諭のお仕事頑張ってください。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。

経験のある方からの具体的なアドバイスはとても参考になります。

私が実習に行った先の幼稚園では、結婚・出産を経験して、
続けられている先生もいたので、復職は受け入れられることだと考えていました。
(私の地域では、保育士も復職される先生が多いと聞いていました。)

そうすると、All_Rightさんのご経験から考えると、
「幼稚園教諭=長く続けられる仕事」にはならないのでしょうか。
(幼稚園教諭の魅力として、
やりがいをもって長く続けられる仕事という考えを持っていました。)

もし、よろしければこの点もご意見いただけると嬉しいです。
お時間あれば、ぜひよろしくお願いいたします。

補足日時:2013/10/23 21:32
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No.3です。

補足ありがとうございます。

>「幼稚園教諭=長く続けられる仕事」にはならないのでしょうか。
とのことですが、地域や園によって差はあるとは思いますが、私の経験から考えると、継続して長く続けられる仕事ではないと思います。

幼稚園教諭の資格は、一生役に立つものですし、自分の育児経験が活かせる数少ない仕事ですから、子育てが落ち着いた後、幼稚園教諭として働くことは可能でしょう。

しかし、産休・育休を取って、働き続けることは難しいことが多いと思います。


その理由は…

●産休・育休を取って働くことを歓迎する園が少ない。

年度途中の担任交代は不安定になる子が多く、代わりの先生を雇ったとしても、その先生がクラスに馴染むまでは相当時間がかかり、他の先生にもしわ寄せが行きます。
また、産休があるといっても7か月頃までは働かなくてはいけないわけですが、幼稚園教諭の仕事は妊娠中には困難なこと(子どもと走り回ったり、ダンスや戦いごっこをしたり等)が多くあり、他の先生がフォローしなくてはいけません。

産まれてからも、子どもが幼いうちは病気などで保育園に預けられなくなることも多々ありますが、幼稚園教諭、特に担任が休むと子どもは寂しがったり、荒れたりして、他の先生に迷惑がかかります。
また、以前にも書きましたが、3歳未満の子どもを保育園に預けてまで働くのは子どもが可哀想と考える人も多いです。

以上のようなことがから、産休・育休が制度としてはあっても、それを歓迎する園は少ないのが実情だと思います。

さらに、女性が多い職場と言うこともあって、表向きは「妊娠おめでとう!何かあったら手伝うから」などと言ってくれて安心していたところが、陰では「○○先生、産休・育休取るんだって!絶対私たちの仕事増えるよね。迷惑なんだけど。それに赤ちゃんが可哀想じゃない?」などと言われているのを聞いて、復帰したくなくなったという友人もいます。


●拘束時間が長く、持ち帰り仕事も多いので、家事・育児との両立が難しい。

私が勤めていた園や周りの友人の平均勤務時間は11時間(残業代は出ない園がほとんどです)、持ち帰り仕事を毎日2~3時間、休日のうち1日は持ち帰り仕事で潰れる、というのが普通です。
行事前、週案・月案などの計画の提出前、年度末など書類の締め切り前は睡眠時間すらまともに取れないことも多々あります。

(何にそんなに時間がかかるのかは他の質問で回答しましたので、良かったら読んでみて下さい。http://okwave.jp/qa/q8080236.html

独身でもこれだけ仕事をこなすのは大変なのに、これに家事・育児が加わるとなると…。相当体力・気力のある人か、かなり協力的なご主人、両親や義両親と同居、手のかからない丈夫な子ども、などでないと大変だと思います。


●体力を使う仕事なので、40~50代で続けていくことが困難。

子どもと走り回って遊んだり、子どもを抱っこしたり、幼稚園教諭は本当に体力を使います。若くても大変なのに、それを40~50代でも続けていくと言うのはよほど体力に自信がある人でないとキツイと思います。


●自分の子どもの面倒を見たいと思う人が多い。

子どもが産まれるまでは産休・育休をとって復職しようと思っていても、幼稚園教諭は当然子ども好きの人が多いですから、実際自分の子どもが産まれると、「この子をたった数ヶ月で保育園にあずけ、自分は他の子の面倒を見るなんて、やっぱりこの子が可哀想。仕事は辞めてこの子の面倒をみたい」と思う人が多いようです。


以上のような理由から、産休・育休を取って続けていくことは簡単ではなく、幼稚園教諭=長く続けられる仕事、ではないと思います。

ですから、私の周りでは、事前に園長に妊娠希望であることを話し、担任は外してもらっておいた上で、年度末までは無理なく働けるよう時期を選んで妊娠。年度末で退職し、子どもが幼稚園や小学校へ上がるタイミングで、パートとして復職するというパターンが多いです。その後、子どもが中高に上がるタイミングで、フルタイム勤務にした人もいます。


