このカテでいいか判らなかったですが、質問させてください。
アメリカの戦闘機 F14、F15は性能的にも素晴らしく有名です。
ところが、ソ連(ロシア)の戦闘機もMig-29とかSu-27やSu-30を見るとF14、F15と外見が
良く似ています。
細かい部分は色々異なっているでしょうが、パット見良く似ています。
Mig-29とかSu-27にアメリカのマークが入っていれば、素人はF14かF15に見間違えてしまい
ます。
これはソ連(ロシア)のパクリでしょうか。それとも戦闘機の目的や運用を突き詰めていくと、同じ
ようなスタイルになっていくものなのでしょうか。
No.1
- 回答日時:
その時の最高の技術を使って目的が同じものを作ると、外観が似てくるのはしょうがないのではないでしょうか。
フランカーもそうですが、開発中のステルス機なんかF-22にそっくりですから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/PAK_FA_(%E8%88%AA%E …
まぁすでにできている前例があればそれをベースに考えた方が全くの0から作るより楽ってのもあるとは思いますが、それをパクリというなら、ある程度はパクリと言えると思います。
一番回答ありがとうございます。
私は専門家ではありませんが、そう思います。
かつてのソ連はMig-21あたりまでは一目見ればMigだと解る特徴的なスタイルでしたよね。
それがアメリカもソ連も似たようなスタイルになってきたのは、F14、F15の性能を知ったソ連がなりふり構わず真似たような気がします。
No.2
- 回答日時:
>Mig-29とかSu-27にアメリカのマークが入っていれば、素人はF14かF15に見間違えてしまいます。
というか、
Mig-29もSu-27もF14もF15も知らない素人がそれらを見れば、同じ「ひこうき」に見えると思います。
そういった人には、それ以外の機体も「ひこうき」でしかないと思います。
1:>これはソ連(ロシア)のパクリでしょうか。
2:>それとも戦闘機の目的や運用を突き詰めていくと、同じようなスタイルになっていくものなのでしょうか。
回答1:冷戦下に開発されたそれらが、パクリであるとは考えにくいです。
兵器の形状は、目的や技術的なものから決まります。
その形や材質になるのは、そうでなければならない理由があるからです。
それを理解できずに、外見をコピーをしても同じ性能は引き出せません。
(某国の商品が粗悪なのは、それが理由の一つです。)
回答2:全く同じ技術レベルなら考えられますが、質問の件はそれ以前の問題だと思います。
私にはあれらが同じ形と思えませんし、それぞれ違う用途や運用の為のものです。
(F14に至っては問題外のレベル)
なるほど。
アメリカ機のコピーは考えにくいとなるとミグも結構優秀な技術を持っていた(?)ことから、空気力学等
研究していくとああいうスタイルになるってことですかね。
特に垂直尾翼2枚という部分で。
有難うございました。
No.3
- 回答日時:
飛行機のデザインというのは現代の市販車のデザインと違いデザイン自体が機能です。
技術レベルが近く、技術情報もほぼ同じ物、
そこに要求される性能が同一であれば自ずとデザインは似てきます。
欧州勢がよく採用するデルタ翼機なんてメーカーが違っても差が分かりにくいですし、
旅客機だってどこも似たようなデザイン。
車でしたらF1に代表されるフォーミュラカー等は飛行機と同様にデザインが機能ですから
共通の規定や技術や要求がほぼ同じですのでどれもよく似ています。
昔は車にしろ、飛行機にしろ国やメーカーにより個性があり、パッと見どこのメーカーか車種、機種がある程度判ったものでした。
旅客機にしてもトライスターやコンコルドみたいな個性派がありました。(コスト等は別にして)
今や、仰るとおり車も飛行機もパッと見皆同じような型でメーカーすらよく判りませんね。
やはり、設計力・設計目的・技術レベル等が同じであれば同じような結果になるようですね。
ただ、いい物は真似るっていうこともあるでしょう。
車を例にとると、昔の車の顔つきですが、まるい目や、四角い目、細長な目があり、それがその車の特徴でもありましたが、ごこかのメーカーが吊り上った目の車を出し売れると、今やほとんどの車が吊り上った目をしています。
有難うございました。
No.4
- 回答日時:
似てるかぁ、というのはさておいて。
皆さんがおっしゃるように、同時代では使えるエンジンや機体製造の技術レベルが近いため、特に極限の性能を要求される戦闘機のような機種ではどうしても似た形になりがちです。これは現代でも同じ。
なお、「これはソ連(ロシア)のパクリでしょうか」の下りですが、少なくとも第二次世界大戦期から、外国機(特にアメリカ)の模倣を得意としていたのはソ連側でしたね。
にてるかぁ、というのはよくよく見ればそれぞれの特徴がありますが、あくまでパッと見の感覚です。
パッと見似ている感覚とは、2枚垂直尾翼、主翼下の巨大空気取り入れ口、機種先端の形状です。
質問しておいてなんですが、ウィキをよく読むと2発エンジンの2枚垂直尾翼はMig-25(初飛行1966年)が世界初なので、逆にF14やF15がMig-25を参考にしたのではないでしょうか。
特にF15はMIg-25に対抗して開発されたと書いてありました。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
Mig-29とかSu-27やSu-30とF14、F15が同じに見えるようだと、何を見ても同じに見えると思います。
私には似ているようには思えません。
F14とF15も見知ってるから区別がつくだけで、上記の戦闘機が同じように見えるならF14と15も区別がつかないのではないでしょうか?
