アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1009/01/ …


ここのページの解説にもあるように
一般的にAdobe RGBはsRGBに比べて、
青から緑にかけての色域が広いため、より豊富な色を再現できると言われています。

しかし疑問なのですが、
Adobe RGBはsRGBと同じく1677万7216色(256×256×256)で表示するわけですが、
それだと色の解像度がsRGBよりも劣り、細かな色を再現することができない、ということになると思うのですが
合っていますでしょうか?

つまり必ずしもAdobe RGBの方がsRGBよりも色情報を多く含んでおり
現実に忠実な色を再現できるとは限らないと思うのですがどうでしょうか?

A 回答 (1件)

はい、RGB各8bit階調の画像データではその懸念通りになります。

よって真にAdobeRGBの色空間を活用するためには、8bitを超える階調数が必要です。

なので一眼デジカメや高級コンパクトデジカメは、RAW記録が可能になっています。JPEGでは8bitだけど、RAWなら12~16bitで記録しているため、今回の懸念はめでたく解消。ただし今度はまた別の問題があって、

「それを正しく表示できるモニタがない!!」

という大問題が浮上してきます。

今、世間一般に出回っているモニタが受付可能な映像信号はほとんどが8bit止まりなので、そんな高分解能のデータをそのまま表示することはできません。色空間だけなら難しくないけど、色分解能だけはどうしようもない。また問題はモニタにとどまらず、そんな映像を出力できるグラフィックカードもほとんどない。さらに言うと、OS自身もまともにサポートしていない。

現状だと、個人が購入可能なもので8bitを超えられる機材は、モニタだと10bit対応のものは存在するからそれを選ぶとして、グラフィックカードはFireGLなどの10bit対応カード(10bit対応ドライバが付属する)を、OSはとりあえず無視して対応ソフト(基本PhotoshopCS)で表示する…という方法になります。って言うかそれしかない。どれもこれも割高のものばかりで、結構な出費になりますよね。

また10bitをあきらめたとしても、単純な8bit階調のモニタではAdobeRGBとsRGBの両方を正確に表示することは両立できません。すでにお気づきのような、256階調の中に存在する色の帯域が違うから、例えば0x100x0辺りのAdobeRGBとsRGBの両方で表示できる領域のデータがあるとして考えてみましょう。sRGB元データをAdobeRGBモニタで表示すると、原色に近い方向に引き伸ばされるため、色が派手になります。逆の組み合わせでは地味に。

これを解決するのが、色空間エミュレーションという機能ですが、これも正確に行うには、モニタ自身の実力が10bitは必要です。なぜならモニタがAdobeRGBで表示をsRGBにする時は、色を地味な方向に変換するわけですけど、階調が256段階しかないと、ぴったりの色がない可能性があるし、sRGBの255がAdobeRGBの200に相当するとした場合、sRGBのデータは200の階調数で表示しなければならない。つまり階調喪失が起こります。モニタ側が10bitの表示能力を持っていれば、1024階調あるのでこの問題は起きません。またそもそも10bitモニタであれば、色変換はもっと高いビット数(12~16bit)で計算できるようになってますけどね。

なので色空間は真面目に考え始めると、すごく大変だということがわかってきますよ。
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