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 北陸の富山に住んでいます。旭トステムのフッ素塗装サイディングを6年前に新築した時に導入したのですが、3年過ぎたぐらいからところどころ凍害のためぽろぽろとはがれてきています。
 いづれ外壁塗り替えタイミングが来ると思うのですが、塗り替えで対応できるものなのでしょうか?メーカーはサイディングは15年の塗膜保証をうたっていますが、凍害は保証外です。
知恵を拝借願います。

A 回答 (1件)

ご当地の気候条件は存じませんが、以前、新潟には何度も伺ったことが有り、


新潟と同様か、それ以上の厳しい気候条件ではないか、と推測します。

さて、住宅の外壁を窯業系サイデイングで構成する場合、大きく2つの要素に
気を付ける必要があります。

1)は窯業系サイデイング本体、2)はコーキングです。

1)窯業系サイデイング
 「旭トステムのフッ素塗装サイディング」の保証は、当時どのようなものだったでしょうか?
 まさか、3年保証と言う事は無かったのでは有りませんか?
 同様に、今回のメーカーの「15年の塗膜保証」も凍害は保証外です。

 結論を先に申し上げると、塗膜保証にそのような長期の保証は不要だと思います。
 
 窯業系サイデイングで最も重要なのは、「耐凍結融解性能」です。
 窯業系サイデイングには、一般地域仕様と寒冷地仕様があり、恐らくは、本州であれば
 一般地域仕様になっているのではないか、と思います。

 寒冷地仕様であれば、「凍結融解試験」(250サイクル合格が条件:記憶あいまい)が必要
 ですが、一般地域仕様であれば、精々、200サイクルもあれば良い方だと思います。
 (サイクルとは一定の厳しい条件下での試験に、250回合格した、と言う意味です。)

 冒頭で、北陸地方は気候条件が厳しいと記載しました。
 気温は大したことは無いのですが、湿度と雪質が非常に悪く(湿っている)、外壁に
 常時へばりつく感じの気候です。

2)コーキングについて
 さて、窯業系サイデイングには目地が必要で、それが、「コーキング」です。
 コーキングの耐用年数は一般的に4~5年程度です。

 窯業系サイデイングが、その建物、目地に合わせて、切断します。そしてコーキングを
 します。

 これが、諸悪の根源となります。
 先ず、コーキングが4~5年で、亀裂が入り始め、目地から目地内部に水が侵入します。
 侵入した水は、切断された窯業系サイデイングの小口部分(切った断面部分)に到達します。
 そして、凍害が発生します。

 このことが意味する事は、「窯業系サイデイングの塗装性能が如何に優れていても、塗装と
 関係の無い、切断面の耐凍結融解性能に左右される。」と言う事実であり、一般的な気温条件で
 設定した「一般地域」の窯業系サイデイングでは、本体は防御が弱い。」と言う事実です。

 ご自宅を良く観察して頂くと、凍害を受けているのは、目地近辺ではありませんか?
 それならば、原因はコーキングです。
 もともと本当の寒冷地仕様ではないサイデイングを使用したのも問題ですが、直接的な
 原因はコーキングにあります。
 (それが解っているから、「凍害」は保証外、なのです。)

前置きが長くなりましたが、以上の事が、私が想像する現状の姿です。
現状が、解れば、対策も立てられると思います。

1)コーキング目地を丁寧に
 最も重要なのは「コーキング」です。
 最近の住宅ではコーキングの10年保証がなされています。これが出来るか否か、検討する
 必要があります。
 10年保証が出来るなら、その方が良い、と思います。

 また、保証云々の前に、窯業系サイデイングの小口処理をきっちりと業者にやらせる
 必要があります。(長期の優秀な塗装をしても、その後で切断するので、切断面は無防備)
 
 外壁の塗装性能はそれ程高性能である必要は無く、理想は、コーキングの寿命とサイクルが
 合う事が必要です。
 (コーキングも外壁塗装も外部足場が必要となり、非常に多大な費用を要しますが、
 それを同時に行えば、多少なりとも、経済的である。)

誤解の内容に申し添えますが、寒冷地仕様のサイデイングを使用しなけれなならない
地域ではないので、それを持って業者を責めることは出来ません。


 


 
 
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