プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

初めまして、ロジックXでロックバンドのミックスを最近始めた者です。

今レコーディングした音源のEQ処理を以前プロのエンジニアさんにミックスしてもらった楽曲を参考にしてやっている所なのですが、各楽器パン振りはしたものの音の広がりが全く違うことに気付きました。

そこで、ステレオ間の位相をチェックしてみたところ、プロにやって頂いた曲に比べて自分の現段階のミックスではかなり正相になっていて、ゴニオメーターで見てもかなり縦長でした。これはつまり、相当モノラルの音源に近いということですよね?

楽器はドラムベースギター2本とボーカルで、シンバルとギター、特にギターは左右全開近く左右に振ってあるのですが、このような状況に陥ってしまい、途方にくれています。

プロのエンジニアさんにやってもらった曲だけでなく、市販のCDの曲等も見てみましたがどれも同じような位相になっているので自分のミックスが悪いのだと思いますが、どこをどのように改善すれば良いのか検討がつきません。(今のパン振りを崩すべき?、EQのカットが足りない?リバーブやディレイをかけたら改善する?MSでパンを振っていないのでプロ並は再現不能?)

現時点の定位は、
バスドラ、ベース、ボーカルは真ん中
ギターは左右とも中心から90度くらい
オーバーヘッドが左右とも中心から60度くらい
ハイタムは中心より少し右より、フロアタム右max
スネアが中心より気持ち左、ハイハットがそれよりもう少し左
くらいの感じで配置をしています。

音量の方は今の所バスドラと、ギターとベース、クラッシュのピーク、ハイハットのオープン、これが同じくらいの音量になるようにフェーダーを下げてその上でボーカルを聴こえて欲しい音量に落とし込んでみました。

EQ処理の方は現在干渉している音域を削ってそれぞれの音を聞きやすくしたところで、ハイハットに食われてスネアが抜けなくなるとこに苦戦している以外はどの楽器も聴こえていると思います。(ミックスは初心者なのでもっとがっつり削らないといけないなどあるかもしれませんが・・・)

状況説明は以上となります。長々と書いてしまい申し訳ありませんが、これが原因なのでは?というご意見や、またこうしたらステレオ感がもっと出るよというような方法などがありましたら是非ご教授頂けたらと思いますm(_ _)m


よろしくお願いします><

A 回答 (2件)

#1ですが



この問題は、悩みとしては非常に良くわかるんですが(だいたい、ミキシングやり出したら、誰でも絶対にぶつかる壁なので)、その一方で、
・実際のミキシング現状音源
・各トラックの単体の音
(特に他チャンネルとの音の被りの、単体トラックの状況)
・単体のPAN状況
(単体でPANを振って「置いた」状態での音源密度や広がり感)
・作業者が具体的に「どうしたいか」のイメージ
という、言葉ではなかなか説明できないパラメータがわからないことには、なかなかズバッと答えることもできない、「相互にもどかしい」質問応答にならざるを得ません。

その点は、どうにもやむを得ないのでお含み置きを

で、以下、結構細かい突っ込みなんで、実態と合ってなかったら、むしろご指摘下さい…という話なんですが、
>例えば一気に4人分全員の楽器がドンと入って来た時に<略>自分のものは非常にこじんまりとしてしまっているように感じる
というのは、まずは
「録音時に、マイク間に音の被りが大きいと、必ずそうなる」
というのが有ったりしますが、その点ではどうか?

ギターは別録りしてるので、そんなことはない…としても、ドラムはこれは結構大きいです。
で、ドラムがそういう「ドン」の時にぐっと中央に縮こまると、他の音も中央に寄るような感覚になってしまうことも。

あと、「ドン」の時にパッと開いた感じを出そうと思ったら、逆に、それ以外の時に「音をある程度(近い遠いの概念で)後ろに下げておく」というのも、重要な演出テクニックなんですが、そういう点ではどう工夫しているか。

