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美学、顔相学という学問があると聞いたので、美術カテゴリに質問致します。

イケメンや美人などは今も昔も人びとからもてはやされております。
しかし、なぜその人の顔が「美形」なのか、よく考えると分かりません。

当方、暇人でしてそういうことを考えると色々と仮説を考えてきました。

・二重で目がクリッとした大きい人は美形だ
・まつ毛が濃い、長いひとはかわいらしいので美形だ
・鼻の高い男性はハンサムだ
・顔の骨格が分かりやすいやせ形の顔は男らしくてかっこいい
・口はタラコくちびるより薄型のほうが清潔感があって美形だ
・髭は薄い方がかっこいい

などなど。
しかし、
・目が大きくても、ギョロッとしていて気持ち悪い人が多い
 ⇔一重まぶたでもかっこいい人がいる
・まつ毛が長くても気持ち悪い人がいる
 ⇔まつ毛が薄くてもりりしくてかっこいい人がいる
・鼻が高くて逆に気持ち悪い人がいる
 ⇔鼻が小さいのが逆に清潔感がある人がいる
・筋骨隆々とした顔なのに、ゴツゴツしていてこわい
 ⇔童顔で丸い顔なのにかわいいイケメンが多い
・タラコ唇なのでかえってかわいい
・髭が薄いのでナヨナヨしてて気持ち悪い
 ⇔濃いひげが男らしくてかっこいい

などなど、反証はいくらでもできました。。。

いったい、イケメン・美人・かわいい、など「美形」の決定要因とは何なのでしょうか。

よく「イケメン俳優」とか「美人女優」なんて言いますし、感覚的にその人たちのことを見て「イケメンだなあ」「美人だなあ」と感じますが、論理的にこれらを説明することは可能でしょうか。

A 回答 (1件)

面白い質問ですね。



1.時代や文化による差異
我々は、その社会の平均的な顔を美形だと感じるという説があります。極端に個性的でない顔は安心感を与えますし、平均的な顔というのは親近感を覚えるものです。
ただし平均というのも、時代や文化、社会によって変わっていきます。たとえば食生活の移り変わりによる我々の咀嚼回数の変化によって、顎骨の形も徐々に変化していくでしょう。
また、鎖国社会と、外国人を積極的に受け入れる社会では、平均も変わってきます。
そうすると、かつては平均的で美形とされた要素が、徐々に平均から外れてきてしまうことがあります。

2.顔全体のバランス
たとえば韓流スターが美形であるという前提に立ったとします。
韓流スター(韓国朝鮮人)は基本的に、大陸系の薄い顔立ちをしています。細長い顔、細い目、薄い唇、髭も濃くはありません。
そういう韓流スターの目だけを、美形の要素とされる「大きくてくりっとした目」に変えても、アンバランスなだけです。
反対に、沖縄的な美人に対して、唇だけ細くしても、美形にはなりません。

3.作られた「美形」
芸能界でも広告代理店でも美容業界でもよいですが、プッシュしたい人を「美形」と祭り上げる場合もあります。
そうすると、その人に近いことが「美形」と認識されるようになります(または意図的にそう宣伝されます)。
その人が、従来の美形に当てはまらない要素を持っていても、それさえも肯定的に捉えられるようになるでしょう。逆にその人が持っていない要素が美形の要件から外れてしまうことさえあります。

4.個々の嗜好や環境
我々は知らず知らず親の顔に近い人を美形と考えるという説もあります。
そうすると、美形と思う顔は個々人によって違ってくるわけです。
とくに日本人の場合、南方系・北方系(彫りが深く、目が大きく、唇が厚い顔)と、朝鮮系(顔が細く、目が細く、唇が薄い顔)の2パターンに大きく分かれます。
そうすると、南方系・北方系の親を持つ人は、彫りが深い人を美形と捉えやすいですし、朝鮮系(在日朝鮮人という意味ではなく、渡来人が祖先にいるなどの人)を親に持つ人は、薄い顔を美形と捉えやすいです。
その結果、日本では最低でも大きく2つのまったく性質の異なる「美形」が出来上がります。
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