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以下の図のような連窓FIXの時、
方立ての見付け・見込み寸法はどのような計算をして
決めるのでしょうか?

また計算にて決めた方立て寸法は、
全ての方立てに適用されるのでしょうか?
2~3本おきに厚みがある方立てで、
間の方立ては細くてもよい…など。

分かる方いらしたらお願いします。

「連窓FIXについて(スチール鋼製建具)」の質問画像

A 回答 (1件)

外装材として考えるなら、一般的な荷重は風と地震ということになります。



質問者様のお立場がわかりませんが、ごく大雑把な考え方を以下に示します。
特殊な条件がある場合はそれも含めて検討します。

風を例にとれば、まず、設計風圧を設定します。
告示による風圧か、学会基準によるもの(100年または200年再現)などが一般的だと思います。
これに、建物の形状を加味した各部位ごとの風圧を求めることで、対象となるサッシュに働く風圧を設定します。
サッシュがこの風圧を受けた際に、各方立を支持材とする場合は、受け持ち面積はそれぞれほぼ1スパン分となり、方立の断面寸法での許容荷重以下かつサッシュ全体での許容たわみ量以下となる方立強度が必要となります。(たいていはたわみ量で決まると思います。)
地震に対してもほぼ同様で、想定する慣性力を受けた時に破損・脱落が生じないように検討します。

上の検討は主に方立材の断面寸法決定の主要因となりますが、特に、見つけ寸法に関しては、建物の変形によりサッシュが面内変形を起こした際のガラスの破損・脱落防止から最少寸法が決まる可能性が高いです。
サッシュの変形に対して、ガラスのかかり代、クリアランス等を確保しておく必要があり、これにサッシュ部材の厚さと誤差を加えたものが見つけ寸法の最小値となってきます。

当然のことながら、方立の支持点数が多いほど断面寸法は小さくてすみます。
(図の左端の寸法に「CH=」とありますので、上下2点支持でしょうか…)

言うまでもありませんが、ガラスの厚さについても同様の検討が必要となります。また、足元までのガラスの場合は、「開口部の安全設計指針」(国交省)の対象となる場合があります。


>2~3本おきに厚みがある方立てで、
>間の方立ては細くてもよい
考え方としてはあり得ると思いますが、その際には支持材となる方立に外力が有効に伝達できるようになっている必要があります。
例えば、各方立で支持する場合に比して、無目材の強度が高くなるなどの可能性が高いと考えられます。


蛇足ですが、サッシュHが大きそうなので、サッシュの熱伸びの吸収方法や発音防止などについても検討しておいたほうが良さそうに思われます。(設置条件が不明なのでよくわかりませんが…)
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