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 質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 添付図に示しました状態A(2つの磁石のNとSがそれぞれ引き合っている)に比べ、
間に鉄板を挟んだ状態Bでは、引力が減衰いたします。
ではアルミ板を挟んだ状態Cでは、どのようになるのでございましょうか?

(関係ないかもしれませんが、よく「磁界中を運動するアルミニウムには、それを補正しようとする方向に力がかかる」といったような動画も見かけます。今回は静止しておりますが、磁力はアルミニウム板から何の影響も受けないのでございましょうか。。?)

 もしお詳しい方がいらっしゃいましたら,どうぞよろしくお願いいたします。

「磁力はアルミにより減衰するのでしょうか?」の質問画像

A 回答 (1件)

>間に鉄板を挟んだ状態Bでは、引力が減衰いたします。


 しません。逆の現象のほうを感じることが多いでしょう。
 同方向の磁力線は互いに反発しますが、強磁性体があるとその中を通ろうとしますから出口側の表面では磁束密度が高くなるように観察されます。そのために鉄の側面ではあたかも磁力が少なくなったように観察されます。U字磁石に鉄片をつけておくと外部に漏れる磁力線が少なくなるだけです。一方をすこし浮かせて、その間に鉄を近づけると強くなっています。
 磁力線の数は変化しません。経路が変わるだけです。!!!

 アルミは常磁性、銅は反磁性の金属ですから、内部を磁力線が通過するときの挙動は変わりますが、全体としての磁力が変化することはありません。
・N単極子を仮定してそれが力を受ける方向をつないだものが磁力線
・出発して帰ってくる間で消えたり増えたりしない--枝分かれしないということ
・同じ向きの磁力線は反発し、向きが逆だと引き合う
・磁力線には縮まろうとする張力がある
と理解すれば良いです。磁性体を通過するときは、間隔が広がったり縮んだりします。常磁性では近づく、反磁性では広がる・・

「磁界中を運動するアルミニウムには、それを補正しようとする方向に力がかかる」
結論に飛びすぎです。(^^)
 電荷は移動する時に周囲の磁場を変化させます。簡単に言うと電荷の進行方向に対して右回りの磁場を発生する--右ネジの法則。
 同じ向きの磁力線は反発し、向きが逆だと引き合いますから、電荷は横に力を受けます。そのために電荷が移動します。(発電機)
 その電荷の移動--電流で磁場が変化します。--右ネジの法則--その磁場で電荷が進行方向と逆の力を受けます。電線から逃げ場がないため導体自身が力を受けます。

>磁力はアルミニウム板から何の影響も受けないのでございましょうか。。?)
 強磁性体の鉄ほどではありませんが通過後の磁力線は近くに寄り添っている・・その分、他の部分は疎になってますけど。
 原子内の電子はスピンしているとみなせますから動いていないわけじゃないです。


 
 
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この回答へのお礼

 ORUKA1951様

 どうもありがとうございます!m(_ _)m

 お詳しい話をいただけたお陰で理解出来ました!なるほどでございます。
 この質問をさせていただく前に自分で調べている際に、「磁力を減衰させたい」という質問に対し「鉄で覆う」という回答が付いているサイトがございましたので、
てっきり「通過後の磁力が弱くなるんだ」と勘違いいたしておりました^^; おそらくそれは何か別の現象(磁力線の方向が分散されるとか。。?)という事なのでございましょうね。

>・磁力線には縮まろうとする張力がある
>と理解すれば良いです。磁性体を通過するときは、間隔が広がったり縮んだりします。常磁性では近づく、反磁性では広がる・・
 を理解しておりませんでしたorz てっきり、磁力線が金属板などを通過する際は(沢山ある)磁力線が色んな方向に乱雑に拡散してしまい、通過直後の領域における物の吸着力は小さくなるのかと。。。orz
 逆なんですね。お教えいただいたように、アルミ板を通過後は「通過前に比べ、通過した磁力線群のみが少し束になった状態」になっており、板が強磁性体になるほど、その束の「密集度が上がる」という感じでしょうか^^


 ご閲覧&お教えいただけなければ当分or一生勘違いしたままになるところでございまいた^^;
この度はご親切に誠にありがとうございました!!m(_ _)m

お礼日時:2013/11/21 21:25

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