ボコ・ハラム、国はナイジェリアですか、コレがサッパリ解りませんので教えてください。
多勢の女学生を拉致して売り飛ばしたり、町や村に出没しては大量の人々を殺戮したり、残虐非道の限りを続けているようですが、それも重武装の重武器をふんだんに使って…。
このボコ・ハラムという組織ですが、何故どうして、強力な重武器を持っているのですか?持ち続けられるのですか?どこから、どのようにして、割と最新の重武器を手に入れているのですか?買っているのですか?そうなら資金はどのようにして調達し得ているのですか?それともタダで貰っているのですか?それならタダでボコ・ハラムに重武器を差し上げているのはどこの誰ですか?そしてタダにするメリットというか目的・理由は何ですか?……等々、ちょっとだけでも考えれば考えるほど、全くさっぱり解らなくなります。
教えてくださいませんか?どうなっているのですか?
A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
今アフリカで最も派手に、最も残虐に、暴力活動を行なっているのがボコハラムだと言われています。
国連はかれらを既に重大なテロリスト組織に指定しました。ナイジェリアだけでなく、周辺諸国もボコハラムに蹂躙されていますが、国家主権の問題があるため欧米諸国は直接関与することができず、できることはボコハラムに対抗する体制をそれら被害者諸国が共同で作っていくことを指導し支援するだけなのです。そして、それは実際に進められています。大勢の女生徒を拉致したので一躍有名になりましたが、かれらの本質はナイジェリアから分離独立して純粋のイスラム原理主義的国家を作ることを看板に掲げて反政府武力闘争を行なっている集団なのです。
もともとは、西洋教育を拒否し、イスラム教育だけを人民に与えるよう要求する勢力が始めた宗教運動であり、穏健な人物が指導者になって運動を行なっていたのですが、その指導者が死去し、それに代ってリーダーの座に着いた者が過激な行動を開始したわけです。
そして武力闘争を目指したためにアルカイダの一翼となり、武装は最初アルカイダから支援を受けたようです。かれらはナイジェリア北部を拠点にしており、周辺諸国の国境を侵して自由に出入りし、殺人や強奪を繰り返しています。数週間前に、隣国の工事現場が襲われて爆薬がごっそり奪われる事件があり、その犯人はボコハラムだと見られていますが、犯行宣言はありません。
テロリスト組織の資金源は、ありとあらゆる悪事です。強盗・強奪・海賊・麻薬非合法薬物の製造流通販売・不法移住者の世話・人身売買・営利誘拐、その他金になることを選り好みしません。かれらが行なったその種の資金集めのための犯罪に、かれらは名乗りをあげませんから、資金源がわかりにくいことは確かです。他にも、産業界からのブラックマネーも流れ込んでいきます。宗教界からの金も入ります。政治の世界では、暴力集団戦闘集団を飼っておくことは力の対決に裏付けを与えることですから、政界からの金も入ってきているはずです。そういう金で武器商人と取引すれば、重火器で武装することなど簡単にできます。
現代社会というのは、通信と輸送交通が画期的な進歩を遂げていますので、全然無関係な場所で活動している犯罪集団や暴力集団が水面下に手を握っていたというようなことはざらです。
ですので、まずボコハラムの掲げている看板を理解すること。そのためのテロ活動ですから、かれらがある村の住民を大量虐殺したとき、その理由が何であったのかというのはある程度想像がつくと思います。女生徒の大量拉致についても、その動機は想像できるでしょう。西洋教育を受けている者を見せしめの標的にしたことだけでなく、そういう無法を行なったかれらを現政権がどうすることもできないでいることを世の中にアピールして、ナイジェリア政府にボディブローを与えているのです。
最後に、ボコハラムの行動を見てイスラムは云々という論評をするひとが多いのですが、ボコハラムに虐殺されている大勢のひとびとの大部分もイスラム教徒であることをお忘れなく。
No.4
- 回答日時:
ボコ・ハラムだけが特別ではないと思いますよ。
世の中には「混沌」(カオス)を望む人々がいるのです。
かたや、貧しくて戦争の中でしか生きられない人々。
心の表面では「こんな、殺すか殺されるかの生活から早く抜け出したい」と思いながら、実際に傭兵生活から抜け出したら、「やっぱり戦争の緊張感の中の方が落ち着く」 と気が付いて戦争の中に逆戻りする人々。
長年、金充を持って食べてきたのですから、急に平和な生活に順応しようとしても 「オレは戦う以外に特技がない。給料ががくんと下がるぐらいなら、傭兵の方が良い」 という人がいても不思議ではありません。特に、少年の頃から兵士として育てられてきた人はね。急にネクタイをしめて「街の中で働け」とか言われても、自分を変えるのが難しいでしょう。
イデオロギー的な大義もあると思いますよ。本気で原理主義を守りたいとか。でも、ああした連中に、「イデオロギーはどうでも良い。金さえ高ければ、明日は敵側に付く」 という連中がいるとも聞きます。つまり「手呂のプロ」「他の道では生きられない」「戦争状態・混沌が長引いてくれた方が自分たちの存在理由が確かめられる」ということです。
かたや、最も豊かな国の中にも 「混沌」(カオス)を望む人々がいます。この日本にも。
「自分たちが滅びない程度に」世界中あちこちで紛争があった方が金儲けができる、と考えている金持ちがいます。スリーダイ○モンドの上層部とかね。