でも、中には当たり前のこととして産休・育休が認められ、周りも心から妊娠・出産を歓迎し、できないことは協力してくれる園もあるでしょう。
また、家族の協力が十分にあり、子どもも育てやすい子だったり、「陰口を言われようと、体力的にキツかろうと、何としても産休・育休をとって続けてやる!」という強い意志があれば、どんな園でも続けていけると思います。

ただ、就職面接の際から、当たり前のこととして、子どもが産まれたあとの話をするのはやめた方が無難だと思います。


厳しいことを書きすぎてしまったかと思いますが、それでも幼稚園教諭はとてもやりがいがあり、魅力的な仕事です。
大変なことも多いとは思いますが、ぜひ頑張って素敵な先生になってください。

大変な長文失礼しました。
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この回答へのお礼

大変ご丁寧なお返事を度々ありがとうございました。
わかりやすく具体的なご意見は、本当に貴重で有り難いです。

いただいた回答は、自分の考えの甘さとを自覚するとともに
これから幼稚園教諭としてのどのように勤めていくかを
もう少し考えていくきっかけになりました。

面接は、チャレンジしつつ、
これからの自分の人生設計と仕事、自分の保育観も含め
もう一度じっくり考えてみます。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/10/25 10:55

今は小学校で補助の先生をしていますが、公立中学校の採用試験に受かり、教諭として働いていました。



採用試験を受けるということは公立幼稚園の教諭を目指していると考えます。
「教諭」とは会社でいうと「正社員」です。
なので学校や幼稚園が長期休暇だからと言って、そこで働いている人まで休みではありません。
なので、質問者さんが考えた理由では「不適切」です。
長期休暇にとれない有給を取るようにしたりはしますが、ほとんどは出勤しています。
まだ「子どものころからのあこがれの職業なので」のほうがいいと思います。

また、長期休暇に休めるからという理由で目指しているのなら、辞めたほうがいいと思います。結構ハードな仕事ですよ。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。
やはり不適切ですよね。

保育士と幼稚園教諭の違いの一つになると思っていましたが、
短絡的でした。

私は、公立での勤務を希望しており、
年齢が30歳を過ぎているため、近隣の地域では
保育士での受験資格がないのです。
そのため、幼稚園教諭しか受験できないというのが本音です。

保育士も幼稚園教諭もそれぞれのよさがあり、自分の中での希望を
どちらかに絞れないということもありました。

比較をすると一方を否定していると捉えられるという懸念もあって、
「なぜ幼稚園教諭か?」という質問をされると
その答えが見つかりませんでした。

貴重なご意見ありがとうございました。
またアドバイスがあればご意見いただけると嬉しいです。

お礼日時:2013/10/22 23:11

まず、ちょっとご質問の趣旨から外れると思うのですが・・・


幼稚園の先生って、長期休暇中でも出勤されていると思うのですが・・・・

私の子供達は大阪の公立幼稚園に通いましたが、春・夏・冬のいずれの休暇中も園に来ていらっしゃいましたよ。
次の学期の準備などあるでしょうから、休みというわけにはいかないと思います。
志望動機は、「休み」だけが理由ですか?

なぜ貴方が幼稚園の先生を目指されたか・・・ということが、質問に書かれていませんので、何とも申し上げようがないのですが・・

保育園と幼稚園の違いを考えてみられては如何でしょうか?
志望する貴方からの視点ではなく、子供の視線に立った両者の違いです。
その上で、自分が子供にとってこういう存在でありたいという点を考えてみられてはいかがですか?

保育園の先生は、いわば「親代わり」であり、そこには幼稚園にはない子供との信頼関係が生まれると思います。
では逆に、幼稚園の先生とは、子供にとってどんな存在であるのか?というところを、ご自分なりにまとめてみられたら良いかもしれないですね。

幼稚園に通わせた子供の母親としての視点で、回答させて頂きました。
ご参考までに
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この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございました。

もちろん幼稚園教諭を志望しているのは、
「休み」が理由ではありませんが、保育士と幼稚園教諭の違いの一つになるのでは?
と考えたのがきっかけです。

保育所も幼稚園もどちらも、それぞれの役割があり良いところがあるので、
子どもの成長に関わるという点で、私にとってはどちらの仕事も魅力があり、
どちらかに絞るというつもりはないのです・・・
(もちろん大変なことは十分覚悟の上です。)

ただ、私は公立を志望していますが、
近隣の公立保育所の募集は年齢制限があり、30歳以上は受験資格がありません。
(幼稚園教諭は年齢条件に少し幅があります。)
そのため、公立を受験する場合は幼稚園教諭しかないのです。
これが本音です。

自分で理由をあれこれ考えると行き詰まっていたので、
子どもにとっての保育士と幼稚園教諭の違いという
視点でのアドバイスは考え方の参考になりました。
ありがとうございました。

お返事も長くなりましたが、
またご指摘あればご意見いただけると嬉しいです。

お礼日時:2013/10/22 22:55

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