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「哲学」では、魚についても語るんですか?

A 回答 (2件)

パリのカフェで、レイモン・アロンがサルトルに向かって、現象学はコップについて語ることができるんだよ、と言ったらサルトルは真っ青な顔をしたと言われています。


まさか哲学でコップを語れるとは思わなかったんだろうね。
だけど現象学がコップについて語るのは本当です。
私たちの知覚は「射映」といって、物を一つの方向からしか見ることができません。
コップも私たちにその全体が一挙に知られるのではなく、いつも私に向けている一面しか、それを知ることができない。
私が身体を移動することで、コップの別の側面が見えてくる。
さらに身体を移動すると、また別の側面が見えてくる。
私たちは次々に見えてくる物の側面を頭の中で総合して、物の全体というものを獲得する。
認識には身体の運動が不可欠にかかわっている、フッサールはこれを「キネステーゼ」といっていますが、それを発見したことがフッサールの功績です。
カントの場合、身体の運動という考えがなく、認識をスタティックに考えていましたが、フッサールは身体の関与が不可欠なものとして考えたという点で、革新的でした。
ところで、ここであなたの質問に戻れば、哲学で魚について語るのも可能だと思いますよ。
魚ってなんだろう?
魚単体では、それが何であるか分からないよね。
だけど、魚をその生息環境において見れば、それが何であるか分かります。
海中を泳いでいるし、餌をとっているし、餌をとるために迷彩塗装をしているし、大きな魚は小さな魚を食べて生きているし、子孫を残すために様々な方法でセックスしているし、・・・・・そういう生態を観察すれば、魚が何であるか分かります。
まあ、現象学なんて必要ではないけど。
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この回答へのお礼

こんばんは。お話、とても面白かったです。

お礼日時:2014/02/16 21:03

「哲学」では、魚についても語るんですか?


○哲学はすべての学問の基礎だからね。「魚類学」があるのだから当然含まれますね。
魚も生き物だから魚にも哲学があるね。
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