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このような質問にはいろんなご意見があるでしょうね。
日本では、メガバンクの役員や大手電気会社の役員など見ても、広く社会を見る視野の人は少ないです。もちろん学業などはトップクラスですし、会社の仕事や勉強ももの凄い集中力でこなします。
でも、いざ社会を広くみるような話題は苦手な人が多いです。
中でも文化といった話題はかなり苦手です。
もちろん日本人全員がということではありませんが。
皆さんの周囲の方はいかがでしょうか?

A 回答 (13件中1~10件)

米国に 10 年余り住んでいたことがありますが、米国人も同じですので、何も日本に限ったことではないと思いますよ。



私の場合は幸い留学から米国での就職という径路を経、帰国しても海外出張の多い職場に就きましたので周囲には海外の問題にまで視野を持つ人が多く、留学時代の仲間達は海外の文化にも深い興味を示す者が多いのですが、そうした環境にはない知人達は御質問者さんの御指摘通り、学歴や社会的地位が幾ら高くても海外の話題や文化の話題には疎い人が結構います。

……と言うか、海外の話題や文化の話題を Smooth にこなせるということと学歴や社会的地位とは無関係だろうと思います。

関係があるのはその人が今までどのような環境にあったか、或いは現在どのような環境に居るのかでしょう。

海外の話題や文化の話題に精通していなければ生活に支障を来す環境にある人であれば当然のことながらその方面の情報を常に収集して話題も豊富でしょうが、生活していく (糧を得る) 上でそんなことが必要ではない立場の人であれば高学歴であろうと会社の役員であろうとその方面に無知であっても何の支障も来さないというわけです。

教養の問題として知っておくべき Level というものもその人の生活環境 (友人関係等) で様々ですし、仕事が忙しくてその方面の教養を磨く余裕などない人もいるでしょう。

国内の顧客としか Business をすることがなく、取り扱う商品とその関連事項に関する知識は気が遠くなるほど細かい事まで知っていなければ商売にならないので日々その関連事項の勉強に時間を費やし、友人は同じ職種の友人ばかり、家族とは学校だの町内だのの限定的な話題でしか Communication を図る余裕がない人であればどれほど高学歴であろうとどれほど社会的地位の高い人であろうと世間知らずになってしまうかも知れませんね。

「医者の不養生」とか「出家の地獄」とか「学者の不身持ち」等々、特定の事柄にしか精通していない馬車馬状態の人や、知識はあっても行動に結び付けられない人を示す諺が幾らでもあるように、そういう人は沢山いるものです。

寧ろ、そうでない人の方が珍しいのですが、私の感想では日本人は総じて米国人よりも知識に関しては優秀だと思いますよ。

但し、あくまでも「総じて」と言うように「平均」して見た場合の感想であり、突出した人の Level は米国人の方が針化に高い気がします。……総数数万人の Mammoth 大学では本当に呆れるほどの天才が何人もいましたが、Ivy League と呼ばれる高学歴大学であろうと普段見る連中は「脳味噌まで筋肉みたいな奴ばっかし(笑)」という感じでしたね。

いわゆる「日本人は 10 人中 9 人は秀才だが天才は 10 万人に 1 人もいない。一方米国人は 10 人中 9 人は馬鹿だが 1 万人に 1 人以上天才がおり、3 億人近い人口中 3 万人近い天才が居るので、そうした人々しか見えない海外から見れば非常に進んだ国のように見える」というわけですね。……現地に住んでみると 10 人中 9 人の方が目立ちますので初めのうちは毎日溜息を吐いていたりもするのですが(笑)……。

日本の場合は今も昔も「島国」という地政学的環境から来る「内輪で行間 (空気) を読める感覚があれば苦労はしない」という社会の性質がより広い社会的視野の必要性を低くしているのでしょうし、その状態では日本語 Media も海外の情勢や文化の話題に付いては観光事業の足しになる事以外はあまり流さないというところに原因があるのではないかと思います。

海外の話題や文化の話題に精通していなければ生活に支障を来す (或いは来していた) 人であれば海外の Internet Media を介してそうした情報に触れる機会が多いでしょうから御質問者さんの懸念には及ばないでしょうが、そうした環境にある人は多くないというのが日本の社会環境なのだろうと思いますよ。

