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DNAの発見は従来の分類体系を大きく変えてしまいました。
このように将来、DNAを超えるようなものが登場して、DNAやRNAによる分類体系を変えてしまうことはありえるのでしょうか?

A 回答 (6件)

補足拝見しました。



No.5さんもおっしゃっているように、
ご質問の文章(超える)が何を示しているかはっきりしないのが
混乱の原因ではないでしょうか。

(1)DNAやRNAが分類に使える最良の指標かどうか。
解析方法が簡便で確立されていることから、これ以上ない判断材料だと思います。
(これ以外の指標が不要などとは思っていません。念のため)
また現代において細胞の中から未知の遺伝物質なんかが新たに見つかるはずも無く、
将来に渡ってもこれを超える材料は現れないだろう、という意味で前に回答しました。
=「ありえないだろう」という回答

(2)将来DNAの指標以上の拘束力で、何か合理的な理由で分類体系の改組が行われるか。
たとえ話として「グラム陽性菌とグラム陰性菌という分類をやめる」ということになったら?
分類体系は変わります。DNAや他の指標は関係なしに。
=「ありえる」という回答

どちらの回答がお望みか、質問者さんのご判断にお任せします^-^
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この回答へのお礼

補足にも親切に回答していただき色々ありがとうございました。

お礼日時:2014/01/23 17:33

 NO,4です。



 生物はDNAによる遺伝情報だけで構成されているわけではない。ということですが、遺伝情報の他にどのようなもので構成されているのでしょうか?
生まれた後の「環境」ということでしょうか? というお尋ねのようですので、私の考えているところを簡単に記述します。

 私は、しがない1老人で、生物学の専門家ではありませんが、例えば、生物の基本的な構成要素である細胞の構成を考えてみて下さい。ミトコンドリアや小胞体、リボソーム等々です。DNAによる遺伝情報だけで構成されているわけではないことに気づかれると思います。また、DNAの分類への応用は、まだ新しい分野であり、また、分類学に画期的な影響を及ぼしているとは思いますが、これまでの分類学や分類の手法が否定されたものでもありません。下記にも若干記述したように、いろいろな観点から分類が試みられています。

 ご質問は分類体系に主眼を置かれているようでしたので、その観点から、また科学技術の一般論として回答しました。

 分類学は、古くから「形態」が重視されてきました。このことは現在でも、そんなに変わらないと思います。そして生物に関する新しい技術や知見、視点がでてくると、それらが新たに分類学に繁栄されてきたようです。DNAの発見と分類学への応用は、分類の1手法に過ぎないと思います。生物の有する器官の構造や卵割様式や胚葉、さらにはアミノ酸の合成経路や脂肪酸の成分比、細胞学からは染色体が、分子遺伝学からはDNAの塩基配列が、いずれも分類学に利用され、そのたびに分類体系は見直しを受けてきました。また、新しい生物が発見されれば、分類の体系が新たな展開を見せる可能性は否定できません。現在は、まだ生物種の数がどのくらいあるのかさえ分かっていないのです。

 「生まれた後の環境」というのは、生物がどのように育つか、という観点からは重要な要素だと思います。他には、「育てられ方」と「遺伝的素質」というのが大きな要素になります。人間のことを考えてみて下さい。都会で育つか、田舎で育つか、田園調布で育つか、新宿歌舞伎町で育つか、一人っ子として育つか、5人兄弟の長男として育つか?(環境)、どのようなしつけ、教育を受けるか?(育てられ方)、親の素質をどのように受け継ぐか?(遺伝的素質)によって決まってきますが、生まれた後の「環境」が、分類に採用されている例を知りません。おそらくないと思います。
「将来DNA解析を超える分類体系が出来る」の回答画像5
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 現時点の科学技術から判断すれば、NO,1~NO,3の方の回答のとおりだと思います。

ただ、生物は、なにもDNAとRNAだけで構成されているものではありません。DNA、RNAを「超える」という表現は適切ではないかも知れませんが、将来、「DNAやRNAによる分類体系を変えてしまう」ような分類体系が出てくることは否定できないと思います。

 100年前の人々が今日の科学技術の発展を想像できたでしょうか?これと同じことが、現代の私たちにも言えるのではないでしょうか?

