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人工中絶についての質問です。
中絶の賛否ではなく、法律的な回答をお願い致します。

胎児は限られた権利(相続など)はあるようですが、
法律上は人でないので、中絶しても問題(殺人にならない)ないのだと思いますが、
なぜ「法律」は胎児を人と認めないというスタンスを取っているのでしょうか?

レイプによる中絶であれば、議論の余地があると思うのですが、大方の中絶は
親の勝手な都合。子供を産むことで、経済的困窮や生活に支障をきたすので中絶したいというのは、
誠に勝手な親の都合だと思います。そもそも子供が生まれて、生活に支障をきたす事を理解していながら、子どもを作る行為をした事が問題です。例えば、中絶を違法化すれば、多くの胎児の命を救うことができると思います。また、仮にそういった胎児が生まれてきた後に育児放棄にあったとしても、児童養護施設で引き取ってもらい、その費用を親に負担させることも考えられます。これには多大なコストもかかるかもしれませんが、それでも1つの命を救えると思います。

しかし、実際は法律は胎児を人とみなしません。胎児の命よりも、中絶を行う親の人権を尊重しているように感じます。

ここまでは私の感情的な意見なのですが、「法律」は何を目的として胎児に人権を認めず、現在のようなスタンスを取っているのか教えて下さい。よろしくお願いいたします

A 回答 (5件)

>なぜ「法律」は胎児を人と認めないというスタンスを取っているのでしょうか?



そんなことはないですよ。
胎児でも、損害賠償請求できますし(民法721条)、
相続人ですし(同法886条)、
更に、遺言によって胎児に財産を贈ることができます。(同法965条)
このように胎児の人権はあります。
ただし、死産の場合は、最初から人権はなかったことになるだけです。
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”なぜ「法律」は胎児を人と認めないというスタンスを取っているのでしょうか?”


    ↑
胎児というのは、出発は、点みたいな物です。
母体の一部がわずかに変化すした程度のモノに
過ぎません。
これを、普通の人間と同じに扱う、というのが
感情的に受け入れられないからです。

胎児というと、殆ど人間と同じ格好をしたモノを
思い浮かべるので、胎児と人間を区分けすることに
対して奇異な感じを持つのです。

母体の細胞のわずかな変化も胎児であり、それを
独立した人間と同じに扱う訳にはいかない、という
考えが根底にあります。


”法律上は人でないので、中絶しても問題(殺人にならない)ないのだと思いますが”
     ↑
殺人にはなりませんが、堕胎罪という犯罪になりますよ。


”なぜ「法律」は胎児を人と認めないというスタンスを取っているのでしょうか?”
       ↑
1,前述したように、胎児は母体の一部にすぎず、
 独立した生命体ではない、という考えがあります。

2,殺人と処断したのでは問題があり過ぎる、という
 判断もあります。
 現実の社会において、望まぬ妊娠というのがあまりに
 多く、これを総て殺人として処断するのは問題だ、
 という政策的判断があります。
 しかも、堕胎の行為者の多くは女性で、同情すべき
 場合が多い。
 妊娠させた男は不問、というのは方手落ち。
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ちょっと論点がややこしいので、まずこの点だけ。

民法886条1項にて、

(相続に関する胎児の権利能力)
第八百八十六条  胎児は、相続については、既に生まれたものとみなす。
2  前項の規定は、胎児が死体で生まれたときは、適用しない。

とあるので、中絶というのはこの権利能力を左右する、という面もあるのです。

民法 - e-gov
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M29/M29HO089.html

まあ、ES細胞などの世界のように、胎児になりうる受精卵を壊してしまう行為を制限・禁止しようという動き(これは iPS細胞によって受精卵以外からでも自分のDNAをもつ組織が作れるようになったが)もあるので、法律としても現在賛否ひしめきあっているとして、現時点での未確定部としてこの場では論じるのを避けようと思います。

受精卵 胚 破壊 研究 - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%8F%97%E7%B2 …

そうなると、先の民法の相続のところだけが現行法としての懸念で残るのです。
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このような問題は、どこかで線引きをしなければなりません。


しかも、誰もが理解できる線でなければなりません。

胎児に人権を認めるとなると、
どの時点で認めるのでしょうか?
受精したら「人」ですか?
例えば、妊娠5週目からならば、
妊娠4週間と6日と23時間59分59秒は、人ではないですか?

誰もがはっきりとわかるのは、
母体から体の一部でも露出した段階です。
法律上は、その時点で「人」とみなしています。
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言われてみれば 確かに そうだが 法律上では 1個体が一つの命として考えます



つまり 母体に居る間は母親の内蔵と同等という考えです
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