あと、どうしても「ドン」でパッと広がりが出ないなら、どうしても広がり感が欲しい部分だけ、思い切ってPAN振り幅を変える(もっと広げる)という手もあります。

それと、どうにも気になる点があります。
まぁ、質問者が「いや、絶対そんなつもりじゃない」と言われれば、それまでなんですが、

ドラム配置の件は、一応は理解しましたが、その背景にある質問者の「意向」が
>普段はギターを弾いていますのでライブでもドラムの音を背後から聴く形が多いので、
>叩く人目線からの方が定位の配置を決めやすく、しっくり来たのであえてこうしています。

そういう手法も実際にあることはあるので、頭っからダメダメ言うつもりではないものの、その「考え方自体」は『プレイヤー目線の考え方』なので、
『本来的には、レコーディングミキサー役の人間が、持ってはいけない考え方』だ
という自覚があるかどうか…です。

プレイヤー目線では、「俺たちの、この演奏のこの音を、そのまま観客に伝えたい」でいいんです。
ただ、これは『ライブでの物の考え方』です。

ミキシングする人間は、逆にむしろ、プレイヤーがどうしたいかは「ちょっと脇に置いて」、
『観客=ミックス作品のリスナーが、こういう音を聞いたら、どういうイメージを持てるか』
という目線を持たないと、本来的にはダメなんです。

このことは、俗に
「弾くとき(録音時)は、気持ちはステージでもいいけど、作るとき(ミキシング時)は、気持ちは観客席にしっかり降りろ」
など言います。

どう聞かせたいか…という意気込みより、どう聞こえるのか…という客観性を持たないと、思ったようなミキシングはできないのです。

なので、ギタリストとして自分がステージ上に居てるときの定位感を基準にしていると、まぁそりゃ当たり前の話として、なかなかうまくいかないだろな…とは言えます。
つまり、「ステージではこういう配置なんだから、その通りに聞こえるはず」と音を置いていく…のが、そういう「ステージ定位置感に引っ張られたミキシング」となりやすい。

そうじゃなくて、「客席には、こう聞こえて欲しい」という理想型を追求するのが、ミキサーの感覚です。
そうでないと、うまくいかない。

例えばギタリストが二人居て、それぞれの掛け合い的な要素を際立たせたい…としても、極端に2つの例を出すと
A)それぞれ「左スピーカだけ」「右スピーカだけ」と完全に左右に分けて、音場の横幅一杯で掛け合いするダイナミックさ
B)どっちも中央寄りだけど、2つの異質なギターが交互に同じ場所から溢れてくることによる緊張感
なんていう「表現」があり得るのです。

ところが、ステージ上目線での定位感を基準にしていると、ギタリストの立ち位置、またはアンプの設置位置にこだわったPAN振りして、その位置で何とかなるはず(実はなんともならない)のに、あーでもないこうでもないという隘路に陥りがちです。

さて、質問者には、現状でそういう要素はないか??

そこらあたりを、振り返って、またお知らせ下さい。

こういう話を交互に続けていかないと、なかなか、質問者が最終的に目指す「完成像」が、文字だけではこっちにもわからない。

まぁ、一番手っ取り早いのは、今の現状の作品と、目指したい見本の「誰かの作品」を、聞き比べさせて貰えるのが一番なんですけど、文字ではなかなかね。

あと、ここまでの話は、まだ「PAN操作で作る音場感の考え方」までです。
このあとに「エフェクトで作る音場感」という概念があり、またこれが奥深いです。
しかし、PANとEQとボリュームレベルだけで、出したい効果の7~8割は作りきれないとダメ…ってのも事実です。
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この回答へのお礼

毎度貴重なご意見を下さってありがとうございます。

そうですね、一度自分でもよく飲み込んでからまたメンバーにも確認を取って、上げられそうなら音源を上げたいと思います。

またミックスにおける大切な心構えも教えて頂きありがとうございます。これから肝に銘じてミックスに励みたいと思います。

お礼日時:2013/11/14 17:05

ちょっと、質問文の内容というか、状況がいまひとつわかりづらいです。



質問文の
>現時点の定位は、…
以下に、おそらくは現状でのPANの設定を書かれているんだと理解しますが、当方としては

「PANの振り方はわかったけど。で、その通り聞こえているの?」
という疑問が出ます。

PAN振ってるのに、その通りの定位感で聞こえないと言いたいのか?

このPAN振りどおりには聞こえるが、思ってるステレオ感になってないと言いたいのか?

