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いくつか疑問点があります。

1.北方領土は、日本固有の領土です。と政府広告にもありますが、
サンフランシスコ講和(平和)条約で千島列島を放棄しているのに、
なぜ、北方領土(4島)を返還を求めているのでしょうか?

そもそも放棄したとはいえ、この条約に当時のソ連が著名していないからというのなら、
千島列島を全て返還要求すべきではないですか?
国際法上、千島列島はすべて日本の領土になるはずです。

また、南樺太についても同様ではないでしょうか。
樺太はそもそも国際法上ではどの国の領土になっているのでしょうか?
南樺太に日本人が住んでいたことは史実ですが、樺太全土ではなかったですよね。
日本で売られている多くの地図では、空白になっておりどこの国にも属さないという取扱になっていますよね。

2.前後、日本の領土を戦勝国で分割統治する案があったはずですが、
日本全土にアメリカ兵がいたことは当たり前ですが、実際は、アメリカが沖縄を統治したのみですよね。他の国が手を出さなかった理由はなんでしょうか?

3.朝鮮の独立を認めたわけですが、沖縄は琉球として独立を認める的な話は無かったのでしょうか?理由としては、小さな島であるので制圧や取扱が容易で独立しているため、朝鮮半島に基地を置くより安全だったというアメリカの都合だとは想像が付きますが。


やはり、サンフランシスコ講和(平和)条約はアメリカとだけ交わした条約なので、
その他の戦勝国からの要求はさまざまで、高度経済成長などの日本の成長や最先端技術などを
羨む、妬む気持ちから今日に至っても、所謂敗戦国虐めが続いているということなのでしょうか。

敗戦国だから仕方が無いというような意見は、○国は大国だから少々の不正や横暴は仕方が無いというアジアの大国の論理でしょうけど、敗戦国だからというのか理由なら、もう一度ガラガラポンすれば?という意見の人もいます。

果たして解決の道すじはたつのでしょうか。

ということで領土の質問です。
歴史の生き証人の方、詳しい方のお話をお聞きしたいと思います。

A 回答 (5件)

 生き証人ではおこがましいのですが色々と見聞したことをお伝えできるかと。



1.何年のことか正確な記憶ではないのですが多分、1970年代ころ「北方領土」
 返還要求の政府論拠に北方4島は「千島列島」ではなく「北海道」島の一部
だから放棄していないと突然に言い始めた記憶があります。ご指摘の通り、筋と
しては「千島列島」すべては日本領土だから返還をというのが正論だと思います。
僕は元、社会科教員なのですが中学校教科書に必ずでてくる明治時代の領土問題
が単元としてあり、「樺太千島交換条約」で樺太全島がロシア領、千島全島が日本領
ととりきめました。それまでは混住状態であったのを解消します。国際慣習では
武力で奪った物でない取り決めは承認されるわけで、立派にそのケースです。
 問題の核心はサンフランシスコ条約での周辺諸島の放棄。取り決めに日本政府は
同意したのだから、日本政府は公式には返還要求をしない。沖縄でさえ日本政府が
積極的だったことは日米で密約を交わした佐藤栄作首相の晩年だけ。
国土地理院監修の地図は政府の意向が反映されますので昔は
「ソ連領」だった樺太が南半分を空白地にするのがいつのまにか
通例になりました。その内、樺太全島が空白地になることでしょう。
 再度申しあげると「北方4島」は北海道の一部だから放棄していない
これが政府の論拠です。

2.四カ国による分割統治案が具体的にありました。これに反対した
のはアメリカですが当時の日本政府にどれほどの発言権があったのかは
わかりません。北海道がソ連の「領土」になることに危機感をもったはず。
当然ソ連は米軍単独占領に猛反発しますが対日理事会の数の差におしきられ
ます。

3.朝鮮は元々他国ですから独立は当然。民族一丸の願いでした。それに
対して琉球(沖縄)は確かに一時期は独立の王国でしたが元々は日本民族。
不幸な歴史から今でも「琉球独立論」はありますが県民全体の世論ではない。

