日本刀はよく切れる、いや、切れない、この議論はよく聞きます。でも実戦ではどうでしょうか?私は日本刀はそんなに切れないし、すごい切れ味も必要ないと思います。
というのも、よく切れる、と言っても実戦は相手も動くし、攻撃してきます。練習でよく切れる、と言ってもそれは、相手が攻撃しない、動かないものに対して、十分な時間や体制から斬れるからです。
もし、相手が攻撃してくる状態で相手を斬れるか?と言ったら相当難しいと思います。剣道だって、簡単に打ち合えるのは、竹刀だからで、もし、真剣で勝負だ、といったら怖くて同じような打ち込みは絶対できません。
自分が実戦で刀を使うなら、切れ味より丈夫さを選びます。刀が折れたり曲がったりしたら一巻の終わりです。切れ味はほどほどでよいと感じます。据え物切りなら切れ味中心でいいですが、実戦では丈夫さ中心じゃないと、怖くて戦えません。
動く敵、攻撃する相手に刃筋を立てて斬る、物打ちできるなんて無理です。だから、切れる、切れないことはそこまで重要ではない。普通で十分。ただし、折れた曲がったというのは実戦では自分の死を意味しますから、丈夫なことこと、もっとも大切なポイントだと思うのですが、どう思われますか?
No.4
- 回答日時:
No3様に同意。
それに質問者様の疑問は日本刀をメインウエポンと誤解しているからだと思います。
>自分が実戦で刀を使うなら、切れ味より丈夫さを選びます。刀が折れたり曲がったりしたら一巻の終わりです。切れ味はほどほどでよいと感じます。据え物切りなら切れ味中心でいいですが、実戦では丈夫さ中心じゃないと、怖くて戦えません。
>もっとも大切なポイントだと思うのですが、どう思われますか?
回答:そう思いますが、それだけが全てではないと思います。
また、質問者様は、「日本刀の刃物としての性能」と「武器としての実戦での有効性」を混同(させようと)していると思います。
質問者様は、どのようなものでも頑丈を求めれば、どんどん重くなって行くことを理解していないのでしょうか。
確かに、腕より太くて身長より長い鉄の棒を軽々と振り回せるのなら、日本刀なんて必要ありませんね。
>私は日本刀はそんなに切れないし、すごい切れ味も必要ないと思います。
どの時代の日本刀についてなのか不明なので評価ができません。
私も戦国時代は、末端の者までそれ程の品質の日本刀を持てたとは思っていませんが、大将クラスは本物を持っていたと思います。
まともな日本刀は切れ味と丈夫さを両立させています。
>よく切れる、と言っても実戦は相手も動くし、攻撃してきます。練習でよく切れる、と言ってもそれは、相手が攻撃しない、動かないものに対して、十分な時間や体制から斬れるからです。
>もし、相手が攻撃してくる状態で相手を斬れるか?と言ったら相当難しいと思います。剣道だって、簡単に打ち合えるのは、竹刀だからで、もし、真剣で勝負だ、といったら怖くて同じような打ち込みは絶対できません。
それって、全ての武器に言えなくね?
なんで「日本刀」だけが問題にされるのか理解不能。
そもそも、どの武器にも「間合い」は存在します。
同じ武器なら、攻撃するなら自分も相手の間合いに入る必要があります。
>動く敵、攻撃する相手に刃筋を立てて斬る、物打ちできるなんて無理です。だから、切れる、切れないことはそこまで重要ではない。普通で十分。
質問者様は裸で切りあっていたとでも思っているのでしょうか。
鎧を着て動く敵、攻撃する相手の鎧の間に刃筋を入れて斬り致命傷を与える、鎧ごと切るなんて無理です。だから、切れることは重要です。
この回答への補足
切るという作業は結構難しいものです。
切れ味は、「対象物の結合を割る」「切り進みの抵抗の大きさ」で
ほぼ決まります。
対象物の結合を割るのであれば、鋭いにこしたことがありません。
刃先の鋭さは、工学の世界の「ノーズR」になりますが、小さければ小さいほど
切りやすいという話になります。
ところろがノーズRを小さくして、鋭くすると、切れはするけど、脆い、弱い、すぐ切れなくなる
という話になります。
ノーズRを小さくするには硬度を上げることがポイントですが、硬度を上げると粘りがなくなり
欠けやすいという問題が出ます。
切進む時の抵抗の大きさは、斜面抵抗になりますが、薄ければ抵抗は弱くなりますが、
反面脆くなります。
刃物という観点から見ると、切れ味を追求するなら硬度を上げて、鋭く研いで、重ねも薄くする。
(刃物を薄くする)そうなると、脆くなる。粘りがなくなり、刃は欠けやすくなる。
つまり、切れ味が素晴らしくて最高に丈夫な刀、というのは理屈上なくて、刀匠の腕で
バランスをとって
いるんだと思います。(日本刀は特別なんだ、というのはなしですよ。刃物の一つなんですから)
実戦だと刀で切るのは、とても難しいと思います。また、斬ることは、鎧などにはとても弱いです。
一方で、槍で刺すというのは、斬るよりは簡単で、鎧をつけていても、刀で切るより簡単です。
なぜか、日本刀だけ切れ味をすごく重要視するのか不思議ですね
No.3
- 回答日時:
要するに何が言いたいのか。
日本刀は良く切れますよ。半紙を持ち刃先でスーッと宛がうだけで半紙は切れます。オーバーに言えば髭でも剃れるかも。日本刀を磨ぎに出せば一寸幾らですから。手入れはこまめにするよう務めましょう。この回答への補足
日本刀は切れる切れない、とよく議論されますが実戦ではあまり重要ではないのでは?