この回答への補足

皆さんから、たくさんの回答いただきました。
感謝いたします。

補足日時:2014/04/22 12:47
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「留学時代の仲間達は海外の文化にも深い興味を示す者が多いのですが、そうした環境にはない知人達は御質問者さんの御指摘通り、学歴や社会的地位が幾ら高くても海外の話題や文化の話題には疎い人が結構います」やはり、そのような傾向は感じるのですね。
「……と言うか、海外の話題や文化の話題を Smooth にこなせるということと学歴や社会的地位とは無関係だろうと思います」私もそのように理解しています。
「関係があるのはその人が今までどのような環境にあったか、或いは現在どのような環境に居るのかでしょう」親の考えも大きいと思います。私が大学に入った時は学園生活を楽しむ学生が多かったのですが、その中に3年次にある"金融ゼミ"への参入試験に夢中になっていた学生達がいました。このゼミに入れば自動的に大手銀行への就職が約束されているのですね。そのような学生はそのための学業以外には目もくれませんでした。親の指導もあって高校時代から既にそのコースを決めていたのですね。こういう連中が銀行に行くのかと感じました。そして20数年後に銀行本部で幹部連中を見ると納得でした。
「生活していく (糧を得る) 上でそんなことが必要ではない立場の人であれば高学歴であろうと会社の役員であろうとその方面に無知であっても何の支障も来さないというわけです」そういうことでしょうね。
「日本人は総じて米国人よりも知識に関しては優秀だと思いますよ」そうだと思いますよ。何しろ日本の教育は知識重視ですからね。考える力を重視する欧米とはかなり違います。最近では日本の企業でも創造力やコミュニケーション力が求められていますが、高校入試や大学入試ではその能力はほとんど無関係です。
最後の"日本の社会環境"は結局そういうことなのだと思いますね。
バブル崩壊から"失われた25年"、これらの変革なく復活は難しいのだろうと感じています。

お礼日時:2014/04/21 00:37

 それは業界にもよりけりでしょうね。

銀行や電器メーカーの経営者は「ウツワを売る」ことで商売をしますが、そのウツワだけがあっても意味はありませんよね。本当はウツワの中味が大切で、温かいスープを提供するなら温かい状態でお客様のテーブルにお届けするのが企業文化でもあると僕は勝手に考えています。
 3年前の東日本大震災をはじめ、首都圏を二度に渡って襲った大雪の際に、困っている人達のすぐ側にいたのは、そうしたウツワを作る企業ではなく、ウツワを満たす中味を作り、それを運び届ける企業でした。
 僕がこの質問で感じたことは、ちょっとした想像力があるかないかだけで企業が変わりもするとの印象です。最初は町工場からスタートした松下電器やソニーも、電球が持つ明るさや暖かなイメージ、直接には向き合ったことがなくともラジオから流れ出てくる言葉や微妙な沈黙そして何気ない声の表情が、聴く側にとってどれほどの希望や勇気を貰えることかと考えてみると、やはり「詰め物」にこだわる企業の方が文化度は高いと思われます。
 これは「長屋の文化」の特性といえるかもしれません。江戸時代の長屋は壁一枚あるいは襖一枚を隔てただけで互いの独立したプラバシーを守ると共に、「共生」との空間も生み出しました。
 一方の武家や商家の殆どは一軒家であり庭も垣根で仕切られ、それは相手とこちらを決定的に隔てるとの役割を見て取ることもできるでしょう。けれどもその一軒家では何かがあった場合の対応が困難ともいえます。
 本来ならば、銀行もバンカーであることが望まれもしますが、日本には残念ながらバンカーと呼びうるに相応しい銀行がどれほどあるかも疑問です。本当のバンカーなら、貸し付け金額の多寡を競うのではなく、その貸し付けによってどれほど多くの種蒔きをサポートできたかを評価の基準ともすべきと考えもします。
 そして何よりも日本の経営者が読書で対象とする本の性質を調べてみれば、そのほとんどがサクセスストーリーや上昇志向に裏付けられたものであることもわかります。他人の成功を真似することはあっても、失敗から学ぶことの方がより多くの財産ともなることを理解できないのですから悲しい話としかいえません。
 もちろん、形あるウツワを提供することで事業を成り立たせている企業もありますが、そうしたポリシーを持つ企業が経団連などの組織では少数派の扱いも受けていることも残念な話です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「そのウツワだけがあっても意味はありませんよね。本当はウツワの中味が大切で」の意図はよく分かりますし、その通りだと思います。
「やはり詰め物にこだわる企業の方が文化度は高いと思われます」それは顧客ニーズが人間の感性と密接に結びついている業種ということでしょうね。
「本当のバンカーなら貸し付け金額の多寡を競うのではなく、その貸し付けによってどれほど多くの種蒔きをサポートできたかを評価の基準ともすべきと考えもします」融資業務に詳しいですね。バブル時に貸付額競争に走った大手銀行のトップ、そしてバブル崩壊に伴う不良債権化した融資処理の慌てぶりは、TANUHACHIさんのおっしゃる通りです。銀行の場合は役員が20人位いますが、トップの一声で全員が右習えが実態で恐ろしいほどのむら社会です。欧米の場合は役員は基本的に社外取締役ですが、日本企業では役員が出世コースです。ガバナンスが根本的に違うのですね。
これは企業に留まらず日本の組織はほとんどがそうですね。

