激凹みから立ち直る方法

日朝の国交正常化を急ぐことが
日本の国益になるんでしょうか。

A 回答 (6件)

そもそも国交正常化というのは、名前こそ講和条約、平和条約、基本条約等々、色々ありますが、講和条約を締結することでしょう。



つまり戦争状態を終結し、すべて和解するということであり、締結時点での領土問題や賠償問題はすでに決まったこととすることです。

だいたい日朝間に和解できる問題なんてあるんでしょうか。今のままで正常化なんてしたら、拉致被害者問題も終結したことになりますよ。

大体、朝鮮戦争はまだ継続中で、日本だけが国交正常化なんかしたら、単独講和を抜け駆けしたことになります。朝鮮国連軍参戦国との関係悪化は避けられません。

ちなみにあまり知られていませんが、日本政府は昭和26年に吉田アチソン交換公文により、朝鮮国連軍との地位協定を締結しており、未だに座間基地に朝鮮国連軍司令部を設置する便宜供与をしているのです。

もちろん一方の参戦国に便宜供与をするということは、中立条約において中立国義務違反ですから、北朝鮮からは日本は立派な敵国です。

もし正常化したなら、強制的に座間基地にある朝鮮国連軍司令部を追い出す義務が生じます。それに日米安全保障条約により米軍に基地を提供していることも、北朝鮮からすれば敵対行為ですので、少なくとも日本の領土を使用させることは出来なくなります。

つまり国益にならないどころか、初めから出来ない相談だということです。
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この回答へのお礼

>>つまり国益にならないどころか、初めから出来ない相談だということです。

現状では
不可能ということが
よくわかりました。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/28 00:19

日朝国交正常交渉がある種のエサであるように、拉致問題を進展させる手段であることは事実です。


わたしは、本当に政府が国交正常化を目指しているのか?正常化できるのか?は疑問です。エサ的な要素は十分あると思います。もちろん政府は「これはエサである」とは言いませんが。
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この回答へのお礼

>>エサ的な要素は十分あると思います。

金正日が拉致を認めて
頭を下げたくらいですから
これ以上ないエサだったはずです。
そのエサだけで押し通した方が
交渉をしていく上で
優位に立てていたと思います。
人道支援という
新しいエサを用意したことで
北朝鮮にとって
拉致被害者の利用価値を
高めてしまった感が否めません。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/28 06:05

急ぐ事は国益とならないでしょう。



皆無とはいいませんが、むしろデメリットの方が大きいはずです。
国交正常化を結んだ中国との関係が如実にそれを示しています。


朝鮮が中国をモデルとする経済開放を行うのを前提とし、以下。

1:双方の政治家や官僚に新たな既得権益の発生
2:日本がODAなど巨額の援助(でも貰った国民はその事実を知らず)
3:北朝鮮がその金で毎年2ケタ台の軍事力拡大、装備の近代化
4:インターネットの普及でますます広がる反日思想
5:日本全体的には貿易赤字となるが、新たなビジネスチャンスを得る企業も(ちなみに、現在中国に対しては一時的に貿易黒字)
6:知的財産権を理解するのに半世紀以上
7:竹島や尖閣諸島のように、適当な島を勝手に自国領と宣言、占領
8:とてつもない数の凶悪犯罪者が入り込み、警察の検挙率が暴落する反面、警備会社の株が暴騰

特に凶悪犯罪者の問題は現在においても深刻です。
増えることはあっても減ることは決してありません。捕まっても収監所はパラダイス。
労働の義務なし、テレビあり、一日中自由時間。新たな犯罪ネットワーク構成所ですよこれは。


小泉が国交正常化を急ぐのは自分の任期中にそれを実現し、田中角栄のように歴史に名を残したい野望があるからでしょう。その為には国民の犠牲はやむなし、と。

郵政民営化は任期中もしくは永遠に無理ですし、高支持率記録はいつか誰かに抜かれますからね。
彼にとって拉致被害者問題は、ただ面倒事なんでしょう。

余談ですが、韓国が北朝鮮内に柔和政策を推進するのは、台湾を2つに割った事情と同じ、中国への流通路の確保で、つまり北朝鮮内を通る中国への陸路の確保の為ではないでしょうか。敵対政策から一変した時期が中国の経済成長が著しくなりつつある時期と重なる気がします。
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この回答へのお礼

