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sus4(サスフォー)コードについて、詳しく教えていただけませんでしょうか?
sus4コードは、メジャーやマイナーコードの3度(または短3度)の音を4度にしたコードと言うことは分かったのですが、セブンスを加えた「7sus4」はあるのに、メジャーセブンスを加えた「M7sus4」と言うのもあまり見かけません。と言うか、「M7sus4」コードってあるんでしょうか? あまり見かけないのは何故なのでしょうか?
「7sus4」が一般的で、「M7sus4」があまり見かけないのは何故なのでしょうか?

A 回答 (2件)

こんちは。



そもそもsus4とは,「4度の音を係留している」という意味で,質問者様が理解している通り,和音の構成音だけ見れば3度の音を4度に置き換えたものです。

じゃ,なんで4度の音を係留するかというと,ちょっとじらしながらもったいぶっているわけです。
わかりやすくハ長調で話をしますね。
C Dm7 G7 C というコード進行(カデンツ2)があったとして,普通に聞くとG7が響いたとたんに,「あっ,次にCが来て一区切りつくぞ!」って想像できるわけです。でも,あんまり見え見えなので,ちょっとじらして,さらに一区切り感を強めようと,G7のシの音を遅らせて登場させるわけです。つまりDm7のドの音をそのままG7の途中までひっぱって(係留),それからシの音にするわけです。
これを,コード進行で書くと    
C Dm7 G7sus4 G7 C となります

おおむね,和音は3度の音が性格を決定するので,係留音でじらすときは4度の音が多いので,コードネームの中に定番として存在しているわけです。
したがって,あらゆるコードに,sus4のくっついたコードはあり得るのですが,終止感を決定づけるドミナント7(ハ長調の場合はG7のこと)ほどはインパクトがないので,あまり使うことがないわけです。

いっぽう,ドミナント7のsus4の響きは,独特の聞きなれた響きなものだから,ドミナント7に解決することなくそのまま単独で使われたりもします。

ちなみに,クラシックの作曲法(和声学)を学び始めると,かなり初期段階で IーIVーI2ーV7-Iというカデンツを学びます。
コードネームで書きなおすと
C F ConG G7 C ですが,このConGの和音は,Gsus4の5度の音(レ)もついでにsus6にしちゃったとも考えられます。

余談ですが,
実は,クラシックの音楽だけでなく,民族音楽やジャズ・ポピュラー音楽などでも,簡単なコードネームだけでは表現できない音楽は多く存在します。無理して表現するととても複雑なコードネームの表記になったりします。そんな時は,クラシックやジャズ和声などの視点で理解するほうが簡単なことがあります。
あるいは,印象的な和音だけど理論が見つからないときは,特別な音として「〇〇の響き」という感じで名前付けて自分の音楽語彙に取り込めばいいだけです。

あれれ,横道にそれてしまいましたが,答えになってたかしら?

ということで,頑張ってね。
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最近のポップスなんかでは、普通に、M7sus4というコードも使いますけどね。

とくに、避けられてるとは思いません。
そもそも、M7というコード自体の使用頻度は、普通のセブンスよりもずっと低いので(M7というのはかなり癖が強いコードなので)、sus4つきのコードの頻度もM7sus4が低いのは当然でしょう。

というか、通常、7sus4とM7sus4とでは機能が違うので互いに置き換えることはできないわけで、比べても仕方がないと思う。

7sus4というコードは、普通は、機能としては7th(ドミナント)そのものだけど、素のセブンスだとあまりにドミナント臭さが強すぎるので、ちょっと音をずらしてドミナント臭さを弱める、という使い方が多いと思います。

それに対して、M7sus4は機能としてはトニックなわけで、sus4本来の繋留和音として使う、あるいは単純に10thのテンションとして使う(3rdをomitしないで)、などか。

敢えて言えば、M7sus4は、sus4とM7の音が三全音になってしまって、半音上のセブンス別の響きを感じてしまうっていうのもあるかな。たとえば、CM7sus4は、前後のコード進行によっては、D♭7(♯11)、に感じてしまう場合もありえるか。
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