プロが教えるわが家の防犯対策術!

地下鉄に乗った時など、正面に女子高生が座る場合がたまにある。
私は正面を向かせてもらえない。ミニスカートの股の上にカバンを乗せれば良いものを、あえてカバンは隣に立てて、己れ自身は腕を組み、三角パンツをこちらに向ける、ココロ醜きこの女に、私の怒りも爆発寸前であった。

次の駅で乗り込んできたのは、ヒョウ柄タイツのオバハンである。混み合ってもいないのに私の前に立ち、こちらにケツを向けるそのボリューム感に圧倒されるばかりで、微動だにできない私がいる。そんな中、右隣に座っていた男が、このように言った。
「こらオバハン!汚いケツどけろや!」

オバハンとその男とが、しばらく睨み合った。怒りに血走るオバハンに、男はさらにこう言った。
「ワレのケツが邪魔で、パンツが見えへんのじゃボケが!」
するとその場にいた男たち全員が、一斉に
「ブラボー!」と叫んだ。

オバハンは次の駅で、外へ転げ出た。そして再び私と女子高生との果てしなき戦いが始まるのだった。
電車はガタンゴトンと揺れる。そのたびに少しずつ近づいてくる影がある。見るからにオカマである。今度はオカマが私の前をさえぎったのだ。

すると左隣に座っていた、ホームレス風の服とニオイを身につけた男が言った。
「わしゃ疲れとんねん!朝っぱらからオカマはいらん!どかんかい、パンツの邪魔や!」
オカマとホームレスの睨み合いが起きたが、オカマも次の駅で転げ出て、周囲からは
「セ・シ・ボン!」と言う叫びが巻き起こり、車内を揺るがした。

私はココロの中で、こう叫んでいた。
「誰か次のを登場させてくれ!女子高生のパンツが目障りやさかいに!」
突然私は左右の男に両腕をつかまれ、電車から引きづり出された。
ドアは閉まり、電車は出て行った。窓からこちらを見下ろす大勢の男たち、彼らの顔は全員私であった。

私はどうしてこれほどまでに、自分を見ることができるのか。今夜も宇宙人と交信している私の私に、誰か教えてください。

A 回答 (2件)

重度の病人だからですよ。

だから、誰にも迷惑をかけずに生を全うしましょう。晩節を穢していることは、聡明な質問者であれば理解できるはずです。
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この回答へのお礼

晩節を穢してはいません。むしろ飾っています。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/02/20 00:19

ドッペルゲンガーを見るほど女子のミニスカにおびえる人には思えないんですけど、思い違いだったか?


ちなみに、ドッペルゲンガーを見た人は死ぬらしいですからお気をつけてくださいな^^
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この回答へのお礼

ドッペルゲンガーを見てない人も死にますから、お気はつけません。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/02/20 00:21

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