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高校で使われている地図帳を見て、いつも疑問に思うことがあります。

以前に地図は自国を掲載ページの中心に配置する傾向があることを知って驚きました。地図というとつい地理情報を客観的に記載しているもの、というふうに勝手に考えていたのですが、その情報提供のあり方に独自の観点・視点が現れるんだな、と感心したことを覚えています。

さて、手元の地図帳(『新詳高等地図ー初訂版ー』(帝国書院、H22年発行)は主にその前半を世界の地図に、後半を日本国内の地図に充てていますが、今回の私の疑問は、世界(や国内)の各地域の提示の順序についてです。

手元の地図では、掲載の順が
(1)
世界については、主な地域に注目すると
アジア→アフリカ→ヨーロッパ→南北アメリカ→環太平洋→北極・南極

(2)
国内は、
南→北

となっています。

我が国の地理的な位置や歴史的・文化的親和性から世界の地域の掲載順がアジアから始まることや、いわゆる旧ヨーロッパから新世界(南北アメリカ)の順に、さらには最後が極へという掲載順はわかるような気がします。

でもいくつか腑に落ちない点があります。たとえば、

(あ) 
アフリカの位置。
地理的位置からするとヨーロッパの次でもいい感じがします。親和性の観点からすると、少なくとも私にとっては環太平洋(オーストラリアやニュージーランドがここにある)と同じかあるいはさらにその後ろくらいの位置です。

(い)
日本内は南から北へという順というのは、北から南へという地理的常識(?)に反しているような気がしてなりません。それとも日本の歴史が南(or西)日本から始まったという考えなのでしょうか?に、極は北極が先で南極が後なのでしょうか。
手元の地図では南・北極が同一のページ内にあるから北極を上に、南極を下に配置しただけなのかもしれません。他の学習地図帳ではどうなっているのでしょうか?

何につけ、ある統一的なものをその構成要素を個別に記述・掲載しようとするとその順番(order)
が必然的に決めざるをえません。日本語(orもとは中国語かもしれませんが)には"東西南北"という語呂のいい順番がありますが、地図の記載にも何等か関連があるのかな、などと思ったりもします。

質問をまとめます。

中・高で用いられている学習地図帳では
1.我が国では、世界、および日本国内の地域を掲載する順はどのような順がもっとも一般的なのでしょうか?
2.この掲載の順番はどのような観点・原則で決められているので一般的なのでしょうか?
3.他国、特に西洋(特にドイツ)や隣国(中国や韓国)ではどういう順序で掲載されているのでしょうか?

私は地図についてまったくのの素人ですが、以前から気になっていたことですので、おおよそのことでも結構ですのでお教えください。

A 回答 (4件)

日本地図の掲載順序については、No2さんのおっしゃるとおりではないでしょうか。


仮に地図帳が国語の教科書のように右綴じなら、いちばん東の北海道が最初、いちばん西の南西諸島が最後になると思います。

> 国内は、
> 南→北

質問者様のこの視点は、私にとっては新鮮なものでした。
この質問を拝見するまで、地図帳の日本地図の掲載順序は、左綴じなのだから西から東へ順番に載っているのが合理的で当然だろうと疑いもしませんでした。

実際には日本列島は北東-南西方向に伸びているわけで、それを南北に伸びているととらえるか東西に伸びているとととらえるかの違いですね。
地図帳は横開きなのだから、日本列島を区分して載せる場合には東西方向に伸びていると捉えて南北方向の線で区分するのが見やすくて妥当と思います。

もし仮に地図帳が縦開きなら、日本列島は南北方向に伸びていると捉えて区分掲載するほうがわかりやすいですね。
上綴じなら北から南へ、下綴じなら南から北へという配列になるでしょう。


世界地図の掲載順序の原則については、よくわかりません。

ただ、手元に中国の高校生用の地理学習用地図帳があるので、その掲載順序を紹介しておきます。
(ただし、1980年発行と古いものですので現在は順序が変わっているかもしれません)

アジア→オセアニア→太平洋・インド洋→アフリカ→大西洋→ヨーロッパ→北アメリカ→南アメリカ→南極

帝国書院の地図帳と比べると、オセアニアが前の方に来ていますが後はほぼ同じかと思います。


最後に余談ですが、日本語では「東西南北」と言うところを中国語では「東南西北」と言います。
東から時計回りという意味では合理的です。
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この回答へのお礼

皆様ご回答ありがとうございました。ここで皆様まとめてで申し訳ありませんがお礼申し上げます。

>この質問を拝見するまで、地図帳の日本地図の掲載順序は、左綴じなのだから西から東へ順番に載っているのが合理的で当然だろうと疑いもしませんでした。
実際には日本列島は北東-南西方向に伸びているわけで、それを南北に伸びているととらえるか東西に伸びているとととらえるかの違いですね。
地図帳は横開きなのだから、日本列島を区分して載せる場合には東西方向に伸びていると捉えて南北方向の線で区分するのが見やすくて妥当と思います。

⇒ なるほど、そういうことなのかもしれませんね。

いろいろと面白く拝読いたしました。

お礼日時:2013/12/09 19:00

なるほど、私も興味が湧いてきたので、この質問の回答を見守りたい。

私も素人で、帝国書院に直接聞くのがいいのだろうが、その前に少し推理してみた。日本地図に関しては、既出の回答はどれもなるほどと思う。なので、私は世界地図の方を考えた。

世界地図に関しての私の予想は、おおむね日本から出発して、時差順に配列してあるのではないか、ということ。つまり、メルカトル図法で日本からスタートして、左方向にブロックごとにまとめたのではないか。オーストラリアやニュージーランドが最初ではないのは、やはり日本を描くと朝鮮半島やロシア・中国が部分的に含まれるので、アジア大陸を出発点としたのではないだろうか。アフリカとヨーロッパの順序は、広大な土地を持つロシアを後回しにし、ヨーロッパとロシアをまとめたためではないかと思う。
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日本地図の掲載順序は、単純に左綴じだからではないでしょうか?



無意識に使うことを考えれば、右側のページを捲れば東に進んで、左側のページを捲れば西に進むほうが自然ではと思います。
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世界地図のことについては判りませんので、国内について書きます。




私が今までみてきた日本地図でも、西日本から北に向かっている物ばかりです。時刻表はどの会社が出している物でもそうです。つまり、逆だと一般的でないので使い勝手が悪いのです。

やはり、歴史的に見ても日本は長い間天皇がいた京都が日本の中心で、東日本はそれに従属する期間が長く続きました。誤解を招くといけないので断っておくと、西日本の方が人口が多かったということではありません。関東でも多くの古墳があるように人口は多かったのですが、結局西日本のヤマト政権に支配されたというだけです。東北などは保存に適するブナ科の植物が多いこともあり、縄文時代にははるかに人口が多かったことが知られています。
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