お礼日時:2014/04/20 23:50

あまりピンと来ていないようなので再度回答しますね。



教養というものは、当座の役には立たないものでもあります。
また人間の頭の作りからして、少なくともその基礎部分は、大学生くらいまでに作り上げておく必要があり、
その後も、少なからぬ時間(と費用)を使わないと維持出来ない。

つまり、社会の意思決定に参加出来る(出世という言葉にこだわりがおありのようなので)
ような優れた人物が、将来の不安なく、
かような、一見無駄ですらある勉強に、多大なエネルギーを割き続けなくてはいけないのですよ。
で、それを出来る「状況」が、私の考えるエリートです。

でも戦後の日本は、その是非はともかくとして、
そういう層を徹底的に解体して来ましたからね。
今となっては庶民との差なんて相対的なもの。多少の能力(や、運)の違いに過ぎません。

であれば、我々に教養がないのと同様、
彼らに教養がなくても無理ないことなんですよ。
それどころか、ネットで遊ぶ暇がある庶民のほうが、教養人たる要素を備えているとすら言える。

試しに、質問者が必要と考える教養を身に付け維持するためのメニューを作り、
15歳位からの人生に組み込んでみて下さい。
完遂すると多分、社会での活躍はおろか、
まともな進学・就職・労働すら困難だと思いますよ。
期待される教養の中身自体、加速度的に増大してますしね。
ギリシャと中国の古典だけ読んでいればいい時代じゃないんです。

質問者は私の意見を面白いと評しましたが、
残念ながら私にとって、質問者の「信念」はその限りではないです。
それこそ日本人にありがちとよく言われる(嘘か本当かは知りませんが)、
お上への依頼心の強さの変形に過ぎないと思うからです。
自分に無い(少なくとも私には無いです)極めて高い能力や倫理観を求めていいほど、現代の「エリート」は報われていませんよ。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
熱を込めて書いていただき感謝です。
ここまで書いていただけるとBC81さんが私の質問に対して"云いたいこと"が理解できます。
先の2回の回答では難しい言葉はあるが"本当は何を云いたいのかな"という感じでした。
この激しい経済競争の中で猛進する「彼らに教養がなくても無理ないことなんですよ」が云いたいのですね。
私の考えとは違いますが、その説明内容に特段の異論はありません。
最後の「それこそ日本人にありがちとよく言われる(嘘か本当かは知りませんが)、お上への依頼心の強さの変形に過ぎないと思うからです」は残念ながらほとんど説得力がありませんね。
ただ、丁寧な言葉使いの中にもBC81さんが”質問の意図と私の信念が気に入らない”ことは十分に伝わってきていますので大丈夫ですよ。

お礼日時:2014/04/20 15:46

再回答ですが、私もNo.8に同意です。

信念ならば質問ではないと思いますよ。

「高校大学で古典千冊読みました」というような人に対する今時の扱いを考えれば、
彼らが出世したからと言って教養を求めるのは、いささか虫がよい物言いでしょうね。

面倒なので詳しくは書きませんが(教養があるならわかるはずですし)、
指導者層に教養を求めるなら、「エリート」を認め、然るべく扱うことでしょうね。
まあ、それこそ今の日本人が一番嫌がるでしょうが。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
No8のお礼コメントにも書きましたが、自分の信念があっても「皆さんはいかがお考えですか」と質問してもいいと思います。
タバコに関する嫌煙家、愛煙家の投稿も双方信念をもって意見を投稿されていますね。それでよいと思います。
BC81さんの「彼らが出世したからと言って教養を求めるのは、いささか虫がよい物言いでしょうね」は面白いですね。そのような割り切った考えもあるのですね。
因みに「出世した人がエリート」ではありませんよ。人のために尽くせる有能な人がエリートの本来の意味です。英国、フランスにおける伝統エリート校の教育はそういうことです。