 ちなみにサンフランシスコ条約はアメリカとの条約ではありません。
日本と戦争状態にあった連合国80カ国との条約です。ソ連など社会主義国
と一部の中立国は除いてですが

 日本は敗戦国として不利益に甘んじてきたのではありません。アメリカに
従属する事でより大きな利益を得る戦略を選んだのです。もちろんアメリカの
強大な圧力があってこそです。滑稽な時代でもあります。日本に米国産の小麦や
脱脂粉乳が入ってきますが、牛乳なんて飲んだことがない僕には脱脂粉乳のまずさ
なんてわからずましてや米国では豚の餌とも知りません。悪評の給食も僕には
十分美味しかった。東大教授の新説(?)が新聞に「日本は米飯だから馬鹿だった。
小麦を食べれば賢くなる」なんて馬鹿げた珍説を。御用学者はいつの時代も
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1.


日ソ共同宣言で、「ソビエト連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利益を考慮して、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する」と明文化されています。
「返すよ」といってるので、「早く返せ」と要求しているのです。ロシア側の言い分は、「返すけど、いつ返すとは書いてない。まあ、そのうち返すよ」ということです。
柔道家で実は親日的な我らがプーチン閣下におかれましては、日本側に「最終的解決をするために交渉をしよう」と呼びかけています。しかしただ黙って返してくれるほどいかな親日派プーチン閣下も甘いお方ではなく、やっぱり水面下で交換条件は必要です。シベリアと北海道の間に天然ガスパイプラインを引きたいとプーチン閣下は願っておられるようですが、なぜか日本側は応じようとしません。おそらく、そんなことをしたら少なくとも北海道は原発が要らなくなってしまうのでね。

2.
世界地図レベルで見れば、日本は東の端っこ(外国では大西洋が中心で太平洋で切られている地図が一般的です)でしかも小さい島です。「こーんな世界の果てみたいなところの、ちっこい島なんぞ。なんか出るの?温泉しか出ないの?風呂入る習慣ないから要らないよ」ってなもんですよ。
ソ連は不凍港確保で興味はあったかと思いますが、イギリスはなんもメリットないし、中国(国民党政府)は共産党との中国国内の戦いがあるから「海外の植民地」なんてかまけてる場合じゃないし、アメリカ国内でも「なにもソ連に不凍港を与えてやる必要もない。太平洋の安全保障に関わるだろ」という反対論もありましたからね。そしてその判断は賢明だったと思います。ソ連は千島列島を通らないと太平洋に出られませんでしたからね。津軽海峡が使えるとなったら、全然話は違いますからね。

3.
まあいろんな話はあるでしょうが、そもそも占領前から日本領として問題なく統治されていましたし、沖縄人の間による独立運動やそれに伴う武力闘争(簡単にいうとテロ活動ですね)がなかったというのもあると思います。


>その他の戦勝国からの要求はさまざまで

なんかありましたっけ。中国があれこれ言い出してるのは、ここ10年ばかりの日中関係が冷え切ってるからでしょ。40年前に日中が国交回復したときは、パンダをプレゼントされたんですぜ。上野動物園の飼育担当者は園長に呼ばれて、「パンダは国賓だから、絶対に死なすな」と厳命されたそうです。ランランが死んだときゃ、追悼ソングが売られたくらいですからね。
フランスやイギリスから何か要求されてますかね。概ね、日英、日仏関係は良好だと思います。フランスなんか、シラク元大統領なんか合計45回も来日したんですって・笑。

>もう一度ガラガラポンすれば?