というのは、そもそも、動く、攻撃する相手にきれいに切るのは至難。
それより、丈夫さこそ重要。
切れ味うんぬん重視は不思議ですね。
日本刀は半紙は切れなくてもいいし、髭もそれなくていいと思います。
半紙ははさみで切ればいいし、髭も髭剃りでそればいいんですから。
ただ、曲がったり折れたりしては、戦場では命取りですから丈夫で折れない、曲がらないことが
重要。刀は鉄の棒でもありますから、殴れて相手にダメージを与えられれば
それでよく、切れればさらに良い、ということなんだと思います。
薙刀や槍では切れ味、ということを論議しませんが、日本刀だけ特別視し
切れ味をいろいろ議論するのは不思議ですね。
実戦の日本刀は切れ味は、切れたほうがいいけど、そこまで求めないし、必要ないと
思いますが、どう思われます?
No.2
- 回答日時:
ご指摘の通りかと思います。
日本刀といえども、所詮鉄の棒です。
これでなぐられたら、骨など砕けてしまいます。
この打撃力と切創力を複合して相手にダメージを与えるというのが白兵戦の実態です。
如何に日本刀が刃物として優れていても、命がけで刃と刃をぶつけ合ったら忽ちノコギリのようななってしまいます。
一方で、白兵戦での戦闘というのは殺す必要はありません。相手に戦闘能力がなくなればいいだけです。
手首や足首を斬り飛ばしても目的は達成します。
つまり殴るだけよりも切れた方が良いというのも事実です。
人を切ると血と油でベタベタになり切れ味は極度に低下します。
大勢の敵を相手にする場合には、自分の周りに何本も予備の刀を地面に挿しておいて次々に取り換えながら戦ったということも書かれています。
江戸時代に入り戦闘が無縁のものになるに従い、刀も細味になり軽量化されていきました。
江戸時代に武士が日常的に差していたもので戦国時代の白兵戦は無理です。
まして、ヤクザ者が使っていたようなものは、武術の心得がある武士に木刀で叩かれた程度で折れてしまいます。
>折れた曲がったというのは実戦では自分の死を意味しますから、丈夫なことこと、もっとも大切なポイントだと思うのですが、どう思われますか?
日本刀の特徴の一つに折れ曲がり難いということが挙げられます。
昔の戦闘員であった武士もご指摘のポイントを重視して刀鍛冶に要求しました。
けっして蔑ろにしていた訳ではありません。
刀剣としての優劣はあくまでも比較論です。
他の国の刀剣と比較して、という前提が入った議論です。
ご回答ありがとうございました。
>>大勢の敵を相手にする場合には、自分の周りに何本も予備の刀を地面に挿しておいて次々に取り換えながら戦ったということも書かれています。
これは足利義輝が松永久秀に襲われた時の話ですね。でも、不思議ですね。
日本刀を畳に突き刺して・・という話は。
畳は室町時代に部屋全体に敷き詰める様式が現れますが、高級材料ですから、ほんとの将軍の身の回りだけだと思います。同時代の大名のシーンでは畳の部屋はめったに出ません。畳の部屋で襲われるというのは、将軍の寝室ぐらいまで攻め込まれている訳ですが、二条御所(昔の)だって広いです。普通戦うときに、黙って寝室まで敵の侵入を受けて、戦いますかね?また、日本刀を何本もさして・・といいますが、敵は何人もいるんだから、敵はその刀を抜いちゃえばいいわけです。ちょっと、この事実は真実ではないように思えますね・・・。おまけに辞世の句なんて読んでる。事実のシーンはだいぶ違うのではと思います。
実際の戦闘では、ほんと短い時間で決着がつき、剣豪将軍だって、相手をバッタバッタと切り倒せるほど余裕はないので、何人も切る、なんて実戦ではないんじゃないでしょうか?
No.1
- 回答日時:
日本刀は芯鉄と刃の部分に別々の材質の鉄を使っているのが特徴で、軽くても折れないってのが特徴なんですがね。
ただ抑止力って言葉があって、一撃で致命傷を負わせる切れ味があるからこそ、相手も軽々しく踏み込んで攻めてこれないんです。そういう意味では切れ味も当然に大事ですよ。
まず刀ってのはメインウェポンではありません。
戦場では普通槍や弓が主な武器で、日本刀はあくまでメインウェポンが使えないときの護身用ですよね?
あるいは平時の護身ですよね?
そういう意味では身を守るためのものなわけですから、折れないのが第一というのは間違っていません。
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