電子書籍の厳選無料作品が豊富!

次の問題の解答をお願いします。

半径aの球に密度p(一定)の電荷が分布している。この球の電場と電荷を求めよ。ただし無限遠での電位を零とする。

A 回答 (2件)

電磁気学はマックスウェルの方程式4式で書き表せます。


電荷と電界を関係づける式は、その中の下記です。ただし、Dはベクトル
div D =ρ
球の中心からある場所までの距離をrとすると、上記式の体積積分を取り、
∫∫∫div D dV=∫∫∫ρdV
ここで、rについて、2種類に分ける。即ち、a>=rとa<rである。(a<=rでもよい)
a<rの時
∫∫∫div D dV=∫∫∫ρdV
∫∫D・n dS=∫∫∫ρdV
ここで、∫∫∫ρdV は半径aまではρでそれ以上は0だから
∫∫∫ρdV =(ρ4πa^3)/3 <-これが電荷。一方右辺は
D∫∫ dSとなり、∫∫dSは球の表面積なので、D4πr^2となる。ここではDはDの大きさとした。ゆえに
D4πr^2=(ρ4πa^3)/3となる。整理すると (ここで、Dのベクトル方向をr方向に取るのが望ましい)
D=(ρa^3)/(3r^2)
ここで、D=εEより (真空中ならεをε0と読み替えてください)
E=(ρa^3)/(3εr^2)
電位は、V=-∫Edrで計算(電位は必要なさそうなので、ここまで)

a>=rのとき
∫∫D・n dS=∫∫∫ρdV
∫∫∫ρdV=(ρ4πr^3)/3 <-これが電界に効く電荷。外の電荷は効かない。一方右辺は
D∫∫ dSとなり、∫∫dSは半径rの球の表面積なので、4πr^2となる。ゆえに、合わせて
D4πr^2=(ρ4πr^3)/3
D=ρr/3
ここで、D=εEより (真空中ならεをε0と読み替えてください)
E=ρr/3ε

ここまでの電位を出すなら、V=-∫Edrとし、無限遠からrまでを積分する。その時、無限遠r=aまでは、r>aの時のEを用い、r=aからrまでは、a>rの時のEを用いる。
電界の概略を図に示す。
「物理の問題」の回答画像2
    • good
    • 0

電場Er


 0<r≦a
 ∫Er・dS = (1/ε0)・∫ρdV    ・・・(ガウスの法則)
 4πr^2・Er = (1/ε0)・(4/3)πr^3・ρ
 Er = ρr/(3ε0)

 a < r
 ∫Er・dS = (1/ε0)・∫ρdV    ・・・(ガウスの法則)
 4πr^2・Er = (1/ε0)・(4/3)πa^3・ρ
 Er = ρ/(3ε0)・(a^3/r^2)


電荷Q = (4/3)πa^3・ρ

求めるのは、電場だよね。電位(差)じゃないよね。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!