プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

6ヶ月になるマルチーズのオスについての質問です。

投げてはとって来させるオモチャを犬が見失ったときに「アッチ!」と言って指差ししても、犬は指先を見るだけで指した方向は向きません。床などの近くのモノを指すときはわかるようです。

皆さんの犬はどうですか?

もし可能ならどうやって教えればいいですか??

A 回答 (4件)

指さしの反応ですが、これは自然に認識するよりも、遙かに学習の影響が大きいです。



家庭を持つまで獣猟犬の育成を主にしていたのですが、鳥猟犬も数頭育成してます。
鳥猟犬にとって必須課題なのですが、『撃ち落とした鳥が落ちたところ』は人間の方がよくわかります。
上方から下降する物体を目で追うのは、どうも犬はかなり苦手のようです。
道具を使わない犬にとって、自然状態でそのような食物を得ることがありませんし、これは進化の過程で不要となったのでしょう。
ですので犬にリトリーブを命じると、たまに落ちたところとは違ったところを熱心に探し始めます。
おそらくその周辺に強いニオイがあったのでしょうが、こうなると人間の手助けが必要になります。
お互いの苦手を補いあうパートナー関係ですね。

1)名前を呼んで注目。
2)『もっと左』等の声と共に、鳥が落ちた場所を指して知らせる。
3)そこに移動した犬が鳥を発見する。

具体的には、こういう手順になります。
鳥猟犬から話しを始めましたが、

>投げてはとって来させるオモチャを犬が見失ったときに「アッチ!」と言って指差し

行動の最終目的は、ほぼ同じと言うことはご理解頂けたと思います。
経験上、これを覚えられない犬はいません。
どの犬だって覚えます。

ただ、ちょっとコツがありまして重要なのは(名前を読んだときの反応)と(視符)で、声による声符はほとんど補助です。

上の例から書きます。
1)の名前を呼ぶですが、これを=飼い主の元に返ってくると認識させるのではなく、”飼い主に注目”にしていることが必要になります。
呼び戻すときは(名前)+(コイ)ですね。
同じように(名前)+(ストップ)を命じると、その場で待機ということになります。
名前=戻ってくるになっていない限り、普通はこの状態になっているはずです。

ここで一端、飼い主に注目させるのは(右)(左)(アッチ)というような次の指示に注目させる必要があるからです。
犬が探しているという状態から、犬に伝えるには、一度飼い主に注目して欲しいわけですね。

次の2)ですが、これが視符です。
サインは統一さえすれば何だって良いのですが、垂直に立てた手を(左)(右)の方向に傾けるというのが一般的だと思います。
方向さえ解れば、あとは犬の方が探すのは上手ですから、明らかに間違った場所を修正すれば大丈夫です。
指さし以前を重視するのは、犬から見て飼い主の(ちょっと左)と指した指が、どの方向に向いているかを伝わりやすくするためです。

指さしでやるのも、あまり変わりありません。
上に挙げた手を、ゆっくりと下げて指さす。
いきなり指ささず、注目させてから、その方が伝わりやすいということです。
これは犬の視界から見た飼い主を想像して頂くと理解しやすいと思います。犬から見て(自分の方向)これと(ちょっと右)という判別はしづらいわけです。
『どれぐらい』を重視しないと解らないのが人間ですが、犬はハッキリと右と教えてあげれば、あとはその方向で探すことができます。
主に鼻を使うということですが、方向が解ればそうは迷いません。

視符の意味がわかっていない場合は、視符から教えて下さい。
既に出来ること、例えばオスワリやマテが出来るならば、(オスワリ+視符)(マテ+視符)ですね。
このときに飼い主に注目しているのならば大丈夫です。
繰り返せば視符の存在と個々の意味を理解します。

オスワリの時にしっかりと注目していない場合は、手にオヤツをもって、その手をゆっくりと顔の前に持ってきて下さい。
目が合ったときに『よーっし! 賢い!』と褒めちぎってあげて下さい。
元々は”目と目を合わせる”ことを避けるのが犬ですが、つまり『飼い主はそれだって許してくれる特別な存在』ということです。
これ単独で信頼感が損なわれるようなことはありません。

もとより六ヶ月ならば、lock_onさんを自然と目で追いかけているかと思います。
lock_onさんが動けば寝ていてもパッと顔を上げて見るでしょうし、一挙一動に注目しているはずです。
上で書いたのは、”まずは目”ですが、これも自然と手と顔になります。(既に勝手になっていた、というパターンの方が多いです)

ここまでの名前で注目と視符を覚えたら、あとは手の動きと方向を紐繋げるだけです。
二人一組が一番簡単ですので、リードを持っていてもらって下さい。
名前を呼んで注目、そして手の方向。
このときに、もう一人の協力者がその方向に動いて、出来たら褒める。
実際に動いたのは協力者で、犬はその動きに沿っただけですが、こういった人間が成功に導いてあげるのが犬も解りやすいです。
一人でやるときは、偶発的に起こした行動(褒めるチャンス)を、意図的に作り出してあげてください。