ゴニオメーターは、単に左右の位相ズレの測定値に過ぎませんので、それが縦長なのとステレオ感とは、直接的な関係はありません。
ただ、位相をずらせるタイプのエフェクトをふんだんに使って、擬似的に音場感を広く見せかけるテクニックはあるので、それを多用しまくってれば、ゴニオメーターがやたら太ってきます。
どっちかというと、その手の「聴覚騙しエフェクト」を使い過ぎると、空間が詰まって距離感が平坦になってしまうので、その部分の「さじ加減」を視覚的に確認するために(つまり、やり過ぎ防止のために)ゴニオメーターを見る…くらいのつもりで居る方が、初心者~初級者のゴニオメーターの付き合い方としては、正解だと思います。

MS云々も、基本的には位相操作をどうするかという話と「類似」の話になるので、今の時点では直接的な要素とは言い切れません。

一応、音源の位置関係としては、今のPAN振りどおりに聞こえてはいるが、思ってる広がりがない…ということなら、振り幅の問題か、そうではないのか…を、もうちょっとハッキリして貰わないと、音源が聞けない立場ではなんともアドバイスのしようがないです。

一つの方法としては、もっと思いっきり振ってみて、自分の欲しい効果に近づくかどうかの確認…は、してみるべきでしょう。

このほか、ことドラムだけに関しては、
>ハイハットに食われてスネアが抜けなくなるとこに苦戦
というのが、ちょっと気になるところ。

これも、個々のドラム音源を聞かないと確かなことは言えないですけど、ハイハットとスネアのマイクが、互いに音が被りすぎていると、片方を弄ってももう片方も同じように音が変わってしまうので、どっちかが抜けが出なくなりがちなので…
そして、さらに言えば、ドラムマイク全体に、各ドラムパーツの音の被りが大きすぎると、いくらパーツ毎のPANを振っても、結局は中心に寄った音像になってしまう…ということも良くあるので、そういう事態になってないかいな…と。

あと、今頃気がつきましたが、ドラムのPANの話は、よく見たら通常の配置と「左右が逆」ですね。
ドラマーが叩いている時の、ドラマー本人の目線なら、サウスポーでなければ「スネア、ハットは左側」ですが、ミキサーの目線では、ライブで言うところの客席側になりますから、通常はスネア、ハットは「右寄り」です。

単なる左右の打ち間違いか、あるいは積極的に通常と逆配置の演出を考えてる…なら、いいんですけど、もし本当にPANの振り方向を左右間違えていたら、それだけで思っているステレオ感と異なってしまうので、一応、小姑っぼく指摘だけしておきます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。自分の言葉不足と勉強不足で分かりづらい表現になってしまい、申し訳ありませんでした。

>PAN振ってるのに、その通りの定位感で聞こえないと言いたいのか?
>このPAN振りどおりには聞こえるが、思ってるステレオ感になってないと言いたいのか?
これについてですが、後者の方だと考えています。場所的には自分の想い通りの位置に定位しているのですが、例えば一気に4人分全員の楽器がドンと入って来た時に、プロのミックスですと非常に開放的に音が飛んでくるのに対し自分のものは非常にこじんまりとしてしまっているように感じるということですね。

>一応、音源の位置関係としては、今のPAN振りどおりに聞こえてはいるが、思ってる広がりがない…ということなら、振り幅の問題か、そうではないのか…を、もうちょっとハッキリして貰わないと、音源が聞けない立場ではなんともアドバイスのしようがないです。
この部分に関してなのですが、正直自分でもまだ分かっていないところです(それ故に質問させて頂いたのですが)、申し訳ありません。


>単なる左右の打ち間違いか、あるいは積極的に通常と逆配置の演出を考えてる…なら、いいんですけど、
ご指摘ありがとうございます。これは意図的に逆にしています。通常とは逆配置なのは承知の上ですが、普段からバンドの練習中でもよくドラムで遊んでいることも(ドラマーではないですが)あることと、普段はギターを弾いていますのでライブでもドラムの音を背後から聴く形が多いので、叩く人目線からの方が定位の配置を決めやすく、しっくり来たのであえてこうしています。

お礼日時:2013/11/10 18:18

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