>>皆無とはいいませんが、むしろデメリットの方が大きいはずです。
>>国交正常化を結んだ中国との関係が如実にそれを示しています。

デメリットの
オンパレードですね。
国交正常化が実現すると
日本の国力が弱まりかねません。

>>歴史に名を残したい野望があるからでしょう。

個人的な野望のために
国益を顧みないようなことだけは
ないようお願いしたいです。

>>彼にとって拉致被害者問題は、ただ面倒事なんでしょう。

特定失踪者のことは
ほとんど触れないのは
そのせいでしょうか。

>>つまり北朝鮮内を通る中国への陸路の確保の為ではないでしょうか。

興味深いご見解です。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/28 05:38

長期的に見れば、


 A.安全保障上のリスクが減る。
 B.中国に代わる生産拠点の確保。(北朝鮮の教育水準は割と高い)
 C.新たな投資先の開拓。
などのメリットが考えられます。

細部を詰めればいろいろと問題はあるのでしょうが(金正日
体制下で、どこまで日本に協力的な姿勢を示すか)、
国益にならないとは断言できません。

また北朝鮮問題が片付くことで、本腰を入れて中国問題に
取り組むことができます。
北朝鮮問題がなければ、外交面で中国に配慮を示す必然性
が薄れるからです。

ただ急いでそれをやる必要があるかというと難しいところで、
少なくとも拉致問題がある程度進展しないと国民世論の賛同
が得られないでしょうし、核問題が解決しないとアメリカ
の賛同が得られないでしょう。

今は拉致された人の調査について北朝鮮にボールがあります
ので、その結果をみながら、じっくりと腰を据えて対応すれば
よいかと思います。
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この回答へのお礼

>>国益にならないとは断言できません。

国益になるとも
断言できないわけですね。

>>少なくとも拉致問題がある程度進展しないと国民世論の賛同
>>が得られないでしょうし、核問題が解決しないと

国交正常化は
拉致問題の解決と
核の放棄が実現してから
と思っている人が多いようです。
沢山の資金が流入することになるので
当然かも知れませんが。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/27 18:39

経済的に急いで正常化する理由は何もありません。


北朝鮮から日本が得るものなど皆無ですから。

むしろ、利益を得るというより、国際社会から離れて勝手なことをし放題の北朝鮮と、
先進国の中でもっとも北朝鮮に近い日本が国交を開くことによって、
北朝鮮を国際社会に引き戻そうというのが趣旨でしょう。

そうしておけば、核兵器を持って脅してみたり、不審船などで領域侵犯したり拉致したりということがなくなるということだと思います。

但し、非常に困窮した経済環境にある北朝鮮は、頭を下げてでも支援を受けなければいけない状態であり、
何も日本の側から急いで国交を開かなければいけない状況ではありません。

拉致問題という重要問題を抱えながら、頭を低く下げてまで国交正常化に走る今の政府は、一種異様ではあります。
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この回答へのお礼

>>北朝鮮から日本が得るものなど皆無ですから。

そうなんですか。

>>北朝鮮を国際社会に引き戻そうというのが趣旨でしょう。

それはありそうですね。

>>何も日本の側から急いで国交を開かなければいけない状況ではありません。
>>頭を低く下げてまで国交正常化に走る今の政府は、一種異様ではあります。

小泉氏が総理であるうちに
自分の手で国交正常化したいために
ことを急いでいるのなら
説明がつきますね。
でもそれが急ぐ理由だったら
拉致問題が曖昧に処理されそうで
心配です。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/27 13:22

そもそも拉致問題がなければ、日本は北朝鮮との国交なんて必要ないんじゃないかと私は考えています。



しかし、いつでも連絡を取り合える状況にしたいとなると国交が必要になります。
何年か前に、金正日の息子と思われる人が偽造パスポートで日本に来た事件がありましたが、そのときも国交がないためにどうすることも出来ず、ただ国外に出すしかありませんでした。

今回小泉総理は、敵対関係を友好関係に変えるため…
と言う様なことを言って出かけて行きましたが、拉致問題を解決するためには国交正常化しなくてはならないと思います。
国交正常化が国益につながるのはむしろ北朝鮮のほうだと思います。
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この回答へのお礼

>>そのときも国交がないためにどうすることも出来ず、

厳密な取調べが可能だったのに
当時の外務大臣が弱腰だったから
すぐに帰したと理解してますが。
違うんでしょうか。

>>拉致問題を解決するためには国交正常化しなくてはならないと思います。

拉致問題が解決してから
国交正常化すると理解してますが。
違うんでしょうか。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/27 13:05

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