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神戸学院大学現代社会学部が2014年4月に新設され今年、そこの現代社会学科を受験しようと考えています。 そこで、新設された学部の2年目は入りやすい(倍率、偏差値共に下がる)と他サイトの質問を拝見していて回答にそう書いてあったのですがそれは本当なのでしょうか?本当ならば理由が知りたいです。
加えて、今年(2015)の神戸学院大学現代社会学部現代社会学科の倍率と偏差値も教えて頂けると嬉しいです。なければ去年のでお願いします。算出方法はどの模試でも結構です。

A 回答 (1件)

元塾講師です。



 一般論として、2年目の新設学部が入りやすい理由を書きます。
 まず、その「入りやすい」は1年目との比較であり、簡単に入れるわけではないということです。倍率が100倍から90倍になったとすると10倍も減少していますが、実際は90人に一人しか合格しません。上の例は極端ですが、こういうことです。特に1年目は、受験生にとってものすごい期待が膨らむようで受験生が殺到します。特に「今ある大学・学部にピンとこない」ような人がいっぱい来るわけです。
 

 では翌年以降に高倍率が下がる理由はというと、その超高倍率から敬遠した人、内部事情を知ってガッカリした人が出てくるからです。
 初年度は前年度の倍率が分かりません。そのため「一応出してみる」という本来ワンランク下の人たちが「もしかしたら受かるかも」という淡い期待を込めて出しますが、2年目はその難易度にびっくりして尻尾を巻いて逃げるようになりますし、学力があっても倍率が高くてはちょっとしたミスで不合格になるので、その新設大学よりワンランク高い大学を志望している受験生も(滑り止めにはならないので)受験を控えます。
 
 また、近年(ちょっと前まで)の新設学部は基本、メインキャンパスかそこより田舎に作られていました。立地は入学前はもちろん受験前にも分かっていることですが、そのマイナス要因に目をつむるのですが、いざ入学してみて数カ月もたつと(当初の熱気は冷めて)、「なんでこんなところを選んだんだろう」と後悔し始めます。近年ではこうした事情はネット(SNS)にすぐ出てきますし、それを受験しようとする人にも伝わり、「思ったよりいいところではない」となり、以前より志望者が減少していきます。
 また、数年もたつと最初の入学者が就職活動に入りますが、その時も、超大企業は新設学部を好まない傾向があり同じ大学の学生より苦戦する場合があります。企業としては変な人間を入れる失敗を非常に恐れ、その学部の卒業生がどのような人材かわかる卒業後5年後位から評価が定着していきます(つまり設立から9年後程度後)。そうなるとその間は「就職しにくい学部」という当初にはないイメージがついてしまうこともあります。現に慶應のSFCは、設立当初は東大を凌ぐ人気(?)でしたが、就職に関してはそこまでではなく超大企業へのうけはそこまでではありません(といっても人気大学学部ですし、ベンチャーからはものすごい人気のようです)。

 ちなみに、入試偏差値は「やったあとにしか分からない」ものであり、事前算出は不可能です。予備校が出しているものは「昨年度(+それ以前)の統計から来年度の予想」であり、やってみないと分かりませんし、新設学部は昨年度以前のデータがないですから正しいものは出せません。ただ、新設学部の多くは「その大学の他の学部の偏差値付近」であり、その学部がある他の大学ではどうなっているかなどを使って予想します。2年目は昨年度の数字を基にどれだけ下がるか(上がるか)を予想して算出します。大手予備校であれば模試の志望者増減などから推定します。

 ただ、偏差値が50程度の大学・学部であることから、偏差値・難易度などを考えるのは有意義ではありません。その時間があるなら参考書で勉強した方がはるかに合格に近付きます。基礎的な単語帳を完璧にすれば英単語は完璧ですし、他の参考書も「基礎・入門」がついたもので十二分です。今からでも十分間に合うので勉強してください。
頑張ってください。
ご参考までに
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