第三次世界大戦ですか?そりゃ、勘弁してください。
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1 北方4島は、放棄した千島列島に含まれていないという主張です。


2 アメリカが隣国であるからでしょう。
3 アメリカ統治下で、日本に復帰を希望する動きはありました。日本の支配下にはいった時期が明治初期と早かったのが、日本を祖国と認識する下地となっていたのではないかと思います。
  朝鮮に基地を置くより沖縄に置くほうが安全だったというよりは、沖縄は沖縄戦で終戦前からアメリカが占領していたのに対し、朝鮮は連合軍の管轄下であったという単純な違いでしょう。

解決のためには、予断や偏見に基づいて議論するのではなく、当時の政治情勢を正確に把握し、事実関係を整理して臨むことでしょう。政治家や評論家、作家の考えではなく、まずは歴史研究の成果を待つことです。
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1北方領土は千島列島ではなく北海道に付属すると言う解釈ではないでしょうか?


ソ連に千島列島の支配権を認める特別な条約は無いと思いますが、とはいえ放棄した部分まで日本に返すべきとなる根拠も見当たらないでしょう。

なんにしろ樺太も千島列島も国際的には現状ロシアの領有が認められています。

2アメリカに対抗する国力も戦功も他の戦勝国になかったのと、日本の統治などしている余裕がなかったからでしょう。

3沖縄に独立を認めるとなるとアメリカにとってはアメリカの傀儡政権を作らなくてはいけません。
それに相応しい組織・人材が琉球に無い以上、琉球を独立させるというのは技術的に極めて難しいでしょう。

またもし琉球を独立させると、現実的にはアメリカがコスト負担をして沖縄の施政・開発と安全保障を担わないといけません。
沖縄はまさに東西冷戦の境界の一つですのでこれを西側陣営にとどめおくには多大なコストが必要になるでしょう。それよりは日本の領土として返還し日本にあらゆる経費を負担させたほうがはるかにアメリカにとってコストが低くなります。

>高度経済成長などの日本の成長や最先端技術などを
羨む、妬む気持ちから今日に至っても、所謂敗戦国虐めが続いているということなのでしょうか。

全然違います、日本が羨望の対象か侮蔑の対象かなど関係ありません。弱い者からむしり取る、力が全て、合従連衡、これが国際社会です。日本が弱いからなんでも奪おうとする、それだけです。

>もう一度ガラガラポンすれば?
そのためには戦勝国より強い武力が必要です。何事も力です。それなくして解決の道などありません。
もし領土問題に戦争や武力による威圧によらない解決などあるなら、それは領土よりさらに価値の高いものがありそれにより両国の利益が一致した場合のみです。
力関係によりなにごとも決まり、また弱いものも必死に抵抗してたのが人類の歴史です。これは変えようもありませんし、その中で少しでも力を蓄え、あるいは合従連衡し生きていくのが国家の姿なんです。
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そもそも、事実認識が間違っています。



1.サンフランシスコ講和条約第二章第二条(c)において、日本が放棄した千島列島に南千島(択捉島、国後島)を含むかどうかに解釈上の争いがあるためです。少なくとも、歯舞・色丹に解釈の余地は無く、ロシアによる実効支配の根拠はありません。これは、2島返還論にも影響するので、原文に沿った部分のみ論じます。

日本国との平和条約 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC% …

北方領土問題 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%96%B9% …

中野文庫 - 対日講和条約 日本国との平和条約 (サンフランシスコ講和条約)
http://www.geocities.jp/nakanolib/joyaku/js27-5. …

2.アメリカ以外、領土に接していない、領海の拡大というメリットはアメリカが格段に多い、という理由でしょう。

3.その前に、奄美諸島も米国占領下だったことをお忘れです。クリスマスプレゼントだ、と沖縄を残して奄美だけ返還されているという屈辱を忘れて、彼の地の方々に対して論じていただきたくない。

本土復帰 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%9C%9F% …
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この回答へのお礼

知らないのならば、教えてあげれば良いし、
忘れているのならば、思い出させてあげれば良いのです。

問題はあなただけのものではありません。
日本国家と日本国民のものです。

お礼日時:2014/08/23 15:42

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