可変翼ではありませんが、Mig31がF14に対抗してつくられた機体で、ぱくりと言う人もいます。
確かにF14とF15の違いは例えば単座、複座の違いが分かっていればすぐ判別つきます。
パッと見似ているというのは、2発エンジン、2枚垂直尾翼、主翼下の巨大空気取り入れ口、機種先端形状
という、基本形状です。
いつ頃から米・ソともにこのような基本形状になったのでしょう。
先ほども回答させていただきましたが、この基本形状はMig-25が世界初のようです。
あの、1970年代に日本のレーダーを掻い潜って函館空港に強硬着陸したMig-25です。
この基本スタイル、ソ連のパクリかと思ったら逆にアメリカが参考にした可能性がありますね。
ありがとうございました。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
Mig-25やF-15のデザインの原点的な存在としてはノースアメリカンA-54ヴィジランティという艦上攻撃機があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/A-5_(%E8%88%AA%E7%A …
生産数も少ない地味な機体ですが、結構色々な革新的な技術やデザイン(翼のレイアウトとか、エアインテークの形状)が導入されており、その後の航空機デザインを決めた面もあります。
で、例えば翼のレイアウトはデルタ翼を除けばそれほど自由度があるわけではなく、エアインテークも双発エンジンを搭載(単発だとエンジンが大きくなりすぎて不便)するとなればある程度話す必要があり、超音速に対応したショックコーンか可変インテークが必要に成るとなれば、ある程度似てくるのは仕方が無いことかと思います。また、設計時に既存機を参考にすると言うことは保守的な設計思想としてあると思います。
今、ケリー・ジョンソン率いるスカンク・ワークスが機能していたらどんな機体が出来ていたかと考えると楽しいですね。
なるほどですね。
A-5の存在は知りませんでした。
A-5は初期設計では2枚垂直尾翼だったんですね。
超高速で飛ぶためには単発エンジンでは大きくなりすぎて不便 → 小さ目のエンジンを2基にしてエアインテークも両脇にふたつ。なおかつ、格納のことを考慮すれば背の高い1枚垂直尾翼より、背の低い2枚垂直尾翼にする。
ソ連やアメリカの設計者達は、戦闘機の用途が同じであれば同じような設計にたどり着いたということですね。
スカンク・ワークス、SR-71ブラックバードはよく知っています。
こういった個性的な機体をまた見たいものです。
ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
F14は可変翼でぜんぜんちげーだろ、というツッコミを誰も入れないので私が入れます。
「いや、素人つは見分けがつかない」というのなら、飛行機のことを何も知らない素人さんからすればジェット戦闘機はぜんぶ同じに見えるでしょう。くどいけど、F14とSu-27は浜田雅功さんと前田敦子さんくらい違うと思う。さて、まずもってF15は初飛行が1972年、Su-27は1977年、Su-30は1989年なんだから、後の戦闘機のほうが何らかの影響を受けるのは当たり前のことです。F15は傑作機であることは間違いないですからね。あと分かっていると思いますが念のためSu-30はSu-27改ですから両者が似ているのはこれまた当たり前のことです。歴代のFITを並べてよく似てるよねというようなもの。
ちなみにいえば、アメリカがF14を作ったとき、それをパクったのがMig23です。ソ連軍のお偉いさんも「可変翼カッケー!」って思ったのでしょうね。ところがF14は主翼が可変するのは速度に合わせた自動設定だったのですが、当時のソ連軍はそれができなかったのか手動可変翼だったので乗りこなすには相当コツが必要だたそうで、事故率は高かったそうです。そしてMig23には対地攻撃力つまり爆弾が積めなかったので、爆弾を積めるようにしたのがMig27なのですが、詳しい事情は分かりませんが、なぜか爆弾を積めるように改良を施したらレーダーを積むスペースがなくなったそうで、Mig27はレーダーを積んでません。レーダーを積んでないから空中戦にはまず使えないというわけで、帯に短したすきに流しを2つ作っちゃったんですね。
末期のソ連軍ていうのはこの手のエピソードに事欠かないです。他にも設計ミスで車内に排気ガスが逆流する装甲車というのも作ってしまって、中に入ると排ガス中毒で死んじゃうかもしれないから基本的に中に乗るのが禁止(そのためソ連軍伝統の野天乗りになりました)で、どうしても中に乗るときは窓関係を閉めるの厳禁という訳の分からないものも作ってました(普通ミスに気付いたら製造中止になりそうですが、生産するのは決まっているからそのまま生産、部品を修理改良するのはミスを認めることになるのでまかりならん、と社会主義国ってそんなノリでした)。
ははは・・、面白いエピソード読ませていただきました。
良くご存じの方であれば、似ていないと言われる方が多いですが、基本スタイルは同じです。
「双発エンジン」、「2枚垂直尾翼」、「2つのエアインテーク」。
No.6さんに回答させていただきましたが、技術レベルが同等で、同じような用途のものを設計しようとすると、同じようなものができあがるということなのでしょう。
違った面でみると、A-5の流れでMig-25、mig-25を参考にF15が開発された見方もあるのかな、なんて思います。実際のところは解りませんが。
有難うございました。
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