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寒剤で-5℃にした水酸化ナトリウム水溶液に臭素を入れ、かき混ぜながらペースト状にしたフタルイミドを加えた後、粉末の水酸化ナトリウムを加え、80℃まで加熱し、冷ましながら中性になるまで塩酸を加えた後、酢酸を加えるという方法でアントラニル酸を合成したのですが、どうも出来あがった生成物が、アントラニル酸とは違うようで、再結晶しても、茶色の「おかか」みたいなのができちゃいました・・・
フタルイミドを加えたときは、黄色透明な液体だったんですが、マグネティックスターラーでかき混ぜていると、だんだん液が褐色になっていってしまいました。実験で、守れていなかったのが、液を-5℃まで冷却できていないのに実験をしていたことと、80℃まで加熱する際に、目を離していて100℃近くまで加熱をしてしまったことなんですが、それで違うものになってしまったんですかね?
それで、反応の流れをしっかり押さえてからもう一回実験をしようと思ったんですが、トリプトファンやインドールやフェニルアラニンからの反応だと反応機構がわかるのですが、フタルイミドを使った場合どういった反応になるのかよくわからなくて・・・
いつ=COOの部分の片方がアミド基に置換されるのか、環状部分はどのように攻撃されていくのか、反応の進行過程を知りたいです。よろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

水酸化物イオンがカルボニル炭素を攻撃して、5員環が開環し、Hofmann転位(参考URLまたは、代表的な有機化学の教科書に載っています)と考えればよいと思います。



実験の方は、NMRか何かで本当にできていないのを確認されたのでしょうか?

失敗しているとすれば、想像にすぎませんが

>80℃まで加熱する際に、目を離していて100℃近くまで加熱をしてしまった。
こちらは、内温でしょうか? バス温なら問題ないと思います。

>液を-5℃まで冷却できていない

他に、失敗がなければここの可能性が大かなと思います(確証はないので自信なしとします)。
実際にやったことはありませんので、先輩や先生と相談の上、検討した方がよいと思います。

参考URL:http://www.chem-station.com/odoos/data/Hoffmann. …

この回答への補足

結晶の融点を測定してアントラニル酸かどうか確認してみます

補足日時:2004/05/07 11:57
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再びNo.1です。



>再結晶しても、茶色の「おかか」みたいなのができちゃいました・・・

として、できてないことを疑っているのですから、融点では判別できない(低い融点になる)可能性があると思います。もちろん、計っておく必要はありますが・・・

別の手段も併用すべきでしょう。
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