お礼日時:2014/04/20 12:40

そうですね。



私のつたない経験ですが、社会全体という
か、歴史とか、文化、教養とかに乏しい人が多い
ように感じます。

その仕事については、さすがに詳しく、
人物にも一本線が入っていて、さすが、と
思わせる人が多いのですが、それ以外の
ことについては、子供みたいな見識しか
もっていない人がいますね。

移民問題などについても、目先の金儲けしか
頭に無い、という感じがします。

仕事で忙しく、他の分野には手が回らない
のでしょう。
私の観る限りでは、高学歴者であればあるほど
専門分野に特化しているように思えます。

外国人のことは知りませんので、日本人には
広く考えない人が多いのかは、判りません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうなんですね。
「その仕事についてはさすがに詳しく、人物にも一本線が入っていて、さすがと思わせる人が多い」それは認めますね。事実それだけの実績を挙げてきていますから。
「移民問題などについても、目先の金儲けしか頭に無い」どうしてもそういう考えになってしまうのでしょうね。
「高学歴者であればあるほど専門分野に特化しているように思えます」確かにかなりの集中力で学び、仕事にも特化してきたのでしょうから。
私は時間の使い方なのだと理解しています。
最高峰の大学に入るにはそれ相当の勉学に時間を使いますが、反面友人やいろんな人たちの青春の悲哀などを語り合うことに時間は使っていないのですから。それは社会人になっても同じようです。
このような話題は地域の(特に大企業にいた)人達との会話でもけっこう出ますので、ここで皆さんのご意見をお伺いしてみました。

お礼日時:2014/04/19 22:48

> 私の66年の実経験からきた信念でもあるのです。



信念ならば、そもそも質問する必要など無いと思いますが?

生憎、浅学若輩に就き、メガバンクの役員や大手電気会社の役員などと知遇を得ても、「広く社会を見る視野の人は少ない」などと評する能力や資格は持ち合わしていませんが・・・。

ただ、たとえそんな印象を得たとしても、どちらかと言えば、その様な上から目線の、驕った人物評などは禁物!と言う信念は持ってますよ。

質問者さんは、そう言う方々との交誼を経た上での信念と仰るなら、恐らく一角の人物を遥かに凌駕,超越した大人物なのでしょうね。
ただ、私の知るその様な大人物の多くは、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を実践され、ますます謙虚な方々ですが・・。

また、その様な大人物が、匿名の質問サイトで、下々の意見を聞き集めると言うのも如何なものでしょう?
むしろ実名のブログなどで、後進の指導に当たられたら如何でしょうか?
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
「信念ならば、そもそも質問する必要など無いと思いますが?」
と書かれていますが、そんなことはないでしょう?
「私はこう思いますが、皆さんはどう思いますか」とご意見をお聞きしているのです。
最初のご回答にもありましたが、key00001さんは「一流会社の役員を批判するほど、あんたはそんなに立派な人間なの?」といいたいのでしょうね。
先ほどのお礼コメントにも書きましたが、最高峰の大学を優秀な成績で卒業し一流会社で能力を発揮して業績を上げトップまで上りつめても、私にとってはそんなことは大して評価することではないのです。
つまり人物の内容なのです。例を挙げますと、会社・仕事に猛進しているときに失恋してダメージを受けている息子や娘に思いをはせたことがあるのかということです。そのようなことの積み重ねが人間を理解し、これから社会がどのような方向に進めばよいのかなどが論じれるということです。
そういった一流会社の会長などが政府の教育審議会委員などになっているのですよ。いじめ問題の背景などとても理解できないでしょう。
key00001さんと私は、社会や人間が生きるとはどういうことかという価値観がかなり違うのだと思われます。

お礼日時:2014/04/19 20:01

メガバンクの役員とかは、どうかわかりませんが、日本人は「物事を深く考えない」とつくづく思ってしまいます。



TPP問題でも、反対派は大抵「脱退、脱退」を叫ぶだけです。
まぁ「脱退」にしておいた方が(つまり極端にしておいた方が)、意見がまとまりやすくて便利なのですが、「極論は極論」にすぎず、現実的で無いからこそ、無責任に騒ぐことができるわけで、何か具体的に、真剣に考えているとは到底思えません。

