舌癌の進行と症状

Question

同じ様な質問をお許し下さい。
前回回答くださった方が気を悪くされたのならお詫び致します。

・一 年以上前に舌が痛く何ヶ月かの間色々医者を受診し異常なしでした。
その後は病院を決めて一年以上決まった耳鼻咽喉科と口腔外科で診察を受けてますが、ずっと舌癌を見逃す可能性はありますか？
（癌専門医ではありませんが総合病院の耳鼻咽喉科専門医と口腔外科指導医です）

・舌癌の症状には滑舌が悪くなるとありますが、実際思い通りに喋れません。これは舌癌が悪化して舌が運動能力が低下してる為と思いますが、そうなれば嚥下にも影響が出ますか？
又、医師が見てもわかる状態になりますか？

・表面には変化が出ずに中で大きくなってる可能性はありますか？
触診は毎回受けてますが、見落としはないのでしょうか？

・舌癌の進行は早いですか？
一年経ったらどんな医師でも気付いてくれる状態になりますか？

以前の質問を読まれた方は心気症と思われるかもしれませんが痛みもそうですが、滑舌がどんどん悪くなってきてます。

回答よろしくお願いします。

Araaaaaart · Accepted Answer

>・小さなののだと画像に写らない。
>・１cmを越える物じゃないと写らないがそこまで大きくなってるなら触診で分かる。
>要は触診で何も触れない物は写らない。
>・歯が邪魔で写らなかったり、歯の詰め物の影響で乱反射？して写りにくい。

その通りです。ですので、医療としては今のあなたの状態でMRIを撮るのはナンセンスだと記しました。
しかし、あなたの心配がかなりのものの様ですので、
心配を解消するために、MRIを要求してみるのは大きな解決法になるのではと僕は考えます。
ナンセンスなのに何故解決出来るのかと言いますと、

・小さなののだと画像に写らない。
 →一年が経ち、運動麻痺を起こしているほどの腫瘍なら小さくはないはずです
・触診で何も触れない物は写らない。
 →その触診をあなたが信頼出来ないようですので、画像で解決する
・歯が邪魔で写らなかったり、歯の詰め物の影響で乱反射？して写りにくい。
 →これは正確にはアーチファクトと言います。これは撮ってみないとどうなるかは分かりません。
ただ、かなり多くの歯が義歯になっていないのなら、アーチファクトは強く出ず、腫瘍が充分評価出来る事の方が多いです。

と言った理由で、
>
>・生検したけど悪い場所を外した
>・表面から発生するはずの癌が中で進行し、一年経っても表面には出ない
>・一年間筋内で進行し、運動麻痺を起こすほどの癌を、耳鼻科の診察で見落とす
>これらのごくごく非常に稀なシチュエーションの癌でさえも否定出来るとおもいます
>と書かれてますが自分がそこに該当するのでは？と考えてしまいます。

この質問者様の心配事が全て解決出来るのではと考えます。

>総合病院でもまさか撮影出来ないから何かと理由をつけて撮らないのでしょうか？
これは無いと思います。耳鼻科のある総合病院なら、頭頚部領域の撮像が出来ないわけがありません

>舌癌のMRIを見てきた・・・と仰ってますがその方々も何か視診や触診で所見があってMRIに至ったのでしょうか？
通常はそうですね。

>滑舌は滑舌と書いたので誤解を招いてしまったかもしれないのですが、ちゃんと発音出来ない言葉が多々ある状態でそれが日を追う事に増えている状態です。
これについては僕は専門外ですが、一般医学的に考えられる事は前回の最後の方でお答えしましたのでご参照下さい。

というわけで、是非一度MRIを検討してみてください
ただ、主治医は恐らく渋ると思います。そしてそのMRIのオーダーを受ける放射線科医も素直には受けてくれないと思います。
限られた医療スタッフと機材で、時間のかかるMRI検査はそう容易く出来るものではないというのはご理解下さい。
でも貴方の心配事を否定するのに、今一番良いのは画像診断だと思います。
それで何もなければ、腫瘍はほぼ完全に否定出来るでしょう。

因みに、もし受けられる事になっても、まずその日にするのは難しいと思っておいてくださいね。
何日も待たされるかもしれません。
また、ちゃんと検査するなら造影剤を使っての検査となる事も理解しておいてください。

Araaaaaart · Answer

医師です

勝手ながら過去の質問一覧を拝見させていただきました。
rokutaroさんなど、多くの専門的意見な知識を持たれた方からの回答を
受け取ったと思うのですが、ご心配が尽きないようですね。
ですが、僕の意見も彼等と同じです。癌の心配はありません。
どうか質問者様の辛い症状と心配が消えることを願います。

僕は画像診断専門医で、舌癌のMRIもよく見てきました。ですのでその観点から述べますね。

生検までされているという事は、恐らくMRI等の画像診断を受けていると思います。
舌の運動障害を来す様な病変の場合、まず間違いなく画像で異常がでます。
癌は粘膜表明から発生するものですが、質問者様が心配されていた奥の方の病変がもしあっても
MRIなら容易に見つける事が出来ます。
どうしても心配が尽きないのなら、再度MRI検査を受けてみてはいかがでしょうか
腫瘍が殆ど否定されている状態での再検査は医療としてはかなりナンセンスですが、
心の苦しみが解けるのなら、アリなのかなと思います。
発症後一年以上経った状態で撮像したMRIで癌の所見が無かったのなら、
・生検したけど悪い場所を外した
・表面から発生するはずの癌が中で進行し、一年経っても表面には出ない
・一年間筋内で進行し、運動麻痺を起こすほどの癌を、耳鼻科の診察で見落とす
これらのごくごく非常に稀なシチュエーションの癌でさえも否定出来るとおもいます

以下、各質問にお答えします。
また、他の方から以前に受け取った回答も再度お読みになることをオススメします

>>表面には出ずに中で広がる可能性はあるか？
人間の体は不思議ですので、それが無いとは断言出来ません。
まずあり得ないとだけ言っておきます。しかしもし中で広がっている場合、
癌というものは凄く硬い組織ですので、滑舌が悪いどころでは済まされませんし、
触診ですぐに分かりますし(足を触って膝の骨がどこにあるか簡単に分かりますね？そのくらいのレベルです)
前述したように画像診断でもすぐに分かります。

>>進行は早いか
これは癌の悪性度などで変わりますのでなんとも言えませんが、
舌癌つまり扁平上皮癌なら進行が遅くはないでしょう。
一年も経てば、必ず客観的な所見がでます

>>滑舌が悪くなっていく
原因としてストレスや脅迫観念によるものが充分考えられます
しかしそれらは除外診断、つまり各種検査を受けて、神経や筋の異常が無い事が分かった上で付けられるべき診断です。
そして、それらの検査は恐らく受けていると思います。
もし受けていないのなら、神経内科や脳外科での神経診察とMRIが必要になります
また、可能性としては低いと思いますが、薬の副作用、つまり薬剤性パーキソニズム(詳細は省きます)も否定出来ません。
ただ、それについては専門科でないと分からないので、必ず今処方されている薬を自己中断しないでください。
薬剤、とくに精神科で処方される薬の中には素人判断で突然中断することによって副作用が生じる物もあります。

舌癌の進行と症状

>・小さなののだと画像に写らない。

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医師です

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