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次の資料に基づいて、連結財務諸表の作成に必要な修正仕訳を行いなさい。なお、商品売買は毎期、現価に40%の利益が加算されている。(決算年1回 12月31日)

1、P社 P/L 売上原価 500,000 売上高700,000S社P/L売上原価120,000売上高156,000

2、P社(平成X1年1月1日にS社株式を80%取得)の期末資産には、S社より仕入た49,000円のうち14,000円が含まれている。

3、P社の期首棚卸資産のうち、S社から仕入れたものが10,500円含まれている。

答え
1、期首棚卸資産に含まれる未実現利益の調整
(利益剰余金期首残高)3,000(売上原価)3,000
(少数株主損益)600(利益剰余金期首残高)600

(棚卸資産)3,000(売上原価)3,000
(少数株主損益)600(少数株主持分)600
この仕訳は理解できるのですが、なぜ、(棚卸資産) (少数株主持分)が(利益剰余金期首残高)になるのでしょうか?
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

こんにちは。



>なぜ、(棚卸資産) (少数株主持分)が(利益剰余金期首残高)になるのでしょうか?//

答えの仕訳を、
(1)期首棚卸資産に含まれる未実現利益の控除

(2)当該期首棚卸資産が販売(実現)されることにより、(1)で控除された未実現利益の計上
に分けて考えましょう。仕訳を形式的にではなく構造を見ながら捉えると理解が早まります。

(1)期首棚卸資産に含まれる未実現利益の控除
利益剰余金期首残高  3,000/期首棚卸資産     3,000
少数株主持分期首残高  600/利益剰余金期首残高   600

(2)当該期首棚卸資産の期中実現
期首棚卸資産     3,000/売上原価       3,000
少数株主損益      600/少数株主持分当期変動額 600

これらの合算が答えになっている訳です。未実現利益控除の段階で減額した期首棚卸資産と少数株主持分が、期中の実現仕訳で復活して計上されるために相殺されてしまい、結果として、「(棚卸資産) (少数株主持分)が(利益剰余金期首残高)になる」様に見えるのです。


ところで、仕訳でも示した通り、少数株主持分勘定は、(1)では期首残高であり、(2)では当期変動額です。B/S少数株主持分の金額を答えさせる問題ではなく、株主資本等変動計算書を答えさせる問題の場合には、(1)と(2)の少数株主持分は集計・記載場所が異なりますので、注意が必要です。
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