プロが教えるわが家の防犯対策術!

蚊やアブが虫よけ剤ディートに近寄らないのはどうしてなのでしょうか。
ディートは殺虫剤ではないので、虫が身の危険を感じているとも思え
ません。何かフェロモンに関係しているのでしょうか。虫よけのメカニ
ズムを知りたいのですが、本やネットなどには載っていませんでした。
どなたか詳しい方、お教えください。

A 回答 (2件)

 お考えの通り、蚊やアブは身の危険を感じません。

実はディートに限らず、危険を感じる能力に欠如しているのです。光に引き寄せられる性質の為、夜間に火に引き寄せられ、焼け死んでしまうこともあります。

 ではなぜディートにより、蚊やアブが近寄らなくなるかですが、近寄るのを防ぐというのではないのは確かなようです。どう試しても、ディートから蚊が逃げるということはありません。そのため、蚊やアブが持っている動物を感知し、その方向を判断する神経系統を混乱させると考えられています(機序はあまり解明されていない)。

 蚊の場合ですと、二酸化炭素がよく知られています。人間(などの動物)の呼気に含まれています。研究などのために蚊を捕獲するときは、二酸化炭素の固体であるドライアイスがよく利用されます。他に、体温や皮膚上の物質(乳酸等)にも蚊は反応して、その源(つまり人間)に向かうようです。

 蚊が二酸化炭素とともにディートも感知すると、二酸化炭素の刺激で興奮するはずの神経が興奮しないか、二酸化炭素の方向を判断する神経が混乱するようです。もしかすると、どちらも起こっているのかもしれません。つまりディートがあると、蚊は人間がいないと思うか、いると感じても方向が分からないかどちらかの効果、もしかすると、両方の効果があるらしいのです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳しく説明いただき、ありがとうございました。

お礼日時:2014/07/23 16:29

殺虫剤と違って、害がある動物(虫とかも)を近寄せない物質を「忌避剤」(きひざい)と言います。



これは、動物・虫の種類によって違いがあって、人間でも苦手なニオイ(またはなにか危険や恐怖を連想するニオイ)があるように、来て欲しくない虫だけが嫌うニオイ(化学物質)があるというのを利用します。

おそらくは、その虫の天敵に関連するような成分とか、その虫が群れ全体に警告を発するときのフェロモンのようなものに類似したものを使っているのでしょう。

単純に、ペパーミントが群生しているだけでも、虫が来なくなったりしますから、天然のハーブの精油のほうが一番良い効果を産むのかもしれませんが。

忌避剤 - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%BF%8C%E9%81 …
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/07/23 16:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!