No.5ベストアンサー
- 回答日時:
志願兵は、海兵団で基礎訓練のあと、本人が第三希望まで出して上官が決定しました。
飛行兵だけは、特別な適正検査がありました。
海兵団での基礎訓練は、3ヶ月だったか、6ヶ月だったと思います。
召集兵は、陸軍が召集検査を担当していたので、二戦級を海軍に振り分けていました。
ただ、海軍兵の召集は少ないので、万人に一人位では、ないでしょうか?
これは、召集検査の場で、担当官から告げられていました。
海軍の召集兵は、新兵以上に、召集から卒業した者の再招集が殆どでした。
それほど、海軍兵は、専門性が求められました。
この辺の事は、『海軍よもやま物語』シリーズに詳しかったと思います。
追加です。
飛行兵は、途中からの転科もありました。
それだけ、飛行兵は特別でした。
たしか、機関兵は、健康状態、体格の優秀な者が屈強として、選ばれたと記憶しています。
この辺は、陸軍の砲兵の基準と似ている気がします。
No.8
- 回答日時:
旧日本軍の教育機関は、大きく士官(将校)と兵卒(陸軍はさらに下士官と兵卒に区分)に大別されました。
> 新兵
ということですから
海軍の兵卒教育は、さらに一般兵と飛行兵に区分されます。
前者は、海兵団(横須賀、呉、佐世保など全国各地に所在)にて教育を受けましたが、海兵団教育は、徴集兵(志願兵)教育、召集兵教育、練習兵教育、特修兵教育など各種の課程がありました。これらの教育期間は時期により変遷があり、最も標準な徴集兵(志願兵)教育は、5か月から戦局悪化の1944年では3か月へ短縮されました。召集兵教育は3か月、特別少年兵と称する練習兵教育は1年、軍楽、信号などの特修兵は、横須賀海兵団において1~3か月ほどの教育を行いました。
徴集兵(志願兵)教育の修了直前に各自志望票を提出し、これに成績と身体検査を考慮したうえで進路が決定されました。一般に成績優秀者はさらに各種術科学校(砲術学校や通信学校・機関学校など)の練習生として入学し、3か月教育をうけ特技を習得しました。卒業時の階級は一等水兵その後2か月後に上等水兵。
飛行兵教育は志願制度で、学科試験と身体・適正検査をへて選抜され、土浦海軍航空隊(のちに全国各地の航空隊)にて飛行予科練習生(いわゆる予科練)として教育を受けましたが、これも乙種、甲種に区分されました。予科練は入隊と同時に二等飛行兵、卒業前にこれも成績と適性検査によって操縦と偵察に進路が分かれました。その後飛行練習兵の時点で二等飛行兵曹(つまり下士官)でした。
いわゆる徴兵年齢は20歳でしたが、徴兵令に基づく兵役法では、兵役は17歳から始まるのであって、そこに志願兵が16歳以上で3か月、特別少年兵が15歳で1年の教育期間という理由があります。これは陸軍の少年飛行兵、少年戦車兵なども同様です。
資料:
江口 晋『海防艦第二〇五号海戦記』光人社
筆者は志願兵として舞鶴海兵団に入団。初め潜水艦を志望したが、耳疾患のため爆雷、
機雷教育の対潜学校に練習生として入校。
福本和也『ああ甲種予科練』講談社
筆者は甲種予科練14期生。予科練の試験問題、給与などの資料あり。
真継不二夫『海軍特別少年兵』株式会社ベストセラーズ
海兵団教育の写真と回想録。
海軍兵卒教育に関してこれらは必須です。
No.6
- 回答日時:
追加です。
太平洋戦争も進むと、根拠地隊の等の陸上勤務の者が増え、新兵の多くが回されました。
日中戦争中の、上海特別陸戦隊の様な、陸軍顔負けな、陸兵を特技の者もいました。
その中のは、戦車を運転する戦車兵もいました。
司令官も、太田少将などは、陸戦専門で出世した典型でした。
参考になれば・・・
No.4
- 回答日時:
志願兵は、海兵団で基礎訓練のあと、本人が第三希望まで出して上官が決定しました。
飛行兵だけは、特別な適正検査がありました。
海兵団での基礎訓練は、3ヶ月だったか、6ヶ月だったと思います。
召集兵は、陸軍が召集検査を担当していたので、二戦級を海軍に振り分けていました。
ただ、海軍兵の召集は少ないので、万人に一人位では、ないでしょうか?
