プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

材料力学の問題で,梁の三点曲げについてです.
図のような梁に中央集中荷重Pを作用させた時の梁に生じるせん断応力を求めてたいのですが。。。。。。
梁が奥行き方向に異種材料で重なっている状態です.両材料は離れないように,しっかりと接着されているものとします.
各梁のヤング率をE1,E2としたとき,各梁に生じるせん断応力に違いは生じるでしょうか?また公式などが有りましたら,ぜひご教授ください.よろしくお願いします.

「材料力学の問題で,梁の三点曲げについてで」の質問画像

A 回答 (1件)

 最も単純に、標準梁理論:微小変形と平面保持を前提としたオイラー梁として扱うなら、梁1と梁2の断面積が等しいので、曲げ剛度をEIとしたとき、両材料は離れないように接着されている事から、



  E=(E1+E2)/2,I=(1/12)×2b×h^3

で近似する事になると思います。

 オイラー梁の近似ではせん断力は、歪みと無関係に力の釣り合いから定まる内部反力なので、曲げモーメントの1階微分です。しかも問題のケースは単純梁なので、曲げモーメントもせん断力も、ふつうの一様材料の単純梁と同じです。

 各断面に作用する曲げモーメントとEIから曲げ歪みを求め、それにE1またはE2をかけてやれば、断面の左右での曲げ応力の違いはいちおう計算できます。そうすると断面の左右で負担する曲げモーメントが違うので、それを軸方向に1階微分し、せん断力の分担も決める事はできますが(曲げモーメントの分担と同じ比率)、せん断応力については、作用せん断力をそれぞれの断面積で割るくらいの事しか、オイラー梁近似ではできません(オイラー梁近似では、せん断歪みを無視するので)。

 せん断歪みを無視しない深い梁の理論(ティモシェンコ梁)を使用しても、じつは似たような結果だと思います。なので「普通の単純梁と同じ訳ないだろ~!」って思うなら、有限要素法による数値解析をおすすめしめす(^^;)。

 でも梁要素を使用しちゃ駄目ですよ(^^;)。基本に忠実にソリッド要素で。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました.せん断応力を考える際には,はりの理論が異なるのですね!

お礼日時:2014/02/07 10:29

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!