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4月から大学で政治を中心として学ぶ新大一生です。先日、高校の卒業式があり、
現在春休みで自由に使える時間が多いため、政治学に少し触れておこうと考えています。高校で政治経済を履修していた訳ではないため何も知らない状態です。そこで政治学入門としてお勧めの書籍がありましたら教えていただけると幸いです。他にも、大学入学に際しての準備、心構えといったことも教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

 高校までの政経と大学で専攻する政治学では根本も異なります。

専門書の講読ならばオリエンテーションやガイダンスで教員から指示がなされますのでそれに沿った形をお勧めしますが、今の時点で読んでおいて損はないものだけを紹介します。
(1)『社会科学入門』…高島善哉
(2)『社会科学の方法』…大塚久雄
(3)『現代日本社会と民主主義』…渡辺祥三
(4)『明治維新と現代』…遠山茂樹
(5)『日本の社会科学』…石田雄
(6)『全体主義の起源』…ハンナ・アーレント
(7)『現代政治の思想と行動(増補版)』…丸山眞男

 (1)~(4)は岩波新書で発刊され、入門書的な位置付けです。そして(1)と(2)で社会科学が形成されてきた背景と問題の捉え方といった視点の提示の仕方を説明しています。
 (5)は日本の社会科学が辿ってきた足跡を政治学者である著者が社会科学及び政治学の領域に入門してきた学生及び一般向けに書き下ろされ、東大出版会から刊行たものです。
 (6)及び(7)はそこから一歩専門に入った形で、政治学と社会の関係を具体的な形で問い掛ける作品として知られ、現在では「政治学の古典」とされています。
 今後は恐らく、丸山眞男をはじめ藤田省三そして萩原延壽や石田雄や京極純一、神島二郎、篠原一といった日本の政治学者をはじめ、スミスやマルクス、ヴェーバー、レーヴィット、C.シュミットといった過去の碩学をはじめ現代の藤原帰一や中島岳志、宇野重規、御厨貴や海外のアリギ・トッドなどといった論調にも出会っていくであろうことも容易に推測できます。
 そうした時に、誰それが○○といっているからといった高校までの対応の仕方では通用もせず、自らが主体的に問題意識と目的意識を持つことが求められもします。つまり「自分はどう考えるか」との貴方自身が問われる立場になるということです。この事だけは忘れないでいただきたいと存じます。

 上記の(6)~(7)は少しハードルが高いかとも存じますが、何れは必要になるはずの書物です。大学での政治学を学ぶことはこんな領域を扱うとの触り部分をお知りになりたければ、有斐閣から刊行された『政治学をつかむ-政治学の発想法を学ぶ』をお勧めします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。とても丁寧に説明していただいた上、政治学の概要についても触れていただき、ますます大学入学が楽しみになりました。その大学での学びに関しては、両親や教師も口を揃えて「高校までとは違う、自分から動かなければ何も始まらない」と言うので自立した人間としての自覚を持って大学生活と向き合っていこうと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/03/16 10:54

図書館か本屋の新書版のコーナーにいって、それらしき本を読みましょう。

半月で出来ることなどそれ位。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。確かに限られた時間ですから、その中でできる事も当然多くはないですね。そこで、本屋を見つけては政治学のコーナーを散策しています。面白そうなものをピックアップしてじっくり読んでみようと考えています。お忙しい中回答していただき、感謝しております。

お礼日時:2014/03/16 11:00

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