これは、召集検査の場で、担当官から告げられていました。
海軍の召集兵は、新兵以上に、召集から卒業した者の再招集が殆どでした。
それほど、海軍兵は、専門性が求められました。
この辺の事は、『海軍よもやま物語』シリーズに詳しかったと思います。
No.3
- 回答日時:
2番回答者です。
今奥を見てきたら、目に付くところに
門奈鷹一郎著「貴様と俺とは同期の桜」
乙種飛行予科練習生の回想
齋藤新二著「軍楽兵よもやま物語」
第28軍軍楽隊ビルマ戦記
などがありました。
前者によると、やはり予科練は試験を受けて合格しないと行けません。16歳の4月に合格通知を得て、5月26日に出発したようです。で、三重県一志郡香良洲町にある三重海軍航空隊に入隊したとあります。
やはり、特別扱いですね。
でも、入隊後に視力等で選抜されるのではなく、視力が悪くなると落とされるということ(視力が悪ければ合格しない)もののようです。
この種の本はもっと持っているはずですが、残念ながら、機関兵についての物語は読んだ記憶がないので、持っていないものと思います。買ってきて読まずに終わった本も少なくありませんが。
余談ですが、海軍では「班長殿」とか「殿」はつけません。班長、分隊士、分隊長と呼び捨て。「自分は」とは言わず、「わたくしは」です。このあたり、小説書きには必須の知識なので、ご存じかもしれませんが。
敬礼もやりかたは陸軍とは違います・・・ まあ小説なら違いはわかりませんが漫画になると、考証がデタラメだとすぐバレます。蘊蓄をたれるにはいい題材かもしれません。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/04/03 20:33
資料まで紹介してくださって、ありがたいです。
上官に殿付けしないのは知ってましたが、「自分は」とは言わないというのは知りませんでした。『日本人の知らない日本語』の何巻目かに、「自分は」が山口弁(長州閥の言葉)だと書いてました。
No.2
- 回答日時:
ご希望の内容かどうかはわかりませんが、家村行夫著「潮気とユーモア・海軍物語」と(P50~)か、蜂谷京平著「海軍機雷兵よもやま物語」(P9~)などがわかりやすいかと思います。
軍隊の内輪話みたいな本はもっとあるのですが、奥にしまっていてわかりません。
家村さんのによると海軍は、徴兵制と志願制の併用だったようです。
志願兵合格は狭き門で、難関の採用試験に合格して「海兵団」に入り、半年の教育で現場に赴任したようです。で、実務と訓練を平行して行ったもよう。
機雷兵の場合は、採用されると(ということは受験あり?)海軍機雷学校に練習生として入校を命令され、4ヶ月間機雷兵としての基礎教育を受けたそうです。
ということで、質問者さんが書く兵科によって訓練内容や期間は異なるということなんですね。
蜂谷氏は、「ほとんどの者が進んで機雷兵を志願したのではない。適当にふりわけられた」とお書きですので、希望や適正など一切問われることなしに振り分けられたようです。切羽詰まってきてからのことかもしれませんが。
しかし、飛行兵と言えば予科練。「第○期予科練練習生」として採用されたような説明を読んだ記憶がします。最初から飛行兵として志願して、ほかとは進路は違ったのではないでしょうか。
No.1
- 回答日時:
あまりくわしくありませんが、飛行兵は優秀な人間のみだったはずです。
いまでもそうですが、航空機の操縦士はかなり優秀でないとなれないそうです。ほかは振り分けはかなり適当では?お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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