ここまで書いたのは、遠距離であっても出来るように、という方法です。
(一〇〇メートルぐらい離れても大丈夫です)

既に近くならば理解しているようですので、『指を指したまま、その場所までlock_onさんが歩いて行く』という方法でも気づくように思います。
愛犬が指さしで気づいていないときに名前を呼ぶ。
注目したら、指をさしたままボールの所まで行く。
犬がボールに気づいたタイミングですかさず褒める。
ご褒美にトリーツ。
おそらくこれで『指さしの意図』を理解するのではないでしょうか。

ただ愛犬も六ヶ月ということですので、遊びの感覚を前面に押し出して、遊びながら教えてあげて下さい。
集中力が続いている時だけが練習時間で、飽きる前に終わりにするのが、最大のコツです。

固有名詞も覚えますから、応用すればリモコンを指さしながら『リモコン持ってきて』で持ってくるようになりますよ。
一般的にこういったことが苦手とされているサイトハウンドでも、日々の遊びでやっていればちゃんと覚えます。

遊びとどれだけ絡めるか、どうやって褒めるチャンスを意図的に作るか、この二つを背景にして出来たら飼い主が大喜びするのが一番です。
犬が楽しみながら覚えられるようにしてあげて下さい。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

うーん、ものすごく詳しい説明ですね。ありがとうございます。

私の場合は室内犬なのでそこまで仕込む必要はないのですが、でもやれたら楽しいですね。


ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/03 16:27

No.1です。


>回答は方向を理解するというよりもシツケの一種ですね。
>やはり抽象的な概念は犬には難しいですか。
 いいえ、「あっち」とゆびさすのは具体的ですから、簡単ですよ。ボール遊びを室内でしていると跳ね返って想定外の方向に行ってしまうことがありますが、「あっち」とコマンドをかけると指先と視線の先を見ます。それを追って見つけてきますよ。
 遠隔操作で向こうに進んでいく犬に後ろから「右」は抽象的になります。

 犬は群で生活する動物ですから、ボディランゲージは伝わりますよ。あせらず、近くにあるときも常に合図する。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ボディランゲージですね!!


ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/10 14:08

>「アッチ!」と言って指差ししても、犬は指先を見るだけで指した方向は向きません。


教えないとダメでしょう。
本格的な回収犬の風景ですが、これを見れば右に行け、とか左に行けが分かると思います。
それなりに苦労をして教えていると思いますよ。


遊びでボール取りする程度なら、ジェスチャーだけで出来るようになると思います。
本格的には犬笛も使うみたいですが、無茶苦茶に離れているわけではないので、コマンドと指差しは大きなジェスチャーで腕を上から水平に動かして教えてみては?・・・・その場所に移動して咥えさせる。
犬を捕まえておいて、おもちゃを投げる(その方向に拳銃を撃つように上から水平に出してコマンド「ゴー」でも発する)、その方向に走らせます。

その内に、コマンドなし(無言)で、ジェスチャーだけ腕を上から水平に動かせばその方向に行きます。
あまり離れると指示が見えないので、犬笛など使うみたいですが・・・
普段から散歩の時に、左右直進は腕のジェスチャーで「ライト」「レフト」「ストレート」で教えています。
大きなジェスチャーでないと効果がないですよ(ちょっと恥ずかしいですが)。
犬はあまり目が良くないので、動体視力を狙って動かして教える。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

いい動画でした!犬とあんな関係になれたらすばらしいです。


ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/03 16:23

これは犬の知能にも関係するようですね。


 「あっち」という意味を知らせるためには、日々の動作でのコマンドを繰り返すしかありません。
>床などの近くのモノを指すときはわかるようです。
 それを少しずつ遠くにしていくと良いです。

 うちの仔は「あっち」専門的には「指差」を覚えました。
「進め」真っ直ぐ進め  腕を前に伸ばす
「右」「左」右に進め  腕ごと大きく右(左)をさす
「来い」・・招呼    手を高く挙げる
「つけ」・・左体側に付く 腰を叩く
「座れ」        人差し指を伸ばして天をさす
「伏せ」        手の平を下にする。
「バン」転がって死んだまね ピストルの格好
「待て」        手の平を犬に向ける
など・・

 ⇒ジェイ君と亀様( http://www.c.do-up.com/home/makerofj/ )
  の「しつけ訓練」
 を参考にしました。 我が家の同じシェルティなので・・・

  遠隔操作は、C03:遠隔操作 前進 1&2などにあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答は方向を理解するというよりもシツケの一種ですね。

やはり抽象的な概念は犬には難しいですか。


ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/03 16:22

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!