それに甘利ちゃんも「これを認めると農家の人に怒られてしまうから」と、結局責任の無い「代弁者」に過ぎず、結局、重大な問題ほど反論はできても「誰も決められない」「誰も自分の意思で伝えられない」という状況です。

どうなっちゃうんですかね?この国は
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
TPP問題ですね。
hokkaido-2014さんがおっしゃりたいことは分かります。
戦後の日本は、米国の後ろ盾もあって平和経済国家に突き進みましたね。しかし、その内容は小中学校の社会科で教えている「資源がないので原料を輸入し製品化して輸出する」という工業偏重社会っだったと思います。ですからそこに農業は入っていませんでした。
その煽りがTPP問題で出ていると思います。
結局、自動車や電気・機械製品の輸出を優先するために農業をどうするかですね。
政党が困るのは自分達の票田が農山地にあるからでしょう。

お礼日時:2014/04/19 18:38

ないものねだりをしても仕方がないと思いますので、問題は例えばある企業・団体の役員・理事などにその企業・団体の内部からなった人が、その組織内で優れて「広く社会を見る視野の人」であったかどうかということではないかと考えます。



もちろんこれは組織によっても異なりますが、「広く社会を見る視野の人」よりも「組織内の事情に詳しくうまく人脈を構築した人」が偉くなる傾向がないわけではありません。もちろん役員にまで昇り詰めるのは、そうした人たちのなかでも「単なる世渡り上手だけの人」ではなく、有能で「学業などはトップクラスで、会社の仕事や勉強ももの凄い集中力でこなす」タイプの人である場合が多いでしょう。

こうした「社内優等生」タイプの人材は、平時にはそつなく業務をこなして業績を挙げる場合も少なくありませんが、最大の課題は非常時、特にその組織が不祥事を起こして社会から批判を受けた際などに弱いことです。「社会の常識」よりも「社内の常識」を優先させた結果、状況をますます悪化させた事例がしばしば見られます。

現在では企業や団体で「不祥事を起こして社会的に批判を受ける状況」に直面した経験がないところはほとんど存在しません。そうした際に「広く社会を見ることができる人」がトップにいるかどうかで、その企業・団体の命運が定まるといっても過言ではなく、逆に苦難を乗り越えて発展することができた企業や団体には、視野が広いリーダーがいて的確な判断を下した場合が多いと考えます。

「疾風に勁草を知る」という故事成語は2000年後の現代でも真理だと思いますが、その「勁さ」には節操の堅さや意志の強さだけでなく「社会的な視野の広さ」や「文化的な教養」も重要な要素として含まれていること、また「平時に勁草を見分ける」ことがいかに困難であるかということは、回答者の35年余りの勤め人生活から確かだと痛感しています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
頷きながら読みました。
書かれた内容に異論はございません。
「節操の堅さや意志の強さだけでなく社会的な視野の広さや文化的な教養も重要な要素として含まれていること」まったくその通りだと思います。

お礼日時:2014/04/19 18:23

私は幸せをぶち壊す兄と永遠に離れ離れになりたいです。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
Uyhtgrさん、難し過ぎて分かりませんよ。

お礼日時:2014/04/19 18:14

さあ、他人の頭の中まではわかりません。



相手が親友でもなければ、当たり障りない話題に留めるのは社会人の嗜みですしね。
いきなり天下国家を論じ出したら、かなり痛い人でしょう。

狭い意味での教養主義は、今はちょっと望み薄です。
戦前までならいざ知らず、今は世間がそれを許しませんし、評価もしません。
読書観劇その他諸々。
ああ言うのは、余暇が多くないと維持出来ないものですしね。
とある省庁になかなかの古典芸能通の中堅キャリア官僚を知ってますが、
まあ、正直出世という面ではイマ2イマ3です。

個人的には、教養主義に関する新書文庫の類を数冊読んだくらいですが、
結局80年代に消え去った教養主義は、
「モテるから」という身も蓋もない動機も大きかったと思うに至りました。
でなければ、哲学書がベストセラーになったりしませんて。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「とある省庁になかなかの古典芸能通の中堅キャリア官僚を知ってますが、まあ正直出世という面ではイマ2イマ3です」と書かれていますね。
私は出世した人が優秀というような見方はしませんので、その方の人間としての視野、見識に興味があります。多分魅力的な方なのでしょうね。

お礼日時:2014/04/19 18:11

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