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よろしくお願いします

絵画が好きで頻繁に美術館へ足を運ぶのですが、常々思う事があります。
美術館や展覧会によっては数億ともいえる絵画が手の触れる距離にあり、またガラス等で保護されず、そのまま展示されている事が有ります。

過去に悪意のある人によって、こういった絵画に刃物で傷を付けられたり、インクや絵の具で汚されてしまうといった事故はなかったのでしょうか?
先日足を運んだ美術館ではピカソの有名な作品がむき出しになっていました。
※それ以外にもの有名な作品がたくさんむき出しでしたが…
キャンパスの上の生々しい質感を本当に目の前で観ることが出来、ありがたいのですが上記の様な心配が尽きません。

同様に絵画の閲覧がお好きな方々がいらっしゃいましたら、本件に関してのお気持ちもお聞かせ願えれば幸いです。

よろしくお願いしますm(__)m

A 回答 (5件)

展示してある絵が大好きになってしまって、絵に口づけをした女性の口紅が作品について、


絵が台無しになってしまった、というニュースは以前にありました。
展覧会場では係員がいて、理性が強くはたらくので、基本的に絵を乱す人はいない、ということなのではないでしょうか。
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ある画家の回想で、外国のある有名な美術館で模写をさせてもらっている時に誤って下側にパレットを着けてしまって絵の具がべったり着いてしまったことがあったと書いてありました。


一見した所では見えない位置だったので申告しないでそのまま帰ったそうですが、最近その美術館を訪れた時にまだその時の絵の具が着いているか確かめたのだか確かめなかったのだかという話でした。(結局着いていたという話だったように記憶します)

結論としては修復できる物は、リスクはあってもなるべく良い条件で見てもらう方を選択しているということのようです。
公共の美術館は個人では買えない作品を代わりに買って公の物としてひろく公表・観賞に供するという考えが基本に有るように思います。(前記の模写も学生のような立場の人が正式に申し込めばできる所も多いようです)。しまい込む資産という考えではなくて観賞してこその文化的財産ということなのでしょう。

ニューヨークのMoMAを見た経験では非常に微細なトロンプルイユのような描き方の作品はさすがにカバーが掛かっていたように記憶しています。それと警備員の服も、作業服屋が売っている既製品のような物ではなくて、きちんと体に合った清潔でシンプルだけれどもきりっとした、知的な施設の職員であることを思わせる物であったのが印象的でした。
比較的長時間ひとつの作品を観ていた時はその絵についての感想などを雑談風に話しかけられなどしましたが、仕事と観客という関係はあっても人間的な関係が優先という感じで好感の持てる物でした。(概して合衆国では従業員と客との関係もフランクで仲間意識のある物であるように感じます)

結論としては油絵などは堅牢で修復可能だからでしょう。
紙の地が残っているドローイングなどに関してはそういう展示はしていないと思います。

しかし将来的にはもっと閉鎖的な展示になることも予想されますね。
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 基本的には、「教養ある善良な市民は、そんな悪いことはしない」という信頼関係があるからです。


 もちろん、観に行く側も、そういった信頼関係の上で、生身の美術品を鑑賞できることを認識して、それを守る、周囲にも守らせる心がけが必要です。(親が自分の子供を連れて行って、そういうマナーを教えることも大切)

 悪いことをする人は、ごくまれにいます。そういう「まれ」な人を基準にするか、大多数の人を基準にするか、という社会的コンセンサスの問題なのだと思います。


 ヨーロッパでは、公共財産はみんなのもの、公的な美術館・博物館の所有物は市民の共有物であり、美術館・博物館の勝手な判断と権限で、市民の権利を奪うべきではない、という考え方が一般的なように思います。
 日本のように、「お上の決めたことに、民は従え」という感覚とは違うようです。

 ただし、個人の美術館・コレクションは全く扱いが違います。それはあくまで所有者の意図や権利が最優先です。

 私も、当然ガラスなどない、相手に直接対面するのが大好きです。美術品そのものだけでなく、周りの空気や空間まで含めて、鑑賞の対象です。
 海外の美術館で、ガラスに入っていたのは「モナリザ」だけだったような気がします。
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そのような事件はもちろん存在します。



有名なところでは、広隆寺弥勒菩薩半跏像に学生が触れて指を折ってしまった事件。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E9%9A%86% …
最近だと、ヒューストン美術館でピカソの絵に落書きした事件。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=06 …
あるいは、ルーブル美術館のドラクロワの名画に落書きされた事件。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E8%A1%86% …

たしかに名画や名作が破壊されるリスクはありますが、それでも一美術ファンとしては、ガラスなどを通さない生の絵を見たいと思います。
かの「モナ・リザ」は防弾ガラスで保護されていますが、実物を見たときに随分冷めてしまったことを覚えています。
絵画というのは、出来るだけそのままの姿で鑑賞されてこそのもの。その絵画をガラスで覆ってしまっては、なんのために展示しているのかという気にさせられます。

かつて、サンフランシスコ近代美術館を訪れたとき、こちらが東洋人だったためか、展示室で警備員がずっと私のあとをついてきたことがありました。
大変不愉快ではありますが、もし「警備員に目を付けられるけれどガラス無しで鑑賞できる」のと、「警備員にはスルーされるがガラス越しで鑑賞する」のであれば、私なら前者を取ります。
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>過去に悪意のある人によって、こういった絵画に刃物で傷を付けられたり、


>インクや絵の具で汚されてしまうといった事故はなかったのでしょうか?

 何度もあったそうですが、修復技術が高度になっているので、ほとんどは補修出来るそうです。補修出来ないのは火災だけで、美術館を焼かれた場合には手の施しようが無いわけですが、ほとんどの美術品はデジタル写真で撮影されていますから、復元は可能だと思います。

 汚されたり、傷つけられたりするのは序の口で、盗まれたり、壊されたりする美術品もあります。敗戦国や政治体制が崩壊した国で見られますが、美術品や文化財の破壊は現実に起こる出来事です。

 日本の美術品も戦災や火災などによる焼失で失われたものが数多くあります。永遠に美術品を保存するのは難しいのが実態です。何千年が過ぎても形が残っているのはビラミッドぐらいでしょうね。

 政治的理由で公開出来ない美術品もあります。アジアにはエローラ王国の遺跡のように、自由奔放に作られた芸術作品がありますが、西洋にも同じような絵画や石像が無かったわけではないようで、政治的理由で公開されていない例が多いようです。美術品の展示会でも、子供が入れない場所がありますし、書籍に載らない絵画もありますからね。

 いつの時代にも異端の画家や芸術家がいるものですから、当時の法律では違法だった絵画も数多くあるのだと思いますよ。
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