この回答への補足

回答ありがとうございます
生物はDNAによる遺伝情報だけで構成されているわけではない。ということですが、遺伝情報の他にどのようなもので構成されているのでしょうか?
生まれた後の「環境」ということでしょうか?

補足日時:2014/01/22 12:52
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この回答へのお礼

回答していただきありがとうございます。

お礼日時:2014/01/22 12:58

一応補足します。


#2さんの言われている事は教科書的に正しいです。
ミトコンドリアは真核生物、Y染色体となるとかなり限られた範囲で、それぞれ優れた比較材料ですね。

ただ、現在は次世代シークエンサーの登場によって状況が一変していて
微生物レベルのゲノム(全遺伝子配列)ならとんでもなく高速・低コストで解析できる時代に突入しています。
参考リンク1:小スケールの次世代シークエンサーの能力
http://nextgenseek.com/2012/08/comparing-price-a …
参考リンク2:全ゲノム配列が読まれた微生物
http://www.ebi.ac.uk/genomes/bacteria.html

人1人分のゲノム配列決定に世界中の研究者が協力して10年以上かかっていたのに、
今では1000人分とか単独で決定できたり(このレベルになるとコストがバカになりませんけど)。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2013/11/press20 …

このように他の生体分子に比べて解析が容易で明瞭な結果が得られるので、
DNAなどの核酸を超えるものは現れないと思います。

この回答への補足

新しく回答されたNO,3さんは「DNAの分類体系を変える指標が現れる可能性がある」と回答されていますが、これについてどう思われますか?

補足日時:2014/01/22 18:42
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この回答へのお礼

回答していただきありがとうございました。

お礼日時:2014/01/22 18:44

DNA解析を超えた分析法は登場しないと思いますが,現在の分析法は完全ではありませんので,目安にしかなりません。

はっきりと言って正しいものではありません。遠い将来には完全な全DNA解析による正しい分類体系ができあがると思います。

現在の分析法の代表的なものは,ミトコンドリアDNA(mtDNA)のジャンク(ガラクタ)DNAのDループと呼ばれますごく一部のDNA解析しかしていないのです。これは,生存に重要な部分ですと淘汰が起こりますが,ジャンクですと淘汰されずにそのまま突然変異が残ります。ですから突然変異が固定される率が極めて高く,短時間(進化という長い時間での話です。)の進化も推測できるからです。また,mtDNAは母系遺伝ですから父系遺伝を排除して簡素化できることも選ばれる理由の一つです。

別な分析法にY染色体のジャンクDNA解析があります。Y染色体は,ほとんどがジャンク遺伝子ですからmtDNA解析と同じ理由で利用されます。これら2つの方法だけでも結果が完全一致はしていません。ですから現在の文献には必ずどこのDNAの何のジャンク遺伝子の解析によるか明示されています。

将来的には,mtDNAと核DNAすべてのDNAから解析がなされる時代が来るかもしれませんが,全ゲノム解析がすんだ生物は極めてわずかですから,そんなことはとてつもなく遠い将来の気がします。

この回答への補足

新しく回答されたNO,3さんは「DNAによる分類体系を変える指標が現れる可能性がある」と回答されていますが、それについてどう思われますか?

補足日時:2014/01/22 18:49
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この回答へのお礼

回答していただきありがとうございました

お礼日時:2014/01/22 18:50

生物を規定する遺伝情報がDNA(一部のウイルスではRNA)なので、これを超える指標は現れないでしょう。

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この回答へのお礼

回答していただきありがとうございます。

お礼が遅れてしまい申し訳ありませんでした。

お礼日時:2014/01/20 20:42

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