一番悪いのはロックで始まりFなんとかで終わる一族と、ロート○ル○という一族(英語名○○子供)ですよ。大事なことを決定する大企業の多くにこれらの資本が流れており、○国でのカオスが続くように工作しているのです。ロックなんとかの大きな悪口を言ったら本気で社会的に封殺されます。
ブキをただであげるというのは考えにくいのでたいてい何かと交換条件でしょうね。でもブキ家からすれば、A勢力と反A勢力の両方にブキを買ってもらえば、消耗品の大量消費だから うはうは でしょうね。ブキ家は自分の家の中は汚さず。
タダにするメリットの話ですが、ごく一部の客はそうしたタダにありつけると思います。例えば「チクッと刺す」という名前のアメリカのブキがあったのですが、これが空を飛ぶ航空機をバンバン落とした結果として、大きな宣伝となりました。で、今や敵も味方もこの「チクッと刺す」をアメリカから買っているし、いらなくなった分は闇へと横流しされているのです。
横流しがナイジェリアに流れ着いても不思議はないでしょう。市の承認と呼ばれる悪魔なやつらのせいですよ。
そういう人間がアメリカにもフランスにもイギリスにも日本にもいるのが恐ろしいです。
要は金と生き甲斐というか生き様というか…、ですか、それにしても、それにしてもの事をし過ぎてしまっているような…、度を超し過ぎているような…、やっぱり何者なんですかねぇ、このボコハラムらって…、さっぱり理解不能です。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
ボコ・ハラムは"西洋の教育は罪"と言う意味との事です。
(Wikipedia他)未開かも知れませんが、多くの集落で多数の部族が多種類の植物を混栽する等して自給自足の生活を営んでいた状態でした。
西洋から奴隷貿易等で痛めつけられていましたが、第二次大戦後独立して平和な国が出来る筈でした。
しかし政府の汚職や部族間の対立軍事クーデター等で中々安定した政府は続かなかったようです。
中央政府は西洋の企業等と組んで土地の開発権を売り渡したりして、住民は追い立てられた上輸出用の植物栽培の労働者として働かされたりしています。
また豊富な石油等の鉱山が開発されたりしていますが、その多くは外国の石油企業等と組んで腐敗した政権を肥やすだけで住民は荒れた土地に追い払われて困窮状態にされてる場合が多くなってきています。
教育を受けた中央政府等の者が自分達の生活を悪くする方に加担している、教育を受けても何にもならないとしてテロ活動に走ったりするのです。
それをテロリストを弾圧せよとの強圧的な方針で臨んでも、政権の腐敗や環境の悪化等の肥沃な土壌があり住民の中央政府に対する反発がある状態では状況の悪化や堂々巡り等で容易には解決しないようです。
詳しくは次のサイト等を参照下さい。
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/22289
2014/03/21 「企業」による資源収奪が続くアフリカへ進出する、安倍政権の思惑
~世界トップクラスのアフリカ研究者・舩田クラーセンさやか氏に岩上安身がインタビュー
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/744.html
サハラ地域におけるイスラーム急進派の活動と資源紛争の研究
[日本国際問題研究所]
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/index.html
アフリカ日本協議会
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps201406 …
プレスリリース
「プロサバンナにノー! 全国キャンペーン」
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/african_ …
アフリカの食料安全保障を考える
ご回答ありがとうございました。
何百人の女生徒を拉致して売り飛ばす、村落を襲って住民を殺戮する、これらの実行為との整合性が、どうもやっぱりよく解りません…。
No.2
- 回答日時:
素人的な意見で出やすいのは、
(1)麻薬密売などの犯罪で得たブラックマネー。他には密輸や誘拐の身代金や、殺人依頼の報酬など
(2)反政府の立場の企業からのダークマネー
(3)過激派を支援する、過激な信者からの献金
アフリカには資源が多く、政治さえしっかりとしていれば裕福になれるばずなのです。しかし、第二次大戦前の欧米列強国の植民地になっていて、全てを奪われてしまったのです。日本は朝鮮や台湾で、普通教育を広め、インフラを整備し、産業を興しました。しかしアフリカの植民地は全てを奪われただけで、中途半端な民主化だけが残ってしまいました。選挙によって代表を決める制度が作られたのですが、気に入らない場合は武力に訴えて、政府を転覆させるような発想しか育たなかったのです。
つまり、民衆が教育によって民主化に目覚めることを、政治家が望んでいないのです。(2)が幅を利かす土壌がある限りは、このような悲劇は繰り返されるでしょう。
即ち、ボコハラムの連中というのはマトモな教育を受けていないアホな奴ら、ということで、そのアホ達を利用して操っているズル賢い奴らが居る、ということですか。
なるほど